言葉の奥にどれだけの思考があるか
2023年11月10日(金)朝の6:00になりました。
これがボクシングならありえねえ、言葉のウェイトに差がありすぎる。
どうも、高倉大希です。
思考を言葉に、変換します。
言葉を思考に、変換します。
こうしてわたしたちは、コミュニケーションをとっています。
残念ながら、テレパシーをつかうことはできません。
語り手には、いかに思考を忠実に表現するかが求められます。
受け手には、いかに言葉を忠実に解読するかが求められます。
どこまでいっても、言葉と思考がぴったりと重なることはありません。
言葉はあくまでも、思考が表出したものです。
よく見る氷山のイラストとおなじです。
海上に見えている氷山の一角が、思考における言葉です。
海中には、一体どれだけ大きな氷塊が沈んでいるのか。
氷山の一角から、想像するしかありません。
話していておもしろいのはやはり、海中の氷塊が大きな人です。
その言葉に至るまでの思考が、海上から想像できるような人です。
中には、カモフラージュがとても上手な人もいます。
本当はめちゃくちゃ考えているのに、まるで考えていないかのように話します。
それはそれで、魅力的に映ります。
どれだけカモフラージュしようとも、思考は言葉に反映されます。
30秒で描いた絵の価格を、100万ドルに設定した。
パブロ・ピカソの有名なエピソードのひとつです。
「たった30秒で描いた絵なのに?」と驚く相手に、ピカソはこう答えました。
「30年と30秒ですよ」
ふだん用いる言葉にも、きっとおなじことが言えるのだろうなと思います。
これまでの思考のすべてが、用いられる言葉には反映されているのです。
サポートしたあなたには幸せが訪れます。