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マドリディスタです。マドリー中心でフットボールについて書いております。気軽にお読みいただけると嬉しいです。

マガジン

  • FOCUS

    マドリー所属の選手についてのマガジンです。できるだけわかりやすいように選手の良さを伝えられればなと思っています。

  • マドリーマッチレビュー

    マドリード拠点の白いチームの試合のおおよその内容です。

  • 小噺

    シーズンのまとめや気になることについて書いているマガジンです。

最近の記事

2024年にエンバペ獲得してCFで使うつもりなら、今獲ればいいのにね(そういうことではない)

*タイトルに書いてあることが非現実的であることは重々承知しています。 はじめに 約1ヶ月前、マンチェスターシティに大敗した。その時点でマドリーのシーズンは終了したと言っても過言ではないだろう。明朝にはマドリーのいないCL決勝が行われる。多くのマドリディスタはマドリー以外のクラブが優勝し、マドリー以外のクラブが負けたという事実を知り、感情の起伏もなく1日を過ごすことになるのではないか。欧州サッカーにおけるシーズンのクライマックスはすでにマドリディスタの関心ごとではない。マド

    • Casemiro:責任

      加入以来、モドリッチとクロースの後ろをカバーし、チームを助けてきたカゼミロ。持ち前の守備能力だけでなく、配球能力等の足元の技術も年々向上しており今や欠かせない存在となっている。彼なしではCL3連覇はなし得なかっただろう。ここぞという場面でチームを救うゴールを決めるといった勝負勘もあり、頼もしい存在だ。ヴィニシウスなどの若手選手を導く側に回り、ピッチ内だけでなくピッチ外でも頼もしい。今や、彼のいないマドリーを想像するのは難しく、彼がいない試合では彼の不在の在を痛感するのである。

      • 2021.10.30 vsエルチェ

        前節のオサスナ戦でのマッチレビューでマルセロのボールに飛び込む選手が増えると引いた相手に対してもチャンスが増えるといった旨の内容を書いたが、まさかマリアーノだとは思っていなかった。試合勘も全くなく、ヴィニシウスにアシストしたシーン以外はエンタメを提供しただけだったが、味方からボールが出ると信じて走ることができているのは大したメンタリティである。さすが何を言われようともマドリーにとどまり続ける男だ。後半見せ場はほとんど訪れなかったが、久しぶりの試合でアシストをしてエンタメ要素も

        • 2021.10.28 オサスナ戦-引いた相手の崩し方

          相手を圧倒した中での引き分けほど後味の悪い試合結果はない。特に今回の試合では崩せていないわけではなく、何度か決定的なチャンスは訪れていた。ベンゼマのポストに当てたシーンは圧倒的な個の力によるものだが、特にマルセロが入ってからの時間は飛び込んでおけば…というシーンが何度かあった。しかし、これらの点については今後の連携の向上、認識の共有によって改善はできるはず。悔しい引き分けとはなったものの、ドン引きした相手に対しての攻略方法を見せることができたのは収穫ではないだろうか。リーガで

        2024年にエンバペ獲得してCFで使うつもりなら、今獲ればいいのにね(そういうことではない)

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          ラ・リーガ第1節:マドリーvsアラべス

          久しぶりのnote投稿ですが、今シーズンはちゃんと書く(つもりな)ので、今シーズンもよろしくお願いします。 新戦力のアラバ、久々のベイル、アザールがスタメンに。クロースやカルバハルの負傷によってフェデとバスケスが穴を埋めて試合に臨んだ。今日の試合はアンチェロッティ第二次政権でのリーガ初陣だったが、マドリーは試合序盤から積極的な姿勢を見せた。試合開始直後のベンゼマのプレスと、それに続きパスコースを切りに行くアザールとベイル。中央のモドリッチやフェデが連動して相手にプレスをかけ

          ラ・リーガ第1節:マドリーvsアラべス

          第2のアヤックス

          主力選手9人の離脱、スカッドにはトップチーム所属の選手は13人のみ。ベンチにはルニンとイスコをのぞいてトップチーム選手がいないという絶望的なスカッド状況。これがバジャドリード戦のマドリーだった。そして、この状況は今回のCLベスト16のアタランタ戦でも変わることはない。こんな絶望的な状況で訪れたフロレンティーノのコロナ陰性のニュースは喜ばしいものだが、マドリーのスカッドが絶望的なことには変わりがない。(フロレンティーノ本当に無事でよかった) おそらくアタランタ戦はバジャドリー

          第2のアヤックス

          取り戻した守備戦術とベテラン組の奮闘

          マドリーが息を吹き返している。ビルバオ戦の勝利によりリーガでは13試合を消化して勝ち点26でソシエダとアトレティコと並んだ。(アトレティコは11試合で勝ち点26を稼いでいる)その前にはUCLではインテル、ボルシアMGを倒してGS突破を決めている。リーガでは無敗で失点数が今季2という異常な硬さを誇るアトレティコ相手に2点を決め完勝した。12月2日にはシャフタール相手に完敗しCLのGS突破が危ぶまれる絶望的な状態に陥り、ジダンの解任の噂もされたマドリーだったが、その苦境は乗り越え

          取り戻した守備戦術とベテラン組の奮闘

          モドリッチの未来

          モドリッチの現時点でのマドリー の契約が今シーズンで切れようとしている。今年で35歳になったモドリッチのマドリーでの出場試合数は350試合を超えた。12-13シーズンにトッテナムから加入してきた彼の在籍年数も9年目となり、その間、17のタイトル獲得に大いに貢献した。個人でも2018年にバロンドール、FIFA年間最優秀選手賞、UEFA男子最優秀選手賞などを受賞している。ピッチ上を俯瞰し、圧倒的なキープ力やドリブル、ゲームメイク能力に加え、運動量が豊富で守備も申し分ない。まさに攻

          モドリッチの未来

          起死回生

          カディス戦、シャフタール戦と負けを重ねどんよりとした空気に包まれていたマドリーだったが、土壇場で持ち堪えカンプノウから勝ち点3を持ち帰った。クラシコでの勝利でマドリーはチームの立て直しに成功しただけでなく、バルサを奈落の底へと突き落とした、、、は言い過ぎなのだが、ダメージを与えることはできた。数日前に「毎日さらに悪くなる:マドリーは崩れ落ち、、、そして土曜日にはバルセロナだ」といった悲観的な表紙だったMARCAの今日の表紙は¡SUBIDON!(上昇!)である。チームにとってい

          起死回生

          Vinicius JR 進化

          ヴィニシウスが一人気を吐き続けている。マドリーが深刻な得点力不足に喘ぎ、6試合を終えて8得点の中そのうちの3ゴールを決定力不足と指摘されていたヴィニシウスが決めている。バジャドリード戦では途中出場ながらチームを救うゴールを決め、レバンテ戦でも先制点を決めて見せた。先日のシャフタール戦では途中出場後15秒で相手のボールを単独で奪いゴールを決めた。果敢に敵陣内でドリブルを仕掛けるヴィニシウスの姿には頼もしさを感じる。彼のトライが失敗に終わることもある。しかし、何のチャレンジもしよ

          Vinicius JR 進化

          20/10/18 カディス戦レビュー

          アルフレッドディステファノでの連勝記録はあっさり途絶えた。今節の試合はナショナルチームで試合を終えたばかりの選手たちが合流したというのもあるが、それにしてもチームの動きが悪すぎた。キックオフから常に不安定なパフォーマンスが自陣内でのパスミスなど普段ではありえないことが何度も起き、結果的にはネグレドへのロングボールにヴァランが対応できず、ロサーノに決められた。その1点を試合終了まで守り切られ、敗戦を喫した。 前半の内容たるや目も当てられない内容である。ボールの支配だけはやたら

          20/10/18 カディス戦レビュー

          バジャドリード戦2020/10/1

          今シーズン最初のホーム戦でマドリーはバジャドリードをアルフレッド・ディ・ステファノへと迎え入れた。この試合の前にはエデンアザールの右足筋肉に損傷が見受けられ、今後の回復を見守るという内容のメディカルレポートが発表されている。ナショナルウィークをもうすぐ控えている中、アザールに負担を負わせたくないという事もあってのものなのだろう。昨シーズンもベルギー代表の試合を控えていたアザールは「怪我」の影響で招集されず、ベルギー代表が9月9日にスコットランド代表との試合を終えたその翌日の9

          バジャドリード戦2020/10/1

          第2節 ベティス戦2020/9/27

          昨シーズンのリーガ王者であるマドリーはソシエダの守備に苦しみ、結局ゴールが奪えないまま開幕戦を0-0で終えた。シーズンの滑り出しとしてはなかなか渋いスタートとはなったが、コンディションが万全じゃない選手もおり最低限の結果をもぎ取ったというところだろうか。ウーデゴールが起用されるなど新鮮さはあったものの試合内容の新鮮さはなく、マドリーの攻撃は停滞。相変わらず守備は固かったものの同じく堅い守備を構築したソシエダを崩す術は持ち合わせていなかった。 そんな前節の内容を踏まえてなのか

          第2節 ベティス戦2020/9/27

          MarcoAsensio:証明

          軌跡アセンシオに期待せずにはいられない。パンチのあるミドルシュート、左足のクロスの精度やダイナミズムは彼の持ち味だ。ポジショニングも素晴らしく、常に相手の嫌がる位置にいる。頭もよくチームのために動けるのは彼の持ち味だが、一方で自分をのプレーを自らオフにしてしまう嫌いもあり、いい意味でのエゴを身に付けられれば、さらに上のレベルへと上がるだろう。私のように彼の覚醒を望むマドリディスタは多くいるのではないだろうか。 そんなアセンシオが2014年8月に今現在大火事の起きているバルセ

          MarcoAsensio:証明

          19-20シーズン総括

          コロナの影響でイレギュラーだった19-20シーズン。CLを嫌な形で敗退してしまったために後味は悪いものの、リーガを奪還できたのはとても大きなことのように感じる。MVPはクルトワ、次点でベンゼマだろうか。前者は安定したセーブでリーグ優勝に貢献し、後者はマドリーの唯一の替えの効かないFWとして継続して結果を残し続けた。その他にもカゼミロやラモス、クロースやカルバハルなど3連覇メンバーの偉大さを実感した。加えて、若手選手の躍動も見逃せない。 世代交代と若手今シーズンのマドリーでは

          19-20シーズン総括

          確信

          苦しみながらの勝利だったが、マドリーはさらに後続のバルサと距離を開けることに成功した。シュートチャンスは少なく、決定的なものはラモスのPK以外だと前半のヴィニシウスのシュートくらいだった。それでも、勝利の女神は最終的にマドリーに微笑んだ。 今節の勝利は後半での修正によって生まれた。ヘタフェの守備は中央にコンパクトであったため、マドリーはサイドで何度かチャンスを作ったものの、特に前半のマドリーの攻撃は停滞していた。モドリッチを中心としてマドリーはヘタフェのプレスをうまく交わす

          確信