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映画感想ブログ「とまどいと偏見」

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2018年に劇場で観た映画の感想です。
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2018年5月の記事一覧

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

世界で2人目にトリプルアクセルを成功(ちなみに世界初は伊藤みどり選手です。)させ、1992年のアルベールビルと1994年のリレハンメルの2度の冬季オリンピックに出場したフィギュアスケート選手のトーニャ・ハーディング。その夫による、ライバル選手ナンシー・ケリガンへの襲撃事件。オリンピックとか全く興味のなかった僕でも、顔を見たら「ああ、この人か。」ってなるくらい当時センセーショナルに報道されていたんで

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レザーフェイス -悪魔のいけにえ-

レザーフェイス -悪魔のいけにえ-

えー、傑作ホラー「悪魔のいけにえ」の前日譚ということで、いたいけな少年がレザーフェイスになるまでを描くわけですが、この映画、誰がレザーフェイスになるのかっていうサスペンス要素があったんですね!(今、知りました。)確かに、まあ、そういう雰囲気はあったはあったんですけど、そのつもりで映画を反芻してみても、「ああ、そうなんだ。」くらいの感慨しかないです。(ていうか、観てる間、「これ、誰が主役の映画なの?

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アベンジャーズ / インフィニティー・ウォー

アベンジャーズ / インフィニティー・ウォー

これは大変なモノに手を出してしまった感しかないですが、「アベンジャーズ」シリーズ一本も観ず、「アイアンマン」も「キャプテン・アメリカ」も「マイティ・ソー」も「ハルク」も全く知らないまま行って来ました「アベンジャーズ / インフィニティー・ウォー」の感想です。

ま、ということで、ほんとに詳しいことは分からないんですけど、それでも、この映画の持っている"何かとんでもないもの"感はビシビシ感じて来たの

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タクシー運転手 約束は海を越えて

タクシー運転手 約束は海を越えて

「タクシー運転手」という映画のタイトルを聞いて、まず思いつくのはマーティン・スコセッシ監督、ロバート・デニーロ主演のダメ男がひとりテロを起こすまでを描いたメンヘラ映画「タクシー・ドライバー」じゃないですか。で、その"ドライバー"のところが"運転手"ってなってて、更にサブタイトルに「約束は海を越えて」なんて、感動させようって魂胆みえみえの文言がついて、ポスター見たら冴えないおっさんが青空バックに満面

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レディ・プレイヤー1

レディ・プレイヤー1

はい、スピルバーグです。つい、この間感想書いた「ペンタゴン・ペーパーズ」は新聞社を舞台にした社会派ドラマでしたが、それと同時期に作ってた、仮想現実の中にしか希望を見い出せなくなってしまった近未来の世界を描いて、SF監督としての現役っぷりを見せつけた超エンターテイメント作品「レディ・プレイヤー1」の感想です。

個人的には、12歳で初めて「E.T.」を見て以来SFと言えばスピルバーグっていう世代なん

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