くろね子

決着はナイフエッジデスマッチで ツイ垢 @hanged_neko

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マガジン

  • エッセイ

    おふざけから鬱病の豚の駄文まで。こまったものを入れる箱です

  • ゲーム感想

    ソシャゲとゲームのコーナーだよ。大抵はストーリーへの言及をする。 (現在抱えてるソシャゲはFGO、アークナイツ、ブルアカ、ニケ)

  • アニメ感想

    あんまり増えないかもしれないけどたまに狂ったようにハマるよ

  • うまいもん

    デブをデブたらしめる食事について紹介するよ。 誰かがうまいもんを奢ってくれるチャンスは常に待ってるよ。

  • 映画感想

    メインコンテンツかもしれない。雑に雑な映画を見て雑に褒めます

最近の記事

雑記:技術も魔術もタダじゃない

 奈須きのこの作った型月世界観の一個でっけえ発明は“魔法と魔術の差異”という概念であると思うわけですよ。才能や血脈に大きく依存するが、“魔術”というやつはある種のエネルギー保存則を超えるものではなく、何らかの技術や下積みと交換されるものである、と強く定義づけた訳ですよね。  このFGOにおけるアヴィケプロン先生の発言とかメッチャ好きなんですよね。パッとやってるように見えるかもだけどパッとやれるように頑張ってきたわけでさ……そこんとこ頼むよ、みたいな。 まあ何がいいたいかって

    • 奥空がホントは滅茶苦茶可愛いってコト、気付いてるのクラスで俺だけだろうなって思ってる奴

       クラスの男子全員だろ……。  俺は前からアヤネ、いや奥空がすげえ好きで、なんというかアクの強いメンバーの中でも芯を失わないところとか、野暮ったくならない絶妙に可愛い赤いフレームのメガネとか、好きだったんですよね。   で、アニメのOPで“動く奥空も可愛いな……”ってめっちゃ思ったんですよ。まあそりゃ当たり前だけどさ。なんというか対策委員会のメンバーの中で一番“モーションで静止画との可愛さの差分が出るタイプ”って思っててェ……。いるじゃないですか、三割増しに可愛く見えるや

      • 痩せるわよ……!!

         実の親に騙されて一週間超、散々自己憐憫を擦ったのでそろそろ次のところに行かねばなりません。しかし自己憐憫と一緒に食道楽を擦り切ってしまった俺の体重はいつの間にか96キロ近くなっていたのでした。おそらく最高記録です。ヤバない?????  閑話休題。せっかくなのでちょっと未来の自分にご褒美をやろうと思って寿司屋でも予約しよっかな!って思ったんですよ。したら目的の寿司屋が三ヶ月くらい先まで全部埋まってて乙ってしまった。どうしよ。  じゃあ三ヶ月後にいっそ肉でも食うかと。俺の昔

        • 初スペース反省会

           ヘッダーはディスコ―ドを確認することを催促するために最も適した画像。  今日は友人と初スペースをやった。議題は“悪口大会”。 そのスパイシーな議題に比して内容は穏当なもので、おおむね“年下の女にメロつく男のみっともなさに関するケーススタディ”の話をした感じ。  スペースというやつは初めてだったのと、割とクローズドな話に終始しちゃったのでちょくちょく見に来た自分の友達とかフォロワーにはマジですまんな……って感じでした。文化わからん。あとiPadはホストになれないらしい。イ

        雑記:技術も魔術もタダじゃない

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        記事

          この世で最も価値のあるエッセイ

           それは俺の書いたエッセイです。こんにちは。  あっ石を投げないで聞いて欲しい。つまりどういうことかというと、エッセイというやつは感情の軸線を書き殴る娯楽なわけであって、であるならばこの世で最も重視されるべき観測者である“俺”の感情のボラティリティにこそ最も価値がある、ってことなんですよ。  最も価値のある小説、とかならこうはならない。俺よりも面白いアイディア。俺よりも優れた文章表現しかこの世には存在しないと言っても過言ではない訳で。でもさ、エッセイにおける“感情”だけは

          この世で最も価値のあるエッセイ

          禊としての大食、そしてデデデデ前編

           深く深く傷ついた俺の心を癒すもの、それは食事と、映画しかない。 手元の飯ガイドブックに巣鴨のお店があったので足をのばした。時間はもう二時過ぎ。俺の感覚では大体三時がランチの終わり、LOは二時半。  はたして、目的のお店、洋食小林はまさに2:30にラストオーダー。走る。GoogleMapを開く。最寄り駅は庚申塚。おい、庚申塚は巣鴨じゃねえぞ、TDLがCDLだって話する????  注文したのはポークロースカツ定食をベースに、ホタテのフライとお店の名物であるスコッチエッグを追

          禊としての大食、そしてデデデデ前編

          ヒトの童貞で遊ぶな

           はじまりはひと月ほど前、突如母からもたらされた不気味な決定事項だった。“あんた、今度女の子と飯を食ってきなさい”。いやどういうことだと問い詰めても口を濁すばかり。散々問いただした結果、母の友人の娘の友達が今彼氏と別れてしまったので日にちを決めて食事に行ってこい、女の子に慣れろとの事だった。おれはこの謎の条件と歯切れの悪さに一抹の不安を覚えつつ、しばらくご無沙汰していた素敵なレストランを予約した。  果たして待ち合わせに現れたのは母の友人その人であった。おれはこの人に大変に

          ヒトの童貞で遊ぶな

          ハリボテの希死念慮について

           今ランニングマシンをウォーキングしながらこれを書いている。いつもの時期がやってきてしまったから。“死にたい期”である。これは脳みその生理のようなものなのでなんというかいつもはただ頭を下げてやり過ごしているのだが今回はちょっと長い。思い当たることはまあ仕事の事だよね。  今の仕事始めてからもう何年だ?そこそこの時間がたった。まあずっと役立たずだよね。その上、この仕事をしていく中での「こうなっていきたい」みたいな展望も持てないまま仕事にこびりついているのがなんだか酷く申し訳な

          ハリボテの希死念慮について

          FGOイド雑感:他国の土俵での相撲の取り方、あるいはアベンジャーズエンドゲーム(誤用)への覚書

           Fateというコンテンツが“奈須きのこが創出したプラットフォームを基底においたアンソロコンテンツである”というのは一面として事実で、またそうしたアンソロジーへの取り組み方ってライターによって結構差分があるよね。ライターさんによって得意なこと、苦手なこと、特色……名前が表に出ているもの、出ていないものも込みで色々あるけど、Fate自体は20周年、FGOすらもう九周年を控えるこのコンテンツには膨大な量のテキストが組み込まれているわけで。今回は“奏章Ⅱ・不可逆廃棄孔イド”を契機に

          FGOイド雑感:他国の土俵での相撲の取り方、あるいはアベンジャーズエンドゲーム(誤用)への覚書

          雑記:でこれいと・でこれいしょん!

           数人の友人に挟み撃ちにされたのでやってみた。  とても面白かったのだけどこれは説明というか他人に勧めるのにむずかしいゲームだなってなって今困ってる。かわいらしいドット絵で構成された比較的レトロでシンプルなUIのもと、あらすじ通り選択肢を選びながら“きみ”をユーレイ側にしてしまおう、というゲームなんだけど、それだけ話してもだから何?って感じじゃん。さりとてこういうところが面白くてェ………って話をすると不可逆的にこの1周自体はシンプルで短いゲームの“うまみ”の部分に言及せざ

          雑記:でこれいと・でこれいしょん!

          雑記:ハンバーガーはしご日記

           ハンバーガー屋に行きたい。  そういう雑誌(ヘッダーのやつ)をkindleでいれたら滅茶苦茶行きたくなってしまった。ハンバーガーはいい。おれの働いてたレストランのシェフは“ハンバーガーは総合芸術”って言ってたしおれもそう思う。ただ、きっとシェフの言うところの意味はおれにはまだわかってない。すこしでもその意味をおれも知りたい。お腹もすいてきた。  そこでダイエットがてらハンバーガー屋をはしごしに行った。いや、おかしな話をしているかもしれないがちゃんとダイエットにはなってい

          雑記:ハンバーガーはしご日記

          悲劇の自家中毒を楽しむ人について

           ここ最近連続で俺があんまり好きじゃない光景を見ちゃったんですよね。何が好きじゃないかっていうと、『虚空から物語の悲劇的な行間を読み出して、“おのれ……なんという悲劇……!”みたいに盛り上がる人』の事なんすよ。凪の代償のあとにテラ世界の為にドクターが命を捧げた訳でもないし(石棺の余剰エネルギーだって書いてあるだろ)、ウォルターがスネイルにバラバラ実験に使われた可能性はそんなに高くないんすよ(人型から遠ざけたら芳しくない結果だったって書いてあるだろ)。スネイルだってやってもない

          悲劇の自家中毒を楽しむ人について

          サーミの投げ掛ける『孤星』へのアンチテーゼ

           いよいよやってきた待望のサーミイベント、面白かったですね!  乳の馬鹿でかいサルカズッパリが登場し、そんなナリで弓が引けんのか???とかなったり、インターネット一部界隈で大人気の『皇帝の利刃』さんが良い感じで先行きに暗雲を投げ掛けたり(野生化するな)、ウルサスの持つ拡張主義的立ち位置ってヴィクトリアのそれとは質感が違ってなんか嫌にリアルなところあるよな……とか。  でも自分が一番感心したのが、サーミという大地の物語そのものが『孤星』の、クルビアの、あるいはクリステ

          サーミの投げ掛ける『孤星』へのアンチテーゼ

          雑記:見知らぬMV放浪記

           EveのMVってめっちゃ凝ってるよねぇ(挨拶)。何となく久々にYouTube見てて思ったんですよ。今のアーティストはMVも一個の作品として成立させてないといけないんか……?みたいな。ちょっと前に触れたBUMPの『Sleep Walking Orchestra』だってダンジョン飯の答え合わせであると同時に一個のミニストーリーとして成立してる。労力半端ないよなと。  で、ふと「おれって最近の曲もあんまり聴かないタイプだしこういうMV文化みたいなの全然わかんねえな」って思ったん

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          いつか灰になる日

           病を得てから随分小さくなってしまった。けれど焼き場から出てきて、真白く焼き上がってしまった祖母の体積は小さな骨壺一つにおさまるようになった。いよいよ本当にさよならだ。とんびが上昇気流に乗ってゆっくりと舞い上がっていく。いい天気だった。  身内の葬儀は二度目になる。悲しくはなかった。ただ、祖母自身の人生の自己採点がハナマルになってくれたか、それだけが気になった。若くして夫と死に別れ、一人で家を支えてきた祖母の大腿骨が目の前にあった。何となく僕はその骨を「食べたいな」って思っ

          いつか灰になる日

          アークナイツモジュール文学その2

           前回はこちら。ヘッダーは我らがスーお嬢様の金言です。  またぞろテキストに感じるものがあるモジュールが溜まってきたので再度紹介を試みんとす。いや、たまに「もう本編でちゃんと紹介してやれよ」レベルの情緒のあるものがあるので油断のできない育成コンテンツです。性能を突き詰めれば数を読めない、物語を網羅すると性能が突き詰められない………。そう誇りとは刃に ①イフリータのモジュール「シンテクシス」 御存知、超骨太イベント『孤星』でもその精神的成長を見せつけたイフリータのモジュール

          アークナイツモジュール文学その2