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【クレイジーな水汲みが引き起こした進化】

ネーミング。




商品の特徴によって、正解が変わる、
お客様に愛してもらう重要な役割の一つ。


”名付けのセンス”が問われます。


ではこのネーミングセンスはどうですか?


ジュレ徳島。



シンプルで普通だな。
って思いますよね。

ですが、イルローザでこの商品以上、ネーミングに命を燃やしているものはありません。




発売から27年。



ネーミングにかける命は、全国一のスイーツ
と言っていいでしょう。





どれくらい本気か説明するには、
2枚の地図がとても分かりやすいです。



赤線にご注目ください。






これはジュレ徳島に使う、湧き水を汲みにいく経路です。



今でこそ交通整備が進み、片道2時間の
最短経路をマップが案内してくれますが・・・


27年前は、片道2.5時間。水汲み2時間。


ジュレの水だけに、合計7時間かけていました。






たった2枚の地図で分かる、クレイジー加減。




チョロチョロ出る湧き水を、地道にろ過させるわ、行って帰る頃には日が暮れるわで、




半日、費やしました。


商品を作る際、毎回です。




「水にそこまでする…?」
社内で何度も言われましたが、
ジュレ徳島の意味を考えろ!と一蹴。





気付けば27年、徳島の湧き水と果実でしか、
この商品を作ったことがありません。





7時間かけた執念の水汲みも、ある時、湧き水が枯れて強制終了。




それからは、とくしま市民遺産に選定された
眉山の錦竜水(きんりょうすい)を使用しています。






以前にも増して、水質は向上。



今でも変わらず自分達で汲んでいます。


水汲みの様子はこちら↓


ネーミング通り、ここまで本気で作っているジュレは、一体どこにあるんでしょうか?







そんな命を燃やす商品が今年、生まれ変わりました。



「令和の時代に適した見た目にしてくれ」
と、パッケージリニューアルの実施。


実はこのリニューアル、まだオチがありまして・・・



当社の公式サイト・通販ともに
「パッケージをリニューアルしました♪」
としか記載してませんが、




肝心な事を全然言ってません(笑)




リニューアルと合わせて、


ジュレのクオリティが格段に上がりました。






そこには、進化させたデザインを
「商品が受け止められなくてどうする!!」
と社内デザイナーの素晴らしい提案が、



製造に火をつけ、ジュレのクオリティ向上にとどまらず、フレーバーまでグレードアップさせました。


当初、予想もしなかったジュレ徳島の大躍進。



まるで、今年の異様な猛暑を予想してたかのような、絶品ジュレになりました。




その模様を少しだけご紹介します。




~~~~~~~~~~~~~~~~




「今の時代に適応したデザインね」
難題を任されたデザイナーは、デザインの前に商品の意味合いを考えます。



うちのジュレって徳島の湧き水にかなり重きを置いてるよなあ。



食べると果肉感というより、水のおいしさを
果実の爽やかさで楽しめるように設計してるし。




普通、ジュレって果物を題材にするけど、うちのはなんか違うな~。



だったら!!



徳島の果物がボヤッと水に溶け込んでいくような・・・
抽象的なデザイン案を提出しました。






それが、こちら。




まるで、果実と水が合わさったような、左の個包装デザイン。



個包装ができると、次はそれを収納する商品箱



商品箱は、大切な人に気持ちを伝えるギフトとして機能させる商品の一部です。




店頭で見かけたら、思わず、あっ!と人に渡したくなる、派手なカラーでプレゼント感を忠実に再現して・・・




こうなりました。


徳島の有名なゆず、すだちの柑橘を連想させる


”カラフルで可愛い”を演出。





この提案の経緯を社員が話すと、「じゃあ中身も進化させるわ!」と予定には無い、レシピ改良の実施。



製造者の心を動かしました。





そうして、去年よりものどごしがさらに良くなった


つるんとした食感に進化。



細かい試食と調整を重ね、



猛暑すら気持ち良く感じるほどの
ジュレにパワーアップ。






食感を変えたことで、5種類のフレーバーの
味や香りの出方が変わるからと、繊細にこだわり改良。



よし、これならデザインを受け止められる器量になったわー。



ただ、もうここまでくると、
追求心に歯止めがきかなくなり(笑)



ついには、しらぬいのジュレをしらぬいでも糖度13度以上かつ酸度1度以下の厳しい基準でJAを通さないと名付けられない・・・


「デコポン」でジュレを作ってしまいました!!


しらぬいの超強化版「デコポン」



おいしくないわけないですよね。



「味の風味が強くなったなあ」



仕入れたデコポンをさらに自分達で見極め、本当に良いものだけを、贅沢なジュレにしました。




当初、パッケージリニューアルのつもりが、デザイナーの気合いが、製造に伝染し、色んな角度からジュレ徳島が進化しました。



デザイン=商品


非常に難しい領域の確立。





社内メンバーをここまで突き動したのは、27年の魂がジュレ徳島に宿っているからです。



ネーミングに込められた、
徳島の湧き水と果実にこだわる意味。



27年続けるのは、決して簡単ではありません。

「ジュレ徳島は夏季限定ギフトの頂点です」


そう言い切れる理由は、ここにあります。





そんな満を持して進化したジュレが、先日、大塚国際美術館限定のオリジナル商品としてもリリースされました。





美術館の感動に触れた思い出と徳島の夏を持ち帰る、そんな手土産として、表現しました。





大切な人へのお礼、暑中見舞い、お盆。



この夏、感動を引き起こす、
手土産として大活躍の商品です。



是非、冷蔵庫でキンキンに冷やして、
今年の猛暑を乗り切るアイテムとしてお使いください。



クレイジーな水汲みが引き起こした進化、ジュレ徳島の通販はこちら



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