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おれの……色!?(映画「きみの色」ネタバレ雑感)
過日、友人と共に映画「きみの色」を見に行った。主題歌がミスチルだって聞いて“ミスチルファンアンチ(ハルキスト絶対殺すマンと近似の俺の中の獣)”が目覚めそうになったが、監督が「平家物語」をやった山田尚子さんだと聞いて行くしかなくなってしまった。色合い、台詞、挙動が美しいんだ。
で、見終わったときにあんまりにも「これ……アタシだ……!?」となってしまった訳です。おれがもし心の均衡を失ってたら絶対
禊としての大食、そしてデデデデ前編
深く深く傷ついた俺の心を癒すもの、それは食事と、映画しかない。
手元の飯ガイドブックに巣鴨のお店があったので足をのばした。時間はもう二時過ぎ。俺の感覚では大体三時がランチの終わり、LOは二時半。
はたして、目的のお店、洋食小林はまさに2:30にラストオーダー。走る。GoogleMapを開く。最寄り駅は庚申塚。おい、庚申塚は巣鴨じゃねえぞ、TDLがCDLだって話する????
注文したのはポ
ミリしら一歩手前SEEDメモ《解答編》
いやあ、めちゃくちゃ面白かったですね!ミリしら一歩手前の俺でもすごく楽しめたので、ちょっとでもSEED知ってる人は観に行った方がいい。俺と一緒に観に行って、様々な事象について解説してくれた友人にはこの場を借りて感謝を述べたい。おかげでいろんな発見がありました。
実際に映画を観て感じたキャラクターへの雑感をネタバレありでメモって行こうと思います。前回は下記
・キラくん
俺が思ってるのの
ミリしら一歩手前SEEDメモ
週末、友人と一緒に劇場版SEEDを観に行くことになった。
ただ恥ずかしい話なのだが俺がSEEDのことをほとんどわかっていない。
知っていることは
機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vs.Z.A.F.T.IIの内容+αといったところ。
一応予習していくつもりなのだが、劇場から帰った後「俺こんなことも知らないで観に行ったんだな」って笑うために現時点でのキャラ知識をメモっておく。
・キ
『ミーガン』に見るサービスの心とちょっとした感傷
ミーガン!良いですね、おすすめです!!!
俺が最初に『アイの歌声を聴かせて』を見た時にめちゃくちゃ思った、“これってワンチャンホラーになり得るよね????”を想像以上にした感じ。ミーガンを一言で表すとそういう映画だと思う。
ちょっと友人と話したときに最後のシーンの解釈について伝えたいことがあったんで個人的な雑感こみでちまちま書いていきます。以下、内容に「ミーガン」「マリグナント」「小説家
『サイコゴアマン』狂暴女児に見るデジャヴ
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B09R4F5S12/ref=atv_dp_share_cu_r
一年の計は新年一発目の映画にあり。かねてより友人たちから勧められていた映画『サイコゴアマン』がアマゾンプライムにやってきたので早速見てみました。なんだこれ………。
上記はプライムビデオに記載されている説明なんすけど、“極悪な性格の持ち主であるミ
本当につまんねえ『ドミノ』への悪口
風呂上りだけど悪口なら音速で書けそうなんで書いちゃいますが、おそらく俺が2023年に見た数少ない映画の中ではぶっちぎりでつまんなかったです。じゃあ何がつまんなかったかっていうともうこれは脚本ですよね。
俺はベンアフレックも普通にめっちゃ好きだし役柄にも合ったチョイスだったと思うんですよ。もう本当に脚本がダメだった。いやもしかしたら俺が馬鹿なだけで本当は超面白い作品である可能性も全然微粒子レベル
IP(歴史)を繋ぐもの(マリオ映画ネタバレ気味雑感)
巷で話題のマリオの映画を観た。俺ははっきりってマリオの歴史に対して全くの門外漢なのだけど、それでもこの映画に込められた分厚い“地層”のようなものが感じられるすごい映画だった。
ブルックリンのうだつのあがらない配管工兄弟というオリジンから始まり、ある種の“異世界転生”のようなフォーマットでキノコ王国の物語と合流。クッパの野望を砕き、ブルックリンとキノコ王国双方を救う英雄となるというシンプルで力
雑記:エヴリシング・エブリウェア・オールアットワンス
奇妙な映画を見た、というのが正直な感想になるかもしれない。
いわゆるマルチバースものってなんというか“重い”よね。それは設定とキャラクターの物量の重さなんだけど。そういうものを改めて認識したというか。以下、ネタバレありで書いていきます。
例えば『スパイダーバース』なんかは出てくるのスパイダーマンだって我々は了解してみるわけで。あるいはこれは昨日見たんだけど、グリッドマンユニバース(これは
最高の茶番、最後の料理(ザ・メニュー雑感)
おれは茶番が好きだ。
さる2022年12月15日、翌日に迫る『アバター2』公開を前に様々な映画が公開を終了していた。その中に最高の“茶番”が含有されたサスペンスがあった。ここでいうところの“茶番”というのは要するに“二人の人間がお互いの意図を汲みながら、あえて素知らぬ風に演じられる即興劇(エチュード)”のことを指す。まんがだと『うしおととら』で、彼らの物語のはじまりの蔵で、とらとうしおがやっ
雑記:今週見た映画(BLUE GIANT/BABYLON)
や、せっかく映画を2本も観たのに何も書かないのが勿体無い。しかし最近人生が地味に忙しいのでサッとメモるだけメモっておこうかなと。
・BLUE GIANT
これの原作漫画がかなり好きで結構しっかりエピソード覚えてるんだけどかなり打点の高いアニメ映画化じゃないか? 描くエピソードはJASS結成〜解散にバシッと焦点を当てつつ、エピソードを大胆にカット。その上で演奏にはしっかり尺をさいて“演奏者の
今更全人類が見たRRRの話を
する必要ある?無い気もする。
まだ見てないのはブリテン人だけだろうし、逆説的に今この段階で傑作叙事詩『RRR』を見てないって事はそいつはウガンダに住んでようとダマスカスに住んでようと、重慶に住んでいようとブリテン人って事でいいんじゃないか?
閑話休題。この映画見る前の前評判で「マヘンドラ・バーフバリとバラーラデーヴァがもし手を組んだら」みたいなイフ、とか雑なウソをついてる人チラホラいてました