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【コミュニケーションは非現実である】

今日は『コミュニケーションは非現実である』
についてお伝えしていきます。

コミュニケーションが現実ではないと
聞いたら一体どういう事だろうかと
疑問に思われるかもしれません。

コミュニケーションの語源は
フランス語です。


つまり

何かをシェアする事であり
ラテン語の
コムニカチオ(communicatio)
から来ています。

コムニカチオの意味は
分かちあう事、共有する事です。

突き詰めて言えば
情報(知識、感情、ノウハウ)を
シェアする事です。


人間は生まれた瞬間から
コミュニケーションを
取っています。

話し言葉だけでなく
声のトーンや
ボディランゲージ等も
含んでいます。

コミュニケーションの8割は
人間関係の構築を目的として
使っています。


特に「言葉」だけで
コミュニケーションを
取ろうとすると
摩擦や争いが生じます。

背景として
「メラビアンの法則」
早とちりして使っています。

メラビアンの法則
 7-38-55のルール(3Ⅴの法則)
 視覚55% 聴覚38% 言語7%


見た目が最も重要は誤解であり
視覚・聴覚・言語を
一致させる事です。

身だしなみや態度
表情やボディランゲージ等の
非言語コミュニケーションで
相手に好意を伝えることで

メッセージをさらに強化し
祖語なく伝えることができる
というのが本質です。

歩き方や姿勢等の雰囲気を
感じ取る事も大切です。


因みにコミュニケーションは
3つの要素から構成されています。

1.発信者(セルフトークを含む)
2.受信者
3.メッセージそのもの

※刺激、伝達手段は省略しています。


よく見かける光景として
発信者が一方通行で
コミュニケーションを
取ろうとしている事です。

コミュニケーションの意味は
相手と情報等を共有する事です。

自分1人で発信するだけでは
ただのマスターベーションを
しているに過ぎないです。

自分だけ気持ち良くなって
相手は置き去りにされています。


独り善がりになる理由として
無意識でコミュニケーションを
取っている事があります。

意外かもしれませんが人は
意識的に発信していません。

実際は「潜在意識」で
コミュニケーションしています。

「潜在意識」とは
過去の経験などによって
無意識のうちに蓄積された
価値観、習慣、思い込みから
形成された、自覚されていない意識
                実用日本語表現辞典より引用

97%が潜在意識
3%が顕在意識

されています。

ここで3つの脳と
関連付けて考察します。

3つの脳
・爬虫類脳(本能)
・哺乳類脳(感情)
・人間脳(論理)

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潜在意識は無意識領域なので
考えて反応していません。

とすれば人間は
反射的に本能と感情で
反応しています。


爬虫類脳は恐怖や不安を
自動的に認識して
リスク回避しています。

哺乳類脳は人間関係を
自動的に判別しています。


爬虫類脳と哺乳類脳に
身を委ねていれば
潜在意識にアクセスして
行動する事が可能です。

ここまでは自分1人で
無意識のうちに
アクション出来ています。


セルフトークにおいて
無意識レベルでの
コミュニケーションは
問題ないでしょう。

しかし
相手とコミュニケーションを取る場合
無意識のコミュニケーションでは
限界があります。

そこで3%の顕在意識を
人間脳(論理)と並行して
活用していきます。


また顕在意識は
過去や未来を意識するので
エネルギーの消耗率が激しく
意志力を使います。

ただコントロール出来るので
見張り役(門番)を果たします。

イメージで例えるなら
潜在意識は大統領やパイロット
顕在意識はボディーガード
のような存在です。


意識的にコミュニケーションするには
発信者は程良く顕在意識を引き出し
受信者が求める反応は何かを
考えていく事が重要です。

その際
「地図は現地ではない」
視野に入れておきます。


「地図は現地ではない」とは
物事の感じ方や考え方は
人それぞれ異なっていて
現実に即している訳はない事です。

すなわち
自分の都合の良いように現実を
一般化し、省略化し、歪曲して
解釈したものであるという事
です。

全ては現実ではありません。


ゆえにコミュニケーションは非現実であり
現実との橋渡しになるツールです。
図で表すと下記の通りです。

非現実(=コミュニケーション)|⇒現実


コミュニケーションと
現実は一緒ではありません。


現実に即して意識的に
コミュニケーションする為には
発信者が受信者側の視点を
理解する事です。

自分の世界観やモノサシで
認識と判断しているだけでは
自己責任が伴っていません。

一旦自分の世界観を脇に置き
相手の現実に入る事で
同じ状況が共有出来ます。


その為には
スタート地点(開始地点)と
ゴール地点(到達地点)を
認識します。

1度だけコミュニケーションするのではなく
何度もテストするように繰り返し
コミュニケーションしていきます。

但し無理にコミュニケーションを
完結しようとしない事です。

上っ面でコミュニケーションしていると
必ずミスコミュニケーションが起こります。


形式的な惰性で行うといずれ
喧嘩、摩擦、争いに発展します。

最悪お互いに責任転嫁し合って
罵り合う状態に陥ります。


コミュニケーションは非現実であり
現実と結びつける橋としての存在と
解釈すれば対応の仕方も
大きく変わってきます。

コミュニケーションする
という行動の一面もあれば

コミュニケーション
という道具の一面あります。

それぞれ現実に入って
人と人がより良い関係性を築く
サポーターとしての役割が
あるように思えます。


コミュニケーションは
かなり奥深い概念です。

新しい視点を発見出来るよう
他の角度からも考察しましょう。

今日も読んでくださって
ありがとうございます。


追伸
あなたにとって
「コミュニケーション」
とは何かを教えてください。

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