転職08 アラサー就活生が久々にESを書いてみて
なんということでしょう。
三十路手前の人間が、就活でおなじみエントリーシートを書いています。
志望動機やこれまでに力を入れていたことを、専用の様式にペンで書いていく。
エントリーシート(ES)でお決まりの設問「学生時代に力を入れていたこと」を、最近の就活生はガクチカと言うらしい。
へー! おっちゃん知らなかったよー!
「面接カード」を作ろう
公務員試験界隈では、ESは一般的に「面接カード」と呼ばれている。
民間の就活では最初にESを出すが、こちらでは1次試験合格後に提出することが多い。
前々から面接カードの構想を練っておき、試験合格後、本格的に作成を始めた。
が、文章を書くのが下手で困った。
それと字も下手!
そういえば就活のESも、ウェブ提出より手書きのほうが通過率が低かった。字が下手だから落ちた説あるな。
民間のESと異なりこれだけで合否が確定することはないが、やはり気が抜けない。
これまで何度も話してきたが、就活のときは我流で突き進んで大失敗している。
今回は同じ失敗を繰り返さないよう、他県で働く友人や、転職経験のある知人に色々と相談をした。
模擬面接をしてくれた予備校では、オプションとして面接相談も利用できた。
この面接相談にて、面接カードの添削を何回かしてもらった。
(↓模擬面接の話はこちら)
初めて相談をしたとき、予備校の講師からは「志望動機に今の仕事の話をもっと盛り込んだほうがいい」とアドバイスされた。
2回目の相談では、別の講師から「今の仕事の話はあまり出さないほうがいい」と言われた。
どっちやねーん!!
まぁどちらの言い分も理解できる。
今の仕事の話と絡めたほうが志望動機の説得力も増すだろう。
だがあまり前職の話をし過ぎると、「この人本当に辞める気あるの?」と疑念を持たれるかもしれない。
正解なんてないんだろうな。やだなそういうの。試験のほうが100倍マシかもな。
仕事の話を伏せたら内容がスカスカになってしまったので、仕事の話は盛り込むことにした。
大昔のガクチカを入れたってしゃーないし。
企業研究をしよう
その一方で志望先の都道府県の研究、就活でいう企業研究もしてみた。
予備校だと、志望先の研究をやりなさいって声、あまり聞かなかったんだよね。
でも志望先の研究はめちゃめちゃ重要だと思う。やればやるほど面接の回答に深みを持たせることができる。
勉強に追われて二の次三の次になりがちだからこそ、気をつけないとね。
学生時代は「説明会にいっぱい参加した! 以上!」で終了だったなぁ。
ダメだこりゃ。
まず、受験先の県のホームページは日頃からチェックしていた。余裕がないときは報道発表のページだけでも目を通した。
そして、同業他社とも比較した(他「社」じゃないけどね)。
各都道府県が作っている「総合計画」を読んでいく。
総合計画には、うちはコレに力を入れてます!というエッセンスがギュッと詰まっているから大変便利。
近隣の県や人口が同程度の県などをピックアップして、読み比べてまとめてみる。
ぱっと見どの県も似たりよったりかと思いきや、すこーしずつ特色が出ており、なかなか面白い。
他にも志望先が力を入れているプロジェクトを現地視察したり、運営施設を見学したり。
民間企業だとアポ無しで訪問は難しいけれど、公共施設なら割と入りやすい。だって公共だもの。
就活のときにはここまで深堀りして研究しなかったな。なぜ手を抜いた!?
今更ながら、過去の自分に腹が立ってきた。
ふと気づいたこと
改めて面接カードを書き直したが、何が言いたいかわからん文になった。軸がブレている。
自分はいつも、その場しのぎで生きてきた人間だ。都合の悪いところはごまかして過ごした。軸なんてもともとあってないようなもの。
だからってブレっぱなしで開き直るのはまずいだろ。
でも、もう誰かに添削してもらう時間もない。あーどうしよ……
面接で話しながら補うしかないか。
って俺そんな高度なテクニック使えるのか!?
しかしながら。
就活のときはたかだか1企業に対して、これだけ悩み抜いてESを作ったことはなかった。全部コピペで済ませてたしな。
すごい。自分、ちゃんと悩んでる。
就活のときよりもはるかに成長してるじゃん。
成長したのではなく元がダメ過ぎたと言われてしまえば身も蓋もないが、たまには自画自賛したくなる。
失敗を経験した人間は強いんだぞ。