俺の予想を超えてゆけ
2023年12月9日(土)朝の6:00になりました。
昨日の教え方で今日教えれば、子どもの明日を奪う。
どうも、高倉大希です。
すばらしい書き手は、読み手の疑問を見事に先まわりします。
ちょうど疑問に思ったことが、つぎのページで述べられます。
さらにすばらしい書き手は、その疑問自体を意図的に生み出します。
読み手に疑問を抱かせて、その疑問を自ら解消するのです。
ここまでくると、感心をとおり越してなんだか悔しくなってきます。
そんな悔しい思いまでもが、見透かされている気がしてきます。
書くことは、教育とすこし似ています。
相手の反応を、徹底的に予想します。
こう働きかければ、子どもたちはこんなことを考えるだろう。
そんな予想をくり返しながら、学びの場をつくるわけです。
経験を積めば積むほど、予想の範囲内に結果をとどめられるようになります。
つねに先まわりしながら、動けるようになるわけです。
ただし、教育の中でもっともおもしろい瞬間は、予想の範囲内で結果が出ることではありません。
もっともおもしろいのは、子どもたちがこちらの予想をはるかに超えていく瞬間です。
最低限、ここまでは到達させよう。
あわよくば、ここまでいってくれればいいな。
そんな大人の予想を、見事に超えていく瞬間がときどきやってくるのです。
そんな瞬間を目にすると、悔しさをとおり越してなんだか嬉しくなってきます。
よい読み手は、書き手の予想を超えてゆきます。
よい学び手は、教え手の予想を超えてゆきます。
お前の予想を超えてゆく。
そんな読み手であり、学び手でありたいなと思います。
俺の予想を超えてゆけ。
そんな書き手であり、教え手でありたいなと思います。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。