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最高のチームの暴走

僕もアラフォーの仲間入りを果たして
過去をいろいろ思い出すことがある。


その中で最高のチームと言い切れる
期間がある。


それは24歳ぐらいの時
引越会社に勤めていた時代だ。


当時僕は引越しの見積もり営業と
引越し作業の両方を
半分半分やっていた。


当時大体
営業or引越し作業の
どっちかしかしないという人種が多い中
僕は会社にこき使われる
貴重な存在であった。


しかし


存在は貴重でありながら
実力は可もなく不可もなくといった
平凡な存在で
後輩からもそこまで慕われることもなく
文句も言われない存在であった。

ある時
会社には禁止されていたのだが
社員やバイトを含め
ほぼ全員で店を貸し切って飲み会をした。

その会社では社員同士の飲み会は
次の日の業務に支障をきたす可能性があるため
禁止されていたのだが
リーダー的な存在の人が
音頭を取って飲み会を開催したのだ。

もしチクれば
その人に報酬が入ったのだが
そんなことをする奴は一人もいなかった。

あの時の男の団結力というか
男しか出せない結束力というか
後にも先にも
あんなに楽しく
充実した時はなかったと
今でも思い出せる。


そんなこんなで
飲み会が40人規模で始まった。


すると途中から何やら
力自慢同士が腕相撲が始まった。


引越し屋のトップ同士の
腕相撲など僕が参戦したら
2秒で腕が粉砕されるレベルである。


レディーゴー!!!!

2秒で机が壊れそうな
ブルブル感になり
こんな最強のパワーの奴らと
一緒に仕事できていると思うと
本当に誇らしかったのを覚えている。

しばらくして今度は
なにやらボクシングのグローブが
遭わられた。


今度は腹の殴り合いらしい。
ものすごいボディーブローに


「ウウぇエエエエエー」

居酒屋で吐かないでくれ。

本当にそう思った。

しかし本当に楽しなと
思っていたその時である。

後輩が僕の耳元で

「つよけんさん、S川のビールにM野さんのションベン入ってます」

と衝撃の告白をして来た。


僕は思いっきり後ろを振り返った。
なにやらそのテーブルでは
人生のいい話が行われていたのか
S川は大きく頷きながら
ションベン入りのビールを
M野のいい話を聴きながら
ゴクゴクいっている。

僕はとてつもなく
ビールとションベンの比率が気になっていた。


S川は相当酔っているのか
そもそもションベンの味など
気にもしていないようだ。

そもそも誰も
ションベンの味など
わからないのではないか?
僕はそう思った。


そんなとてつもない
イカれた野郎ばかりだったけど
それでも最高の奴らだった
と今でもそう思える。

最高のチームは
長く続くことはない。


時間は非情で
輝く瞬間は一瞬である。


ションベン入のビールは
黄金色に輝いていた。


僕は信じている。
入っていたのはS川だけのビールだと。

僕のには絶対に入っていなかったと
今でも信じている。

この思い出は
永遠に輝き続ける。





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