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不都合な感情や欲望にも置きどころを

社会的に不都合な感情や欲望を抱く事より、それを無かった事にする、というのが一番恐ろしいと感じる。

カウンセラーの友人が「ネガティブ感情そのものではなくてそれを隠そうとする事が闇」と言っていたけど、本当にその通りで。

不都合な感情や欲望に置きどころをつくらなかったらどこにしわ寄せが行くかわからない。

そのためには、ありのままで居る、ふさわしい場所に居る、それを受け入れる、というのが、本当に大事な事なのだと思う。

それは、必要以上に物に恵まれた生活をするよりも、
起きるべきトラブルを起こさず
事実にフタをして上辺ばかりきれいに生きて行くよりも、
ずっとずっと重要な事だ。

たとえば、
アルコール依存症で亡くなった父を思う時、
あの人がもしも、
家族も持たず、ドヤ街とかでその日雇いのきつい肉体労働をして、
そして今の生活から抜け出すという発想もモチベーションもなく、
ただ一日の最後に痛飲してイヤな事を忘れる、みたいな生活をしていたら、
もっと良いルートで生きて行けたのではないかな、と思う。

だって、
家族を持って手堅い勤めをして小ぎれいな家に住んでいても、
彼個人はそのような在りようであり続けたのだから。

だったら、
誰が見てもわかりやすく、
生まれ持った性質そのまんまの生活をしていたほうが、
彼自身も自分の理解をしやすかったし、
周囲に理解もされやすかったし、
その生活が限界を迎えた時にしかるべき筋に見つけられて、
必要ならば適切な支援にもつながったかも知れない。

そうすると私が生まれないじゃん、
などというのはまた別軸の話であって、
彼個人の最適解だけを考えれば、
おそらくそうだと思う。

これは彼の人生の否定でもなければ、
私の存在否定でもない。
むしろそのような思考実験の材料にする事で、
過去というのは、より有意義なものになって行く。

私は色々なかたちで対話・交流イベントをやって来たのだが、
そういう事も正直に吐露できるのが良い対話の場だと思う。
そう思って今、対話の場を用意している。
https://jibunlife.jimdofree.com/

オンラインもオフラインも開催予定。

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