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高速道路の運転経験

遠くへ早くアクセスする為には便利な高速道路。普通自動車の運転免許を持っている人のほとんどが、一度は自身の運転で高速道路を利用した事があるだろう。しかし、私はその経験が無く、更にバイクを運転しているものだから、生身を晒す状態では恐いし、これからも利用することは無いだろうと思う。これはそんな珍しい状況に至った体験談だ。

それは、普通自動車運転免許を取得している時のこと。地方の大学に通っていた学生にはあるあるだろうが、私は合宿で運転免許を取得した。自動車学校での運転免許取得は大別すると2つに分かれており、それは通学と合宿だ。
通学は、塾や習い事に近いだろうか、自動車学校での時間割のうち、本人に合った講義を飛び飛びで受け、最終的に必要な全種類の講義を受けるようなイメージだ。
それに対して合宿は、自動車学校が決めた時間割に沿って短期集中的に講義を受けていくイメージで、その間は自動車学校の用意した施設で宿泊する。まさに合宿という訳だ。

そして、普通自動車の運転免許の取得の際には、「高速教習」というものがある。前半は教習所内で運転を練習し、後半は公道も運転するのだが、その公道の運転の一環として高速道路の運転方法を学ぶのだ。だが、私は運が悪く、いや、普通の人は中々体験できないのだから寧ろ幸運だったのかもしれないが、その「高速教習」のタイミングで台風が近付き天候が悪くなっていた。
荒天時では事故のリスクも上がる。しかし、合宿という都合上、日程をズラすことも出来ない。結果、高速教習をシミュレータで体験することとなったのだった。

実際のところ、合宿免許で8~9月に普通自動車の運転免許を取得する大学生はそれなりに居るだろうし、台風の到来しだす時期だから意外と似た経験をしている人は多いかもしれない。だが、このエピソードを話すと皆から珍しいと言われる、そんな体験だ。