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病気のこと

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経過記録。 うつとか、摂食とか。。。
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病気でも幸せに生きていい

病気でも幸せに生きていい

🫖さんに言われた。
「翠の食事の話からは不健康になった!ってアピールを感じる」「痩せたのを褒めて欲しい、不健康になっている私を心配して欲しいという翠の欲求を感じる」と。

心当たりはあった。そもそも摂食になったきっかけは、自分は病人なんだと、アピール、自覚するためだった。摂食にならなくても、うつ病なんだから、もとから病人なわけだけど、私は自分のことをうつ病だと認めていなかったし、心のどこかで「う

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妹が羨ましい

妹が羨ましい

私には2つ年下の妹がいる。
今、中学3年生で春から高校生になる。
少し前に受験が終わり、無事第1志望に合格した。
合格発表の日、妹から合格したと報告のLINEが来た。私は、素直に嬉しかった。朝10時から夜6時まで図書館に篭って勉強していた妹を知っていたから、第1志望に合格して欲しかった。
でも、正直なところ、悔しくて羨ましくて、私には無いものを妹はすべて持っているようにも見えた。実際にはそんなこと

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時間という薬

時間という薬

中学2年の夏頃、ちょうど体調に異変を感じ始めたくらいの時期に、日記を書き始めた。
最初は体調の異変を経過記録のような感じで書いていて、慣れてきたら自分の感情を好きなように、好きなだけ書いていた。

たまに、その頃の日記を読み返したりもするのだが、我ながらよく頑張っていたなぁ、と思う。夏頃は「身体が重い」などと書いていたのが、冬になると不登校になり、「早く死にたい、消えてしまいたい」のような言葉で埋

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運5割、環境3割、努力2割

運5割、環境3割、努力2割

🫖さんが言っていた。
物事を決定づける要因の割合は
「運5割、環境3割、努力2割」
「残酷なことに人生の大半は運だ」と。

まだ17年しか生きていないが、これまでの人生を振り返ってみても、たしかに人生は運だと思う。

「本と小学校受験の話」というタイトルの記事にも書いたが、私が小学校受験するきっかけになった、とある私立小学校のパンフレットがあるのだが、それをを見つけたのも、運だ。
たまたまそれを

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みんなとは違う道

みんなとは違う道

先日、小学校中学校が同じで、仲良くしていた友達と会う機会があった。
カフェに行ったり、写真を撮ったり、楽しめたのだが、別れて家に着くと、精神が削られていることに初めて気がついた。

ぽっかりと空いた穴がさらり執拗にえぐられたような感覚。
身体も疲れていて限界に近かった。

精神が削られたのは決して、友達のせいではない。
私の認識、覚悟が甘かったのだ。

その友達は、私たちが通っていた小学校中学校か

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私の焦燥感の正体

私の焦燥感の正体

もう、文化祭とか、そんな時期らしい。
高校二年生なので、みんなは高校生活二回目の行事。
羨ましくはない。
今の私が参加しても楽しめないのは私が一番よくわかってる。
私が高校に行けなくなって一年が経った。
前の高校の行事は何も参加できなかった。

友達がインスタのストーリーに学校の行事の写真とか、友達との写真とかを載せているのを見ると、悲しいとか、寂しいとか、羨ましいとかじゃなくて、ただただ距離を感

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蓋をしていた気持ち

蓋をしていた気持ち

朝、目が覚めて、強烈な食欲に襲われた。
「なんでもいいから食べたい」
食べ物のことだけを考えてキッチンを徘徊し、棚を漁った。
ファミリーパックのチョコレート2種類を見つけ、その場で貪るように食べた。

数時間前まではカロリーを細かく計算し、余計なもの(間食など)は一切していなかったのに。
それまで我慢していたものが止めどなく溢れ出ていった。

食べちゃだめだ、でも、食べたい

これが過食というやつ

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命をかけて

命をかけて

毎週木曜日。
私は充電コードで首を絞める。
次の日の学校がどうしても嫌なのだ。
嫌だと言うと、甘えのように聞こえるが、甘えではない。
うつ病の私にとって、服を着替え、外に出て、人の目に触れ、電車に乗り、学校に行くことはとてつもない労力が必要で、体力と気力が削がれる行為なのだ。

道中では車を眺め「突っ込んできて死んじゃわないかな」とか、線路を眺めて「飛び込んだら死ねるのかな」とか物騒なことばかりが

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 私がいなくなったら

私がいなくなったら

「もし私がいなくなったらあなたは誰かと幸せに暮らしてね」なんて、私は言えません。
私がいなくなったら枯れるほど泣いてほしい。
誰もあなたに声をかけられないほどボロボロになってほしい。
私がいないことを受け入れられないと絶望してほしい。
そして、あなたのタイミングで立ち直ってね。

うつ病

うつ病

私だって、もっと身だしなみに気を配りたいし、ダイエットだってしたい。
筋トレもしたいし、マッサージもしたい。
本も読みたいし、ちゃんと勉強もしたい。
でも、ベッドで横になることしかできない身体。
文字を読んでも意味が理解できない脳。

勉強が嫌いだから、面倒だからやらないんじゃなくて、
苦しさと辛さの隙間で、息をするので精一杯なだけ。

やりたいことも、やりたくないことも、
全部全部できないのがこ

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自己紹介②うつ病になってから

自己紹介②うつ病になってから

翠です。

私の事について少しだけ詳しく書きます。
中学2年生の時、うつ病と診断されました。

うつ病です、と言われた瞬間のことはよく覚えてます。「やっぱりか」という気持ちと、「助けて」という気持ちが複雑に絡まってました。診断が出て、安心したのか涙目になっていました。でも、泣けませんでした。
本当は声を上げて泣き叫びたかったけど、泣けませんでした。母が、隣で私より先に泣いてしまったんです。それに気

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