「エンタメ」としてのECサイト

ECサイトというのは、モノを買う所であると同時に、
SNSやYoutubeやNetflix などと同様に、
「エンターテイメント」であるという一面も多大にあるのではないか？

と、日々の仕事を通じてよく感じます。

もし生活必需品を買うのであれば
わざわざECサイトを使わずとも、
近くのスーパーやドラッグストアに行けば済むはず。

もし人々が効率的にモノを買いたいだけだったら、
わざわざ夜中にスマホで何時間もかけて
「良いモノ売ってないかな〜？」
なんて物色しないはず。

そう思うと、EC業界の存在そのものが
生きるために必ずしも必要とはいえない、
「嗜好品」だと言えるわけですよね。

もちろん、生活必需品を購入する際にも
ネットのほうが安いという場合もあるでしょうけれど、

それですら
「安い！得した〜。私だけが知ってる節約術。」
「なんか幸せ〜。」

というエンタメを売っている！
という捉え方もできると思うのです。

だからゆえに、我々EC業務に携わる人たちは、
仮にどれだけ「効率的で業務的」なECサイトであったとしても、

顧客の感情を高揚させる

という「エンタメ感」が
自分たちのサイトにはあるのだろうか！？

という観点を頭の片隅に置いておくことが、
サイト運営やサイト制作にとって
成否を分けるほどの
とてもとても大事なことであると思うのです。