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NIPPONまちの履歴書⑧【道具街】

このnoteでは、『月刊不動産流通』の過去の記事を紹介しています。

★「NIPPONまちの履歴書」

今回は、「NIPPONまちの履歴書」
編集者のお仕事をされる傍ら、各地の風景をスケッチされている村上 健さんの連載です。(制作協力:(株)エディターシップ)

月刊不動産流通2019年8月号より、
コックさん、板さん御用達 東京都/台東区・かっぱ橋道具街
を掲載します。

★コックさん、板さん御用達 
東京都/台東区・かっぱ橋道具街

観光客で年中ごった返す浅草雷門から西へ7~8分歩くと、ユニークな商店街が現れます。巨大な業務用のやかんや鍋、数えきれない種類の包丁、色とりどりのノレンや提灯、店舗用のイスやテーブルetc。飲食店で使われる業務用品を取り扱う店ばかり立ち並ぶ「かっぱ橋道具街」です。

800mほどの通りと周辺に、食プロ御用達の店約170店舗がズラリ。業務用とはいえ小売店のため、包丁やろう細工の食品サンプルなど、モノづくり日本ならではの土産を探す外国人観光客の姿も目立ちます。

商店街の起源は大正初期。現在はメインストリートになっている場所にかつては堀があり、両岸に数件の古道具商が店を開いたのが始まりだとか。「かっぱ橋」の名は、堀に架かっていた「合羽橋」に由来します。

その後菓子道具の店が次第に増え、空襲で全焼したモノの、戦後は日本一の道具街へと成長して今に至ります。

玩具の蔵前。人形の浅草橋。衣料品の馬喰町。周辺にいろんな問屋街もあって、下町散歩にオススメ。


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