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【時間術】1冊30分以内で読める効率的読書術のススメ!

記事を読んで頂きありがとうございます。
道楽と申します。

今回は時間術を応用した読書の効率化についてお話し致します。
近年、早いスピードで読書をする=速読。と考える人も多いのではないでしょうか?

実は科学的研究結果によると、速読で本から得られる情報と知識の定着には相関性がなく速読とは「早く読めるだけで理解するための読書法ではない。」という結論が出ております。 

しかし、ビジネスマンや受験生、あるいは日々何かしらの解決を求めて本を手にするほとんどの人は実践に役立つ読書法を探しているのではないでしょうか?

ご安心ください。
本記事では科学的エビデンスに基づき「効率的で知識定着と実践に活かせる読書法」を様々なデータを用い、誰でもすぐに実践する方法があります。

是非、最後までご一読頂けますと幸いです。

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【目次】
・効率的読書法とは=「スピード」×「記憶定着」である。
・○○効果を利用する。
・○○で記憶する。
・○○する。

​・効率的読書法とは=「スピード」×「記憶」である。

早速、結論から申し上げます。

効率的読書法とは「スピード」×「記憶定着」という公式で成り立っています。

「スピード」と言えば、眼球を高速で動かす。あるいは、数を多くこなす訓練が必要だとイメージしますか?

答えはどちらも違います。スポーツの世界において確かに早い記録を出すために日々トレーニングをしたりしますがアスリートの世界と今からお伝えする読書法は全く異なります。

トレーニングは何も必要なく、誰でも今日から実績できる簡単な内容となっております。

トレーニングは全く必要ありませんが、読書の考え方は変える必要があります。
高速読書術では"すべての文字を読む"必要はありません。

皆さんは昔から、「本とは順番通り、最後まで読むのが読書である。」と言わずも当たり前の概念として刷り込まれてきたのではないでしょうか?

それもそのはず。学校の教育がそうなって無意識に教えられてきたはずです。

冒頭から順を追って1語1句を最後まで読む。という概念は小説や国語の教科書のようなストーリーとしての作品には有効かもしれません。
しかし、本記事は「効率的に読む」事を徹底的にこだわりますので、ストーリーになっている作品も「効率的」に進めます。

そのためには読書の概念から見直しましょう。
どんなに文字を追って読んでいっても必ず、「著者が伝えたいメッセージは1つ」しかありません。

効率的読書術のポイントは著者の"伝えたい事"を探しに行く事でもあるのです。

また、読む前の心構えも重要になってきます。
学校の教科書と違い、あなたはが自主的に手にしているその本は何かしら課題に対し答えを持っているのでは?と思い手にしたはず。
もしくはその本から知識を得るためなのか、意識していなくてもその本を選んだ目的は必ずあるはずです。

本を読む前の「目的」を明確化する事は、これからお伝えする効率的読書術においても必要情報の取捨選択という観点で重要な役割を果たします。

読む前:「目的」と「本から得たい知識」を明確に決める。


・○○効果を利用する

では早速、具体的なやり方に参りましょう。
効率的読書術の公式「スピード」×「記憶」の片方「スピード」からです。

「スピード」を意識した読書術とはすなわち「分散効果」を利用します。

分散効果とは"何度かに分けて複数回読書する事"を意味します。
具体的には1回目を15分以内、2回目を10分以内、3回目を5分以内に読む事を徹底的に守ります。

ではなぜ、短い時間で複数回読む事で読書の効率が上がるのでしょうか。
これは心理学でいう「初頭努力/終末努力」と脳科学の「時間的切迫による集中効果」が掛け合わせて成り立っている為です。

人の集中力のピークは15分・45分・90分に分かれます。
同時通訳者のように膨大な集中力が必要な場合は15分が限度と言われております。
小・中学校の授業は中期的集中力が必要になり、この法則に基づき45分、大学は長めの90分。いずれも集中力をベースにした時間で区切っております。
(サッカーの試合時間も90分ではあるものの45分に一度、ハーフタイムを挟みますね。)

さらに集中力の波を細かく見ると人間は「初めと終わり」に高い集中力を発揮。中間はいわゆる中だるみ状態になることが分かっております。
これを心理学で「初頭努力」と「週末努力」と言います。

この心理的効果に追加で時間を設定することにより、制限がついた状況で脳がプレッシャーを感じ取り読書に集中して取り組む事が出来るようになります。
お家でダラダラと読んだ本より、書店で立ち読みした本の内容の方が濃く印象に残っている経験はないでしょうか?

では次に読書を「1回目を15分以内、2回目を10分以内、3回目を5分以内に読む」理由をご説明致します。
実はこれ、各セクションで読み方が変わり、それぞれがすごく重要な役割を果たしているのです。

1つずつ解説していきます。

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