【写真館604】もう一つの紫式部像
今日の一枚はコチラです。
4月に大河ドラマ『光る君へ』のパブリックビューイングに参加した際、会場からシャトルバスに乗り、石山寺へ再訪しました。そのとき、とてもうれしいことがありました。
1月には会えなかった「もう一つの紫式部像」に会えたのです。
石山寺にはふたり「紫式部」がいて。一つは、光堂から少し下ったところにある像(見出し画像の紫式部さま)。もう一つが今日の一枚にいらっしゃる像です。
こちらは、石山寺本堂にある「源氏の間」。
石山寺に籠り、視線の先にある琵琶湖に映る月を見て、紫式部は『源氏物語』の着想を得たとの逸話が石山寺縁起によって伝わっています。その様子を表したのがこの「源氏の間」です。
1月に訪れたときには、お化粧直しのためか、この像はいらっしゃいませんでした。そのときの残念さが気持ちの中に残っていたので、今回の再訪で会えたときには嬉しさも一入でした。
ちょうど人の途切れたタイミングでもあり、思う存分撮影したあと、ちょっとだけ紫式部さんと心のなかで会話したのでした。
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