名言で勝手にエッセイ 【19】
今回の名言
『宝島』『ジキル博士とハイド氏』など、学級文庫や図書館に必ず所蔵されている名作を書いた、ロバート・ルイス・スティーブンソンの言葉を借りてみます。
試訳
訳出にあたり考えたこと
人生の起点においては、親ガチャなんて単語が生まれて、格差社会の転覆を目論むような大物が出てこないように出てこないように仕込まれているような昨今。
自発的服従がデフォルトなのが果たしていいのか。良いわけない。
運命論とか決定論の追認みたいな、諦念が青少年に蔓延する社会は、下降線しかないですものね。
他方、人生の終点に向けた議論でも、老後2000万円問題なんて言っている。
上記の名言で言うと、老いも若きも、良い手札を持ちたいというわけだ。
若造は嘆いても仕方ないかもしれません、というのは人生経験がこれからだからです。
でも、中間帯、おっさんの僕の観察としては、絶妙に微妙です。
親世代などがぶつくさ文句を言いながらも、基本的にはその政府がサボった部分(福祉国家の充実をという意味)を補填するための投資だとか、付き合おうとするわけですよ。世代の壁でしょうか。
人生経験があるはずなのに政府の意向で右往左往させられる世相ってなんなんだろうと。(そういや清水寺による今年の漢字一文字、税でしたよね…)
でも、今ある手札で切り抜けてきたから、今後も何とかなる、というポジティブシンキングに繋げていくこともできるのかなと思ったり。無理矢理?
いずれにせよ、世襲政治家等は皆消えてほしいっす。
彼らには、庶民的な暮らしに共感する原体験とか、アンテナ自体がないんだもの。
それで仁政だの善政だの立法・執行できますかね?
個人的願望で締めくくって申し訳ございません。
いや違った、スティーブンソンの透徹したポジティブシンキングでは、そういう苛政や悪政があったとしても、乏しい持ち札で最善を尽くすんだよということだものな。締めくくりはこっちでお願いします。
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