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食のこと

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2021年7月の記事一覧

やっぱりおかしい 料理人のネクタイ

やっぱりおかしい 料理人のネクタイ

以前の日記にフレンチシェフの腕組み写真について書きました。私にとってはあまり印象のよくないポーズなので気になっていたのです。しかし、こんなことよりももっと疑問なことがありました。和食の調理人の方、それも関西出身の日本料理の板前さんの姿なのです。

特に、れっきとした料理屋で修行をされた方は、ワイシャツにネクタイ、その上に白衣を羽織っていることが多いようです。私は根っからの関西人で、ずっと昔からこの

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レストランのミネラルウォーターに課金するということ

レストランのミネラルウォーターに課金するということ

先日行った某バルで、ドリンクのモア・オーダーを断ったら、「最後にお水をお持ちしましょうか?」と聞いてきました。
なかなか気の利いたサービスだと思ったら、「当店はガス入りのミネラルになりますが… 」ときました。
その後に「普通のお水がいいですか?」と確認してきたので、もちろん普通のお水にしましたよ。

ようするに、ガス入りのミネラルです、ということは有料のお水ですということだからです。
このことを知

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レストランのお皿のこと

レストランのお皿のこと

先日、神戸の某レストランの投稿でお皿の話がありました。
かつては、洋食の世界ではお皿は丸いものと決まってました。

40年前、神戸ポートピアホテルに「アランシャペル」がオープン。
そのときの10角形のお皿がとても斬新で、当時としては画期的なことだったように覚えてます。

いまや角皿は当たり前、和洋折衷の料理ではなく完全なフレンチのコースでも和食器を使うなども平気になりました。
また、コースの中でも

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手食がいよいよ立ち位置を獲得!?

手食がいよいよ立ち位置を獲得!?

手づかみはいかが~?♪

ダンシング・クラブという、シーフードを中心とするレストランがブレイク中だそうです。
現在のところ東京は新宿と大阪梅田のグランフロント、福岡の三店舗での展開です。
(クラブは、倶楽部ではなく蟹のクラブ)

ルイジアナ発祥のお店で、沿岸部にあるこの州の地理的特性を生かしたシーフード料理が売り。
さらに、テーブルにぶちまけられた(こう表現するしかありません)料理を、すべて手づか

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若い世代の家庭には急須がない

若い世代の家庭には急須がない

新茶も旬を過ぎましたが…
いつ飲んでも美味しい日本茶、緑茶ですが、やはり新茶の季節は心がときめきますよね。

最近ではペット・ボトルやティー・バッグが広まり、お茶の文化がさらに若い世代にまで浸透しているかのようです。
ところが、このペット・ボトルやティー・バッグが普及したことにより、お茶を淹れるための必須な道具、急須がない家庭が増えているというのです。

ティー・バッグもペット・ボトルも大変便利で

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すき焼き 牛肉と糸こんにゃく

すき焼き 牛肉と糸こんにゃく

すき焼き 美味しいですね~ ♪

みんな大好きなすき焼き
ところで、すき焼きのお鍋に牛肉と糸こんにゃくを一緒に入れてはいけないという説があります。

いつのころからか流布され始め、今では多くの人が知るところ。
しかし、これがとんでもないガセネタだったということ。
今朝のモーニングショーでやってました。

覆したのは、それもこんにゃく協会そのもの。
こんな根も葉もない噂を流布されていては堪らないとい

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グルタミン酸ナトリウム

グルタミン酸ナトリウム

この7月は、味の素が特許を得た月だそうです。(1907年)
正確にいうと、「グルタミン酸を主要成分とする調味料製造法」に関する特許とのこと。

これにより、現在の「味の素」の前身の小さな会社が翌々年、1909年にこの調味料を発売します。
以後爆発的に普及し、一般家庭はもとより業務用にと幅広い活躍をし現在に至ってます。

特許が切れてからは同種の科学調味料が他社からも発売されます。
しかし、味の素の

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紹興酒に対する誤解

紹興酒に対する誤解

先日某所で、甕の紹興酒を前にして数人が歓談してました。

「紹興酒って、燗して氷砂糖入れて飲むやんろ~?」
「そうやんな、それが美味しいらしいでぇ~ 」

正直驚きました。
紹興酒に対して、未だにそんな程度の認識しか浸透してないことにです。

燗して氷砂糖って、それは日中国交回復の時代に間違って流布された日本独特の飲み方です。
そんな飲み方するのは、30年前に終わってますよ~ (泣)

ましてせっ

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牛丼 いくら食べても大丈夫~

牛丼 いくら食べても大丈夫~

健康に悪いとのイメージが先行している牛丼やその他のファストフード。

決してそんなことありませんとの研究結果をこのほど吉野家が発表しました。
昨年の4月~10月の期間に続けられたこの研究、悪い結果が出ても必ず公表するとの約束で始まったそうです。

サンプル数が男女合わせて24人というのが適正なのか、また信頼するに値する数なのかはさておいて、実験途中でドロップアウトする人はいなかったとのこと。

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ミスタードーナツの誤算

ミスタードーナツの誤算

先日、どのサイトであったかは失念したのですが、ミスタードーナツの店舗展開に誤算があったという分析をしてました。

このところコンビニでもレベルの高いドーナツが売られるようになり、専門店であるはずのミスタードーナツが苦戦しているというのです。

そのサイトでは、店舗の構造に問題があるとしてました。
つまり、ミスタードーナツはコンビニとは異なり、各店舗でドーナツを製造しているにもかかわらず、顧客にその

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ステムのないワイングラス

ステムのないワイングラス

ステム(脚)のないワイン・グラスが、静かにその立ち位置を獲得してきているようです。

リーデルからも、O(オー)シリーズとして出てますね。
実際、大きなパーティなどでの使い勝手からすれば、ステムのあるグラスは非常に不安定で粗相の原因になります。

始まりは、和食の食卓にも違和感のないスタイル・デザインということでリーデルから発表されました。
和にも違和感のないというコンセプトがあまりよく理解できま

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日本酒こぼれ話

日本酒こぼれ話

昨日は、この三重県のお酒でまったりと過ごしました。
このような地酒をごく普通に買い求めることができるようになり、ほんとうに便利な世の中になりました。

これには、現在の発達した流通のシステムが寄与するところも大きいでしょうが、なんといっても1970年代の後半に起きた日本酒業界の変革があります。

いまでこそ聞き慣れた「吟醸酒」や「純米酒」という言葉も、そのころから認知され始めました。
それまでは、

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女性フレアバーテンダー

女性フレアバーテンダー

先日のヤフーに、「話題の動画」として女性2名が活躍するフレア・バーが紹介されてました。
女性のフレア・バーテンダーで大阪のバーというと、心斎橋の某バーだと思うのですが。

フレア・バーテンディング、あれですよ、トム・クルーズ主演の映画「カクテル」で一気に人気に火がついたあれ。
ボトルやシェイカーなどを振りまわしてカクテルを作りだすエンターティメントです。

正統派のバーテンダーからは邪道視されたり

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糖質ダイエットの危険性

糖質ダイエットの危険性

糖質ダイエット、えらい人気だそうです。
つまり炭水化物を取らないというダイエット法ですね。

いろんな手法が喧伝されてますが、極端なものは100%一切糖質を取らないというものがあります。
そして、そのサイトにはダイエットに成功した人の武勇伝?がアップされてます。

ここにきて、そのダイエット法は危険だとする説が浮上してきました。
キーワードで検索するとかなりのサイトがでます。

そもそも炭水化物は

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