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Music × English なエッセイ 【14】

今回の動画


自分次第、という楽曲↓を聴いたタイミングで、数学専攻を諦めたばかりの元学生さんが、ファンメイドビデオを創ってみたところ、全世界にエド・シーランの新曲を知らしめる役に抜擢されましたという話。

ということが、概要欄に紹介されています(いや嘘じゃないですよ)。


That's On Me


歌詞(抜粋)


Is this getting older ?
I can't get away from this rain
I'm starting to think that it's me
And I wanna just create things
But the longer it takes, I feel drained

Can't remember the day I've been sober
Not in a place to take blame
Any more weight I might break
Tell me, do you feel the same ?
Guess we all go the same way
I'm in a bit of a mess here
Count to ten and hope to disappear

I never did my homework
Could I have been more than this ?
FInding a way to exit within a world with no risk
Forcing a shoe that won't fit

I spend most the days stoned
And making excuses for it
Saying, it'll help to write this
But on the real, I'm tight-lipped
Shooting the shot that I'll miss

And it's so far from near
Why the hell am I still here ?

This is not the end of our lives
This is just a bump in the ride
And I know that it will be alright
And if it's not, then we're fucked, aren't we ?

I can't help myself but cry, every time that I realize
Maybe I'll never find my smile
But who's to blame ? Well, that's on me
Well, that's on me,  well, that's on me

That's On Me
by Ed Sheeran

試訳


これってただ歳食ってくだけじゃないか?
この雨から逃れられない
他人事じゃないと考え始め
僕はただ何かを創り出したい
だけど長引くにつれ、気力が削げていく

素面(しらふ)だった日々を思い出せない
非難されるような立場ではなかった
これ以上の加重は壊れるな
教えてくれ、あんたも同じように感じるか?
僕たちは呉越同舟で行くみたいなんだが
僕はここでちと混乱してるんだよ
10まで数えたら消えたいと願ってるよ

僕は宿題なんかしなかったが
これ以上になれたはずのものだったんだろうか?
ノーリスクな世界に住まう道を見出しつつ
合わない靴一足を押し付けてくるような僕に

人生の大半を石化して過ごした
しかもその言い訳まで用意してた
この歌詞を書くのに役立つぜ、とかほざいて
だが現実には、僕は頑なで喋らず
的外れなとこを撃ってる

とても近くて遠い
なんでまだこんなクソみたいなとこに僕は居るんだろう?

これが人生の終わりじゃなく
乗り心地が悪いってだけだろ
万事、上手くいくとわかってるぜ
もしそれが無なら、しくじった、そんだけだろ?

現実を知るたび、哭かずにはおれない
たぶん僕に笑みは戻らない
だが誰を責められる?いや、それ僕次第
そう、自分次第、ああ、僕次第だよな


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収録アルバムはこちらです↓。


訳出にあたり考えたこと


曲調はエド・シーランらしい軽妙な作風ですね


ところが歌詞はヘビーなんだな。

彼は天才的なメロディメイカーで成功してるから、自分次第と言い切ってもまさに相応しいお立場なんだけど(汗)。

(若者にとっては)格差社会だけどタフに行けということか?


世界中で格差は進み、ソーシャルメディアのせいで分断主義も浸透してしまっているそうで。(他人の腹の内が透けて見えちゃうわけだから当然だ)

日本では民主主義の皮をかぶった世襲制の温存が甚だしいですけどね。
世界はどうなんだろう?

コロナ禍の全盛期、「自助共助公助」って言った首相が居ましたけど、生まれてきた子供にまで、自己責任論とか嘯く大人が居る国でもあります。

副反応のあるワクチンまで打たれて、副反応で死んでも認定されません、打つのを決めた「自己責任」で。噓くせえ…。

補償制度なんてあってないようなもの。
もはや「自助自助自助だろ?」みたいな…。

マスク任意になってしまえば、喉元過ぎれば熱さを忘れるですか?
死人は報われないよ。

自由意思で選んだのなら、引責できるけど、胎児って親、自由意思で選んでますか?

バカなこと言っているのがメインストリーム。

それを是正するための福祉国家じゃなかったんかい。
切り捨ての正当化に、よりにもよって自己責任とかいうなよと。

選んでないだろって。

命にかかわる注射でさえ、マジシャンズセレクトみたいに仕込まれて従っただけじゃないか。

すいません、平和なnoteで見苦しい義憤でした。

動画の物語の筋みたいなこと


日本の話はよそに。

怪我をしたバイカーのおじ(い)さんが、どうも日本と似たような事情で、事故を契機に免許返納でもしたのか、バイクを諦めるみたいですね。

そして、新しい趣味を探す試行錯誤が始まると(詳しくは動画ご参照)。

ラストはなんだか、「モノではなくてコトが大事」という助言を可視化したような展開。

彼は試行錯誤の果てに、バイクの写真とパソコンを見比べて、自分で気づいてましたけど(汗)。

昔、今のように自己発信の敷居が低くなかった時代に、自費出版してみたという人まで射程に入った、沁みる話かもしれません。

バイク乗りとしての経験が文字になる趣味(と実益)を得たわけですから。


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※2023年12月31日追記


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