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【愛ある調教を行う】

今日は『愛ある調教を行う』
についてお伝えしていきます。

「調教」と聞けば

鞭や竹刀を持ってビシビシと
鍛え上げる事と捉える方も
おられるかもしれません。

私自身も「SM」の
イメージをしています(笑)。


「調教」の意味は

[名](スル)動物を目的に応じて訓練すること。
「盲導犬として調教する」「調教師」
                 goo辞書より引用


先入観や偏見だけ解釈すると
ネガティブ印象が強くなります。

もちろん物理的に心身を苦しめる
暴力的な行為は言語道断です。


動物と同じように人も目的に応じて
それぞれの状態に見合った訓練を
行う事は適切な調教です。

まさに中学時代の熱血恩師は
「愛ある調教」を
施してくださっていました。

女性版の松岡修造です。


最初は「鬼教師」と
感じていました。

他の先生とは全然違って
何事に対しても厳しく
生徒にも真っ向から
ぶつかっていました。


学校の勉強は大嫌いでしたが
熱血恩師の授業だけは
緊張感もありますが
自然と聞き入っていました。

英文法を詰め込むだけの
知識偏重教育ではなく

英語そのものを

「読む」「書く」
「話す」「聞く」

全て実践しておられました。

毎日課題も出され
良い意味でハードでした。


また私を英語弁論大会に
出場させてくださったので
感謝でしかありません。

幼少期から地球儀を
眺める事が好きだったので
海外にはぼんやりとですが
興味関心がありました。


自分が大舞台でしかも
英語でスピーチする事は
中々経験出来ない機会です。

熱血恩師が
私を英語弁論大会に
出場させた背景に

「視野を大きく広げ、世界に羽ばたく人でいてほしい」

「将来海を渡り、世界の国々と対峙して影響力を与えてほしい」
 
という熱い想いを
託せられた事があります。


英語弁論大会で
スピーチするテーマが
「Kendo」でした。

学校に剣道部が作れず
放課後先輩の高校に
出稽古に通っていた私を
見兼ねての事もあったのでしょう。


日本人として美しく誉れな
武士道精神&侍魂の誇りを
海外に発信する事で
日本の品格が際立ちます。

熱血恩師は剣道に関しては
全く知らないですが
日本人としてのあり方は
授業でも仰られていました。


生き方を象徴する内容に
学べる事の有難さを
諭してくださりました。

ある日の授業中
寝ていた生徒を
呼び起こしました。

英語の授業内容を
確認するかと思いきや
アフリカの実情に関して
突然語り始めました。


熱血恩師曰く

アフリカ諸国の中には
まともに食事が行き届かず
飢餓に苦しんでいる子供が
大勢居ます。

生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされ
毎日大変な状態の最中にあります。

学校に机や椅子が綺麗に並ばず
鉛筆やノートも配布されないまま
まともに授業が出来ていない所も
少なからず存在しています。


あなた達は過酷な環境下と違い
とても恵まれた社会で
学習する事が出来ています。

御両親が授業料を支払ってくださり
当たり前のように学校に通えています。

そんな素晴らしい状況下で
なぜ学ぶ事を放棄しようと
しているのですか。


自分達で支払っていないのに
未成年で義務だから守られると
勘違いしてはいけませんよ。

可愛い我が子の為に
一所懸命に背中を見せておられる
親御さんに対して失礼です。

居眠りしている暇があったら
目を覚まし、必死になって
真剣に挑みなさい。


勉強出来る事は本当に
貴重で有難い事なのです。

テストで良い点数を
取る為ではありません。

どんな状況になっても
自分で考えて行動して
周囲に良い影響を与える事です。

あなた達が努力して学ぶ事で
世界中の困っている人に
何か貢献出来る時が
やってくるかもしれないから。

※実話です。
 教育者の情熱がヒシヒシと伝わって
 ずっと記憶に残っています。


熱血恩師の名言に

「逆境(ピンチ)の時こそ最大のチャンス」

「毎日感謝と楽しさを持って進みなさい」

etc

他にも様々な教訓を
伝授してくださりました。

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私が高校3年生の時
喉頭ガンで逝去されたと
聞いた時はショックでした。

本人の希望で
喉頭ガンの病状は
旦那さん以外にはずっと
伏せていたとの事です。


声がかすれても風邪気味と
誤魔化して最後まで
職務を全うしようとする
プロ意識は感服です。

命尽きるまで教壇の上で授業をして
生徒の為に向き合っておられました。

これぞ本物の教育者だと
実感しました。


どんな事に対しても
相当口うるさく
厳しかったかもしれません。

不良生徒も熱血恩師には
心を開いていました。

他の教師とは違って全力で
生徒にぶつかっていきます。

まさに愛ある調教です。


現代社会で熱血恩師のような
本物志向の先生は
少ないかもしれません。

家庭、学校、企業、組織等
全ての場面において
愛情と信頼関係があれば
個人的に調教は成り立つと思います。

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熱血恩師が愛の調教を
自然と行っていたアプローチは
下記の3つです。

1.鏡を提供する
2.メリット&デメリットを提供する
3.五感体験のチャンスを提供する

  
1.鏡を提供する

   教育者としてまず最初に
   自らが手本を見せます。

   上から目線で口先ばかり言うだけでは
   生徒は不信感を抱きついて来ません。

   自分が実際に行動する姿を見せる事で
   相手は信頼感を持って想像します。

   背中を見ると安心して
   1歩を踏み出します。

  
2.メリット&デメリットを提供する

   固定観念を取り除く為に
   デメリットをネガティブではなく
   あえて真逆の事を実践します。

   例えば、食品添加物の入った商品は
   実は健康を促進する良い物だと提起し
   1週間食べてもらいます。

   実際は口内炎等が発症するでしょうが
   逆サイドの視点で考えるとどうかを
   意識させる事で弁証法が上手く
   使えるようになります。

   理想は非常識な事が好ましいです。


3.五感体験のチャンスを提供する

   私の英語弁論大会のように
   未知の世界で五感が研ぎ澄まされ
   感性が磨かれる課題として提供します。

   男性では料理をした事が無い人は
   絶好の機会となります。

   六感タイプの人は普段から
   具体的な名詞等を使って
   表現する事も良いです。

   目に見える形で体感する事で
   明確に自信がつきます。

  
風の時代においても
愛のある調教は
必要とされています。

上っ面で八方美人の
振る舞いをする
偽善的な教育者より

少々厳しくても愛情全開で
真っ向から真剣にぶつかる
本物志向の情熱教育者のほうが
心に響きます。


熱血恩師の遺志を継承し
日本再生に向けて
尽力を注いでいく所存です。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたの
「愛ある調教」を
教えてください。

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