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キロ=焼きそば説(ニケイベント『LAST KINGDOM』雑感)

 もうタイトルで言いたいことは全部言い切りました。

 おれこのCM100回見てるんだけどイベント終えて真っ先に思い出したのがまさにこのCMなんですよ。



 もうこの辺り完全にキロとタロスじゃないですか。タロスはいいよね……ソーセージだからポトフにもホウレンソウのバターソテーにも入れて……なんでも出来て!! 私は所詮焼きそば、焼きそば以外に何も出来ない……ッ!!!



 アイデンティティの喪失と復権の話が好きすぎる。でも、キロはタロスの、タロスはキロの居場所になるって誓ったけれど、そんなの所詮ただのコトバに過ぎないし、いずれキロはふたたびおのれを失ってしまうかもしれない。おれはそう思いながらテキストを読み進めたんですよ。そしたらさ。

 空想が現実になる瞬間が好きすぎる。ただのコトバは実体を得て、揺るがしがたい絆になる。もう大丈夫なんだと思った。データキャラの言うイマイチ根拠に欠けた“100%”は絶対だってみんな知ってるよね!?


 しかし改めて思うんだけど今回のイベントって“己は何を為すべきか”という役割や運命に真摯に向き合う物語だったよなと。キロとタロスの顛末はもちろんのこと、使命だけを帯びたからっぽの人形が“王”という役割を得たクラウン、“王と従者の物語”にクラウンを縛り付けた事に思うところはありつつも“二人の間の真実”として内面化するチャイム、ニケとラプチャーという陣営の間で己の居場所を未だ求め続けるマリアン。なんとなればトーカティヴですら“運命の中の己の役目”に対しては真摯であり、感情の爆発を見せる訳ですよ。だからさ

 二度も馬に轢かれてる馬鹿が最もみじめな敗北者になるのは必然なんですよね。インディビリア、全然真面目じゃないもの。紅蓮に“たとえ光速で尻尾を振れても意図がないなら無意味な斬撃”って煽られてたけど本当にそうなりましたね。

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