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理解し合うことを諦めない

精神科に縁のない人も
他者への恐怖って確かにあるんだけど
不安障害や発達障害の人の
他者への恐怖とは質が明らかに違う。

フラッシュバックって言うのはね
例えて言うなら
梅干しを見ただけで唾液が出るように
過去のトラウマを思い出すんだよ。
過去の生々しい感情が
現在に蘇ってくるんだよね。



今日出会ったYouTubeの動画。
とある精神科医が
対人恐怖やフラッシュバックについて
冒頭のように語っていた。



それだ。
その表現だ。
私の感覚はそれなんだ。



私はそう思った。



精神科に縁のない人に
対人恐怖やフラッシュバックを
お伝えしたときよく言われること。



それって私もそうだよ。
人目が気になったりとか
嫌なこと思い出したりとか
私もあるよ。

だからそれって
みんな多かれ少なかれ
経験していることなんじゃないの。

発達障害だって
みんなそういう所あるでしょ?

感情を自分でコントロールしなきゃ。



そう。確かにそう。
でも違う。違うんだよ。



私はそういう言葉を聞くと
とてもがっかりしてしまう。



特別な存在として
扱ってほしいわけじゃない。
悲劇のヒロインに
なりたいわけじゃない。



ただね
不安障害や発達障害…
他の心の病気もそうだけど
味わっている苦しみや困りごとは
あなたの想像を遥かに超えるよ
って言いたくなってしまう。



対人恐怖って知ってる?
人目が恐ろしくて
自分の命まで
消してしまいたくなるんだよ。

フラッシュバックって知ってる?
何度も過去に引きずり戻されて
自分の命まで
終わりにしてしまいたくなるんだよ。



そういう世界で生きているんだよ…。



誰も望んで
対人恐怖やフラッシュバックに
なってるんじゃない。

冒頭の精神科医の言葉を借りるなら
あなたは梅干しを見て唾液を止められる?

できないでしょ?

私にとっては唾液を止めるのと
感情をコントロールするのは一緒なの。



わかっているけどできない。
だから苦しいんだよ。



精神科に縁のない人と
理解し合うって難しいことも多い。

だけど私たちには言葉がある。

難しいけど諦めない。
言葉で伝えることを諦めない。
理解し合うことを諦めない。



だから今日は
新しい表現に出会えて
本当によかった。

私の中の表現を
増やすことができて
本当によかった。

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