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ブラジル旅行記4 リオデジャネイロの空気

こんにちは。岡村さくらです。
ブラジル旅行記の続き、今回はリオデジャネイロのお話です。
サンパウロよりも湿度が高く、空気や山の形、海が作るランドスケープが印象的でした。
酸素濃度が高く、空気の流れ、時間の流れがとても不思議な街です。
ブラジルの都市の中でも、私にとって特別な街になりました。
リオで生まれ育ったパートナーも、「いくら時間が経ってもリオの景色には慣れない。何が起きたらこういう景色になるんだろう?」と言っていました。

住宅街の街路樹がとてもワイルド。このエリアは形容し難いとっても良い匂いがしました。

リオも大きな街で、どのエリアに泊まるか迷いましたが、今回はパートナーが生まれ育った場所にとても近いAirBnBを選びました。サンパウロと同様、相変わらずとてもきれいなアパートでした。
サンパウロのAirBnBもそうでしたが、ブラジルの都市のアパートには必ず24時間、警備員さんがいて、「AirBnBに泊まりにきました」と伝えて鍵をもらいました。
ブラジルに行く前、日本の人にもアメリカの人にも、治安を心配されており、アパートに必ず24時間体制の警備員さんがいる、というと、「やっぱり治安が悪いのかな」と思われるかもしれませんが、街の雰囲気自体は平和です。
どの街に行っても、地元の人に「夜に出歩いて大丈夫か」と念のため確認するようにしていましたが、どの街でも「歩くこと自体は大丈夫だけれど、iPhoneを歩きながら使用しないように」と注意されました。
iPhoneがとても貴重なのだそうです。
土地勘がないとiPhoneを見ずに歩くということが難しいかもしれませんが、そういう場合はどこかお店に入ってじっくり場所を確認したり、タクシーやUberを使って移動をしたり、というふうにしていました。


私たちが街に着いてすぐに確認したことの1つは、もちろん美味しいアサイーのお店です。
たまたま近所に、ピュアなアサイーを取り扱っていそうなお店を見つけました。
「Tacacá do Norte」というお店です。“タカカ”は、アマゾンのお味噌汁のようなもので、Jambuジャンブという植物の葉っぱが必ず入っていて、食べると口の中がビリビリ痺れるので忘れられないお料理です。

そのお店はカフェというよりは、アサイーやタピオカなど、アマゾン料理に必要な食材をバルク(まとめ買い)で購入できるお店でした。
クプアスという、カカオの兄弟のような植物のジュースもあったので頼んでみました。
カカオの実のジュースと味が似ていて、酸っぱくて栄養たっぷりな味でした。(下の写真の淡い黄色のジュースです)

たっぷりのアサイー。もちろんアサイー以外何も入っていません!

リオの街で過ごす時間は限られていましたが、なんとか予定を合わせて、古い貴重なギターを集め、修繕するというプロジェクトをされている方のもとを訪れました。
私はギターのことはあまり詳しくないのですが、一つ一つのギターの音色は本当に全然違いました。
ブラジルのローズウッドは現在は伐採禁止なため、その木を使った古いギターや、伐採禁止前に確保された木材はとても貴重なのだということ、サンパウロでずっとギターを作っていた日本人のギター職人の方のギターがとても評価されていること(そのコレクターの方もそのギターを持っていらっしゃいましたが、非常に貴重なため非売品にされていました)など、新しいことを学びました。

お家にいらした大きな猫さま

ブラジルの街の夜はブラジル音楽で溢れています。
その国でその国の音楽が最も盛んだということはとても健全なことのように感じました。


リオを離れる前に、かの有名なキリスト像のある山に行こうかと考えていましたが、パートナーの知人の地元の方に、海の方にある別の絶景スポットをおすすめしてもらったため、そちらに行くことにしました。
ケーブルカーを乗り継いで、「シュガーローフ」という名前のついた岩の塊の上まで行きます。

リオを一望することができて、とてもきれいです。
キリスト像も遠くに見えます。(写真の左の方のぴょこっとした山の上)


リオの空気はブラジルを離れてから定期的に恋しくなります。サウダージという言葉がぴったりです。

次はブラジルの首都、ブラジリアに向かいます。
ブラジリアのお話をする前に、次回はブラジルのポルトガル語についてのお話を少ししたいと思います!

リオ郊外にある小さな滝。ジャングルのようですが安心して泳ぐことができます。

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