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第160回受賞作『1R1分34秒』(町屋良平/新潮社)

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第160回受賞作『1R1分34秒』(町屋良平/新潮社)を…番組ラテ欄っぽく紹介!

【80文字】
気持ちが弱く才能もなく情熱失いかけの21歳ボクサー▼自我に溺れゆく中ある出会いが彼を醒めさせる▼1勝のため自分を取り戻すため全てを壊し己と向き合う▼身体性言語化

【200文字】
負けが続く21歳プロボクサー▼気持ちが弱く特別な才能もない自分に嫌気がさし惰性で続けるもどこかボクシングにしがみついている▼自我の渦に溺れそうになりトレーナーにも見捨てられた彼の元にある男が▼「おまえは勝ちたいのか?」目前の1勝のため!目をそらしてきた自身を取り戻すため!全てを壊し男と共に己と再び向き合っていく▼徹底的な内面描写と心境の変化と共に変わってゆく文体に引き込まれる▼見事な身体性の言語化

<以下、出版社ページより抜粋>
●著者:町屋良平 (マチヤリョウヘイ)
1983年生まれ。2016年『青が破れる』で第53回文藝賞を受賞。2019年『1R1分34秒』で第160回芥川賞受賞。他の著書に『しき』、『ぼくはきっとやさしい』、『愛が嫌い』がある。

出版社ページ https://www.shinchosha.co.jp/book/352271/

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