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本で出会う

はじめまして

この一文から始めさせていただきます。

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本を読むということ

長濱ねるの特集をしているから買って読んでみよう。そのくらいの軽いノリで手に取った雑誌だった。「相変わらず推しはみじょかねー(みじょかは五島列島の方言で可愛いの意)」などと思いながら眺めていた。

そんな中で長濱ねるの5つの質問に読者が答えるコーナーがあった。
1.あなたの今の悩みはなんですか?
2.悩んだり落ち込んだりしたときはなにをして過ごしますか?
3.今あなたが人生で一番大切にしているもの、好きなものはなんですか?
4.選挙に行きますか?
5.今、自分が使っているSNSのアカウント数を教えてください。

アンケートは長濱ねると同世代(1996~2000年生まれ)の、日本全国の男女を対象に実施された。掲載されているのは33名分のため、同世代の声を満遍なく拾えたとはいえない。そもそも、雑誌のアンケートに答える人という時点でバイアスがかかっている。それでも同世代の声というのは面白かった。

読みながら「こういう出会いをするために読書をしているんだな」と改めて気づくことができた。noteの過去の記事で書いているかもしれないし、そうでないかもしれない。どこで書いたり、話したかを忘れてしまうくらいには常に考えていることがある。

それは「本を通して他者に触れ、理解することで、その人の人生を疑似体験している」ということだ。ありふれた言い回しだが「人生は一度きり」だ。自分以外の人生を歩むことはできない。その事実に少し悲しくなる自分がいる。その事実に抗うために読書している節がある。これは読書に限らず、ドラマや映画、アニメもそうだ。

流石にずっとそんなことを考えながらエンタメコンテンツに触れているわけではない。一番の理由は純粋に面白いから、である。それでも、理由の片隅にあり、時々顔を出すそいつを撫でてやりたくなるのだ。

さて雑誌のコーナーに戻るが、質問の秀逸さと回答のリアルさが妙に私を刺激したのだ。1~5の質問を友人や知人と話したことがあるだろうか。1,2あたりなら愚痴的な会話でしそうなものだが、他の項目はあまりする機会がないのではないだろうか。

5の質問に関して、対談をした上白石萌歌と長濱ねるが少し触れている。そこで分人という言葉が出てきて興味深かった。私自身TwitterもInstagramもアカウントを使い分けしている。どれも私だが、接する人や界隈が違うと見え方や性格が変わるのは特殊なようで普通のことなのだろう。

雑誌とはいえ、読書体験として面白いものであった。これからも選り好みせずに色々なものに触れ、私の見える世界を積極的に広げていきたい。

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手の届く範囲にいるあなたが

幸せでいることを願います

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