侵略される僕のクローゼット

現在僕のクローゼットでは
服が気持ちよさそうに
呼吸している。

以前にも書いたのだが
一時期服を大量に
買っていた頃があった。

黒スキニーを履いた
感動そのままに
シンプルで大人っぽい
服を次から次へと
手に入れていった。

もう三十半ばにも
かかわらずである。

今思うとかなり
気持ち悪い光景である。

そんな僕なのだが
ミニマリストとなるものに出会い
思考が一変した。

ギュウギュウに詰まった
息苦しそうに見える服達を見て
全てを大事にすることはできないことを
知った。

まず色から絞った。
モノトーンとカーキを残し
他は全部ゴミ箱へと
お別れを告げた。

その後着倒した
どうみても踊る大捜査線
織田裕二にしかならないモッズコートと
その他カーキの服を
ゴミ箱へとスライドした。

するとどうだろう
服が呼吸できるスペースができ
服が喜んでいるように感じた。

僕は服のシワが嫌いだ。

今日この服を着たいのに
いつもシワが入っている
だから着ないの無限ループから
開放されたのだ。

隙間がある。スペースがある。
とても最高の気分になった。

しかし

その僕の心を優雅にしてくれるスペースは
また天敵の驚異により
無残にも侵食された。

それは何故か。

家族の服が瞬く間に
やってきたのだ。

息子のダウン
娘のもふもふベストや
あろうことか
嫁の外出時のブルゾンなども
私のクローゼットにやってきている。

当たり前かのように
家族はそこから
各自の服を満面の笑みで
取り出している

私のクローゼットが
リビングの横にあり
とてつもなく都合のいい場所に
あることが消滅の理由だ。

僕にできることは
さらなる自服の厳選である。
それしか方法はない。

僕の服達の犠牲は増えたが
家族の幸福度は上がった。

よって僕の幸福度も上がった。

僕の服よ。許してくれ。

#人間関係 #クソダサい #超真面目 #日記 #楽しい #仕事 #悩み #思考 #幸福 #くだらない #笑顔 #日常 #プラモデルおばけ #進撃のガラスクラッシャー #名言 　 #運気 #クスクス #くだらない哲学 #楽しい家族 #おもしろい #学び #毎日投稿 #育児 #夢 #笑い #読書 #アウトプット #どうでもいい #どうでもいい話