マガジンのカバー画像

大人になってからの思い出

29
私の書いた記事の中で、主に大学生以降の体験談をまとめたものです。ツーリングに関するもの、勉強が主題のものは別にしています。
運営しているクリエイター

記事一覧

道路と水道

ゲーム『ポケットモンスター』で、最新作のSV以外ではマップは概ね町と道路とダンジョンから成る。そして、その中でも道路は、BW2以前とSM・USUMだと道路と水道がある。この「水道」は、蛇口を捻って水が出る「水道」ではなく地理的用語で、両脇に陸地があって海が狭くなり、通路のようになっている箇所を指す。そして、道という文字が付くように、船での航行にも用いられる。ちなみに、初代ポケモンの水道は、現実の関

もっとみる

覚えられない数字

私は数学も得意だったし、数字には強い方だと自覚している。それに、無駄だと思う数字も結構記憶している。円周率は以前100桁暗唱しようとしたことがあって今でも40桁ぐらいなら覚えているし、光速の有効数字9桁、重力加速度の有効数字6桁も覚えている。もっと身近な所だと、大学の頃は同じ学科とかサークルの人の誕生日ぐらいは覚えていた。そんな私でも、全然覚えられない数字がある。それは、ナンバープレートの数字だ。

もっとみる
機械音痴とパソコン

機械音痴とパソコン

私は機械がどうも苦手で、ソフトウェアはともかくハードウェア部分について疎い。大学一年生の頃にノートパソコンを初めて購入し、10年以上は買い替えをしていなかった。自宅でパソコンを使うときなんて、履歴書とか職務経歴書を作るぐらいだったので、それも当然だろう。

ただ、とあるきっかけでパソコンを新しくすることにした。その頃私は職業訓練校に通っていた。感覚で使っていたパソコンを系統立ててしっかり学び直した

もっとみる

接客の難しさ

これはつい最近あった話。
私は、いつものようにマンガの新刊を買いに本屋へ向かう。いつものようにとは言ったものの、今回は本屋へ行くのが例月より少々遅れてしまっていた。集めているマンガの続刊がいくつか出ており、それを本屋の新刊コーナーで探す。だが、そのうち1つが見付からない。念の為既刊コーナーも見て、再度新刊コーナーを探すが、それでも無い。仕方なく、店員さんが手隙のタイミングを窺って訊ねてみる。もちろ

もっとみる

ミスを減らすには

人であれ、機械であれ、長時間稼働していればミスはつきものだ。そのミスをいかに減らすかといえば、そもそもミスをしないようにするか、ミスをしても気付けるようになるかのどちらかだろう。
製造業だと、不具合があったときに顛末書に改善案を書くことも多いらしいが、よく使われる改善案が"ダブルチェックをする"だと聞いたことがある。ダブルチェックとは、作業者が確認した項目を、別の人にも確認してもらうことだ。確かに

もっとみる

正しさは時に状況を翻す

これは私が初めて正社員として入った会社でのこと。私が入社して程なくして退職した人の仕事を引き受けることになった。それは面接で聞いていた話とは違ったが、内定を断られても困るので伏せていたそうだ。とはいえ、私にとって初めての正社員入社だ。それを聞いて「じゃあ会社辞めます」とは言えない。結局、私はそれを受け入れ、私の数ヶ月前に入社した先輩が私の指導係となった。

それからは、その前任者が残した仕事の手順

もっとみる
弁当と割り箸

弁当と割り箸

私が初めて正社員になったのはもう少しで30歳になる頃だった。せっかく正社員になったのだからと心機一転し、私は弁当を自分で詰めて持っていくようになった。「詰める」という表現をしているのは、私は料理をせず、弁当はご飯や冷凍食品を単に弁当箱へ詰めたものだったからだ。冷凍食品も、常温で自然解凍されるものだ。手間が掛からないのはありがたい。

仕事に弁当を詰めて持っていくのが習慣になった頃、とある出来事があ

もっとみる

兄弟で似ている所

他の記事でもたまに姉弟と言う言葉を用いているが、私には姉と弟がいて、その中に私と血液型が同じ弟が1人いる。私たち姉弟の外見は似ていないとよく言われるが、その弟とは内面の部分で似ている所がある。今回はそれを綴っていく。

子どもの頃、似ていたというエピソードは特に覚えていない。同じ場所で生活しているのだからある程度知っているものや興味が似るのは当たり前だろう。だから、これは私が社会人になってからの話

もっとみる
初めての一人東京 後編

初めての一人東京 後編

仕事帰りにそのまま東京へ直行という無茶なスケジュールな上、飛行機の遅延というトラブルも合わさり、疲労困憊な状態で辿り着いた東京。しかし、今回の目的はオフ会だ。疲労はピークだったが、何とか私はオフ会に参加しているメンバーへ、駅に着いたことを知らせるLINEを送る。
だが、もう私は疲れ切っており、地面に座り込んでしまった。体も重く、スマホの操作をする気も起こらない。ここが東京でなく、住んでいる所の近く

もっとみる

世間も、地元も狭い

私は大学で教員免許を取得できる学科へ進み、4年生の頃の教育実習は母校でお世話になった。高校ならともかく公立の中学校だ。私が中学生の頃の先生は1人も居なかった。だが、30人程の教師の中に気になる人物が居た。それも1人や2人でなく、3人だ。

1人目は、小中学生の頃の同級生と同じ苗字の先生。向こうも気になっていたようで、話し掛けられる。話してみると、想像していた通り、その先生は同級生の親だった。実は、

もっとみる
初めての一人東京 前編

初めての一人東京 前編

私は九州で生まれ育ち、人が多いところは苦手だ。
初めて東京を訪れたのは高校生の時の修学旅行。一緒に回る友達も居らず、一人でディズニーランドを巡った寂しい思い出がある。あそこは東京では無く千葉だが、東京も移動しているので東京の思い出にカウントして差し支えないだろう。
2回目は訪れたというより通過だ。大学のサークルでとあるイベントに参加するため、東京の空港を経由しただけだ。東京の思い出といえばそんなも

もっとみる

解析(物理)2023ver. 後編

(前編のあらすじ)
ポケモンSVのイベントレイドで、パスワードの一部を隠している配信に参加するため、私はポケモンSVのフォントの文字幅を研究することにしたが、いい成果は得られなかった。

そういえば、とポケモンのニックネームについて考える。カタカナやひらがなのニックネームだと文字が揃うが、アルファベットなどを使うと文字が揃わないことが多い。ここではたと気付く。「ポケモンのニックネームでフォントの文

もっとみる

解析(物理)2023ver. 前編

これはポケモンSVであのコレクレーのレイドイベントが行われていた頃の話。私も色違いのコレクレーを捕獲しようとレイドの結晶を巡るが、全然出てこない。そんなことを数日やって、ふとYoutubeでコレクレーの色違いについて調べてみると、とある配信が見付かった。早々に色違いのレイドを引けた配信者が、色違いレイド配布をしていたのだ。

私は思わずその配信を開く。その配信では、パスワードの一部を隠しており、回

もっとみる
高速道路の運転経験

高速道路の運転経験

遠くへ早くアクセスする為には便利な高速道路。普通自動車の運転免許を持っている人のほとんどが、一度は自身の運転で高速道路を利用した事があるだろう。しかし、私はその経験が無く、更にバイクを運転しているものだから、生身を晒す状態では恐いし、これからも利用することは無いだろうと思う。これはそんな珍しい状況に至った体験談だ。

それは、普通自動車運転免許を取得している時のこと。地方の大学に通っていた学生には

もっとみる