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サイエンス×テクノロジー=エンジニアリング

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科学とは「事物の本質を表す体系的な知」であり、技術とは「特定の場面で応用される実践的な知」である。すなわち工学および工業とは「人々にとって有用な構造物や発動機関の設計・組立・運用… もっと読む
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2022年9月の記事一覧

50年前の産業用ロボットの論文の指摘が心に染みる。

50年前の産業用ロボットの論文の指摘が心に染みる。

先日、何気なく目を通していたウェブニュース。

この記事は記事で、特に無料登録してから読める2ページ目以降が面白かったのですが、その中に以下のような文章がありました。

ここでは、将来の倉庫や物流像を考えた上で、企業として何を差別化要素として設定するかをよく考えなさい、という指摘の文脈で産業用ロボットに関する論文が引用されていました。日本ロボット工業会がロボット産業の出発点となったとして「ロボット

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産業界からみた学会の価値というか意義向上に対して想ったこと

産業界からみた学会の価値というか意義向上に対して想ったこと

今週は、日本ロボット学会の創立40年記念行事シンポジウムで発表したり、パネルディスカッションをさせて頂く機会を頂きました。
個人的には、東大安田講堂で話すという貴重な体験でした。

シンポジウムのテーマは「2050年に向けて日本ロボット学会の進むべき道」。とても難しいテーマで、後から振り返ってみても、2050年という視点で発言できたかは、全く以てわかりませんが、自分用のメモとしても、何を言いたかっ

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バブル崩壊が注目されるNFTは、バブルを超えて一般に定着する道を見つけられるか

バブル崩壊が注目されるNFTは、バブルを超えて一般に定着する道を見つけられるか

2021年頃から大きな注目を集めるようになった「NFT」ですが、ここ最近はイーサリアムなどの暗号資産の値下がりの影響もあり、すっかり熱狂が落ち着いたように見えます。

特に直近で業界では、世界最大手のNFTの取引場所であるOpenSeaの取引高がピーク時から99%減少しているというニュースが、NFTのバブル崩壊の象徴として注目されました。

なお、この報道に対しては、比較対象として5月の異様に取引

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九州大学が世界に先駆けて生物標本の3Dモデルをオンライン公開!(誰でも見れるところが凄い!)

九州大学が世界に先駆けて生物標本の3Dモデルをオンライン公開!(誰でも見れるところが凄い!)

(上記のカブトムシの画像は、本編の3D画像ではありません。直接サイトに入って、現物の3D画像を是非見て下さい。感動ものです。)

昨日(2022.9.4)の日経新聞 朝刊で特に注目したのが、「魚や虫の3Dデジタル標本」に関する記事でした。

九州大学が世界に先駆けて、凄いことやってくれました。

実際の公開ページのリンクも紹介します。

1.魚や虫、3Dデジタル標本 九大、1400点超をオンライン

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