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書籍から学ぶ:1

こんにちは、yuyaです。

今回は、書籍『子供の不登校・引きこもり解決の教科書』から学んでいきます。

著者紹介

著者は今野陽悦(こんのようえつ)さん。

ご自身もかつては不登校や引きこもりに悩み、現在では3500名を超えるカウンセリングをされている方です。

他にもマーケティングコンサルタント、オンラインコミュニティの運営、モデル、プロダクション経営、投資家など、多方面で活躍されています。

著者の今野氏いわく、

・私が苦しんできた経験

・両親との「闘い」、そして「和解」の経験

・のちに両親から聞いた、当時の「親としての想い」

それらを共有する形で、本書を書かれたそうです。


徹底した保護者への寄り添い

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まずこの本を開いて書かれているのが、保護者への語りかけです。

子供の不登校を自分のせいだと、

自分のしつけ方・育て方が間違っていたと自責の念に駆られてはいないか。

そのような観点から始まります。

「お子さんを、今のような状態にしたくて対応してきたわけではない」

確かにその通りです。

ですが、不登校のこどもを持つ親は、自分自身を責めてしまうことが多いのです。

というよりも、他に責めるものがないのかもしれません。

これまでの対応を励ましつつ、「正しい頑張り方」があると、本書では語られています。

そしてその、「正しい頑張り方」さえあれば、保護者自身の人生や夫婦間の問題も解決してしまうというのです。

不登校のみならず、家庭の、自分の問題まで解決してしまうは、いったいどういうことなのでしょう。


思考の位置付け

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今野氏は語りかけます。

「親」の立場を中心に、不登校について考えてはいないか?

そして、こう続けます。

・不登校になってしまった原因は、親だけでなく、子供自身にもある

なかなか言えるワードではありませんね。

言葉に責任感を感じます。

なぜなら、親御さんに向かっていきなり「こどもに原因がある」などとはとても言えないからです。

だからこそ、3500人のカウンセリングを通してきたからこその知見なのだと感じます。

そして続けます。

こどもの立場になって考えることが出来なければ、それはこどもを無視しているのと同じである

と言うのです。

確かに私は、こどもに対し腫れ物を触るように考えているのかもしれません。

平たく言えば、深いところまで切り込むことを恐れ、逃げているのかもしれません。

実際に面と向かって言わないにせよ、このような考えを持ってこどもの立場に立つことは、

偏った考えから脱却する良い方法かもしれません。

話は今野氏の学生時代へと、時間が遡っていきます。

つづく


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