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映画感想ブログ「とまどいと偏見」

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2018年に劇場で観た映画の感想です。
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響-HIBIKI-

響-HIBIKI-

はい、えー、欅坂46のファンを公言している限り義務として観に行かなくてはならない。そして、劇場で観た映画は全て感想を書くという(自分内)約束のもとにこのブログを書いている以上、率直な感想を述べねばならないという状況において、何の贔屓目もない正直な感想が書けるのか?という迷いはありますが、いや、というかですね、もともと自分が映画を観始めたのは、アイドル映画全盛の80年代であり、話題になったそれらの映

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ミスミソウ

ミスミソウ

まずは主演の山田杏奈さん、彼女がほんと素晴らしくて、もう、これにつきるんじゃないかってくらいなんですが。父親の転勤によって、田舎の街に越して来た15歳の少女がイジメにあい、ある事件をキッカケにその相手に復讐をしていくっていう陰鬱な話で。かなりエグいシーンもあるんですけど、彼女だけはどんなに悲惨な状況に追い込まれても、血だらけになっても最後まで印象が変わらないんですよね。(これ、もちろん監督の手腕も

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ちはやふる-結び-

ちはやふる-結び-

えー、基本的に青春映画は好きでいろいろ観てるんですが、これだけ真っ当な話を大真面目に描いて、そして、それが成功している映画もなかなかないんじゃないですかね。全てのキャラクターが等価値に描かれて、みんなそれぞれの立ち位置を見つけ成長する。全員にきっちり見せ場があって、新キャラにまで感情移入させてしまうって。これだけやってくれたら、そりゃ青春映画として充分ですよね。上の句、下の句と来て結びの一番、最高

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リバーズ・エッジ

リバーズ・エッジ

うーん、はっきり言っちゃえば、とてもショッキングで自分の身近には起こり得ない様でありながら、そのフラットな空気と閉じてない世界感のおかげで、「ああ、自分もこの時代に生きているんだな。」っていうのを実感出来た数少ない話が、単なるヒドイ話(なぜ、ただ、そこに存在するものとして描かれていた暴力やセックスや死を監督はことさらショッキングなものとして描いたのか。)になっちゃってたな。というのが感想です。「リ

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