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#14 ジュエリーの「リモデル(リフォーム)」に思うこと
「デザインが古くてちょっと着けるのはな~・・・」
というジュエリー、きっと一家に一つはあるのではないかと思います。
例えば、
○親族から譲られたジュエリー
○親から譲られたジュエリー
○昔、自分で奮発して買ったジュエリー
もしくは、こんなものもあるのではないでしょうか?
○かつて付き合った人からプレゼントされたジュエリー
○離婚したけど捨てられない婚約指輪
○離婚してないけど日常
#13 「誕生石」に思うこと
皆さんは、お誕生日は何月ですか?
私は「6月」でございます。
店舗で接客をしていた頃、意外と「誕生石」を知らない方が多いことにびっくりした経験があります。
私は本当に幼い頃から"光り物”が好きだったので、覚えるともなく気が付いたら12ヶ月分の誕生石を記憶していました。
だから、当然生活の中でみんながみんな把握しているものだと思いこんでいたのです。
実際は、気にしていない人も多くいらっしゃい
#12 ジュエリーの「クリーニング」に思うこと
毎日、何かしらジュエリーやアクセサリーを身につけている方々は多いと思います。
性別に関わらず、小物は個性の演出に欠かせないアイテム。
全く興味ない人でも、"結婚指輪”は欠かさず身につけていることは多いのではないでしょうか。
かく言う私の父親も、75歳を過ぎていますがなぜか今から10年くらい前からいきなり左手の薬指に結婚指輪をはめるようになりました。
もともと小物が好きな人(カフスやネクタイ
#11 宝石の「硬度」と「靭性」に思うこと
"宝石と認められる定義”には、
1、美しいこと
2、耐久性があること
3、希少性が高いこと
上記の3つが挙げられます。
厳密には上記3つすべてに当てはまらなくても、いずれかに突出して当てはまる鉱物に関しては、例外的に"宝石”と分類されるものもあります。
<例外の例>
・真珠や珊瑚(さんご)・・・そもそも石ではない。生物起源。
・オパールやトルコ石・・・耐久性低い
・アウイナイトや
#10 ダイヤモンドの「レーザードリルホール」に思うこと
ダイヤモンドに空いている「レーザードリルホール」ってご存知ですか?
その名の通り、レーザーでダイヤモンドにドリルのように直線的にあけた穴のことです。
これは今はまた違う手法で行われているようですが、ある一定期間の中古のジュエリーに使用されているダイヤモンドによく見かけることがあります。
この処理の目的は、「有色のインクルージョンを肉眼で見えにくくするとこ」です。
行程としては、ざっくりと以
#09 ダイヤモンドの「カラット(重量)」に思うこと
ダイヤモンドやカラーストーンは、「カラット(carat)」という単位で「重さ」を表します。
カラットは「大きさ」だと思っている方は多いと思いますが、これは「重さ」の単位です。比較的その粒の大きさが揃っていたと言われる「イナゴ豆」を天秤にかけて重さを量っていたことが語原で、その豆がギリシャ語で「カロブ」と呼ばれるところからきていると言われています。
1ct=0.2g。
しかし、私たち宝石業者も
#08 ジュエリーの「超音波洗浄」に思うこと
店頭で、こんな風に声をかけられたことはないでしょうか?
「ご覧いただいている間に、お着けになっているジュエリーをお掃除いたしましょうか?すぐにピカピカになりますよ~。」
とても嬉しいサービスです。
もちろん、お店側としては少しでも長くお店に足を留めていただいて、販売のチャンスにつなげる目的でお声掛けをしているのだと思います。
ただ、店員側もジュエリーは「一見で即決」できるものではないと重々
#07 ダイヤモンドの「カット」に思うこと
ダイヤモンドに限らず、宝石には様々なカットがあります。
○ラウンド系(丸)
○マーキス系(アーモンド型)
○ペアシェイプ(涙型)
○ハートシェイプ
○エメラルドカット(角切りの四角形)
○オーバル系(楕円)
○クッションカット
○ブリオレットカット(膨らんだ円錐形)
○ローズカット(底面が平らでカット面が付いたドーム状)
○その他、あらゆるファンシーカット
上記のように列挙するまでもなく、宝石
#06 宝石の「色の選択吸収」に思うこと
「色の三原色」や、「光の三原色」という言葉を、美術の授業のどこかでいつの時代か耳にしたことがあると思います。
簡単に説明すると、
○色の三原色・・・青緑(シアン)、赤紫(マゼンタ)、黄(イエロー)の3色。全て混ぜると黒く(暗く)なる。
○光の三原色・・・青(ブルー)、緑(グリーン)、赤(レッド)の3色。全て混ぜると白く(明るく)なる。
というものです。
全ての色は、上記の色の組み合わせの
#05 ダイヤモンドの「内包物の種類」に思うこと
ダイヤモンドは、地下200km以上深い地中で生成されていると言われています。
その大地は、普段私たちも目にする岩石や砂、様々な不純物で満たされていて、たとえ生物が存在することができないくらい深いところであっても、必ず他の物質が何かしら存在する場所です。
何億年もかけて結晶する宝石達の中に、例えば歪みやインクルージョン(内包物)、色の原因となる成分が含まれることの方が、何も含まれないよりも普通の
#04 ダイヤモンドの「クラリティ」に思うこと
ダイヤモンドの透明度の等級は「クラリティ(Clarity)」と呼ばれ、おおよそ11種類のグレードで等級付けされます。
このクラリティを等級付けするには明確な判断基準があり、「10倍ルーペを用いて石をフェイスアップ(上面)から見たときの不純物の見え方」でそのグレードが決められます。
「10倍ルーペで」というところがポイントですね。
もちろん顕微鏡も用いて、そのインクルージョンの性質を見極めた上で最
#02 ダイヤモンドの「TypeⅡ(タイプ2)」に思うこと
ダイヤモンドには、大きく分けて2つの種類があるのをご存知ですか?
1つ目は「TypeⅠ(タイプ1)」と呼ばれる、ダイヤモンドの黄色味(D
~Nカラー、ベリーライトイエローなど)の原因となる窒素(N)を不純物として含むダイヤモンド。
2つ目は「TypeⅡ(タイプ2)」と呼ばれる、上記の窒素をほとんど、あるいは全く含まないかなり希少な種類のダイヤモンド。
上記の2種類に大別されます。
出現す
#01 ダイヤモンドの「カラー」に思うこと
宝石には、たくさんの色がありますよね。
ダイヤモンド一つをとっても、イエロー、ブラウン、ブラック、レアなところでいうとピンク、ブルー、レッド、オレンジ、グリーンなどなど・・・希少さに大きな差はあれど、まあたいていの色のものは存在しています。
今回はその中でも、もっともみなさんが目にされる「イエロー系」のダイヤモンドについてちょっと思うことを書いていきたいと思います。
「イエロー系」とはいっても、今