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#ブランディング

標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

標高1150mのキャンプ場/宿泊施設「WASAMATA HUTTE」のロゴシンボルデザイン。

紀伊山地(奈良〜三重〜和歌山あたり)を縦断する大峰山脈と台高山脈に囲まれた、標高1150mにあるキャンプ場兼山小屋宿泊施設「WASAMATA HUTTE 和佐又ヒュッテ」。

どのような、歴史を辿りキャンプ場になったのか。なぜ、この施設のシンボルが凸凹とラフな線で作られているのか。今回はそのお話を少しさせてください。

四季の変化が美しい大自然に囲まれたロケーションは、キャンパーはもちろん、大峰山

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ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」のキャラクター"ツッキー"のデザイン。

ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」のキャラクター"ツッキー"のデザイン。

奈良県生駒市のとある路地の突き当たりにある、ちょっと変わったお弁当屋さん「キッチン突き当たり」。ここには、日々みんなのお弁当や給食をつくっているキッチンの他に、誰でも使えるキッチンや広場があります。
そこには、動けないし話せないけど、静かにみんなを見守る、突き当たりのまもりがみ「ツッキー」がいるらしい。

なぜ、キッチン突き当たりのロゴは、ロゴタイポではなく読みにくいキャラクターなのか。なぜ、ツッ

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自然と人との調和という使命をもつ、種の菓子ブランド「SHUKA」のデザイン。

自然と人との調和という使命をもつ、種の菓子ブランド「SHUKA」のデザイン。

種と糖だけでつくられたお菓子「SHUKA」。「自然の恵みに手を添える」をコンセプトにした、”砂糖漬け”と呼ばれる古来の食品保存技術を活かしつつ、甘納豆において一般的である"豆"に加え、カカオやピスタチオなどの素材も取り入れた、新しいジャンルのお菓子ブランドです。

なぜ、SHUKA(シュカ)という名前になったのか。なぜ、カラフルなパッケージか。なぜ、このロゴタイプなのか。今回はそのお話を少しさせて

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自分の手で時間をかけてつくる家具は、どんな名作家具を買うよりも愛着がわく「Do kit yourself」。

自分の手で時間をかけてつくる家具は、どんな名作家具を買うよりも愛着がわく「Do kit yourself」。

同世代だし、よく一緒に遊んでいる、奈良県東吉野村の木工ファーム「維鶴木工」。彼らの新たな試みである、吉野桧の家具キットの新ブランド「Do kit yourself」(DIYの原文に1文字を足した造語)。

なぜ、10時間かけてDIYする家具キットをつくることとなったのか。なぜ、こんな名前になったのか。今回はそのお話を少しさせてください。

良質な木材、吉野ヒノキ

木肌が美しく、香りが良く、柔らか

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街の人と農家をつなぐ架け橋となるため。街の人たちと一緒につくったドレッシングブランド「gocci」。

街の人と農家をつなぐ架け橋となるため。街の人たちと一緒につくったドレッシングブランド「gocci」。

まるくぷりっとした瓶に、採れたての季節野菜がごろごろと入ったドレッシング。ドレッシングとは言ってはいるけど、ほぼ固形なので、スプーンですくってかけるしかない。パッケージはなく蓋を包むラベル紙のみ。しかも子供の落書きのような。
なぜ、このドレッシングはこんなにも固形なのか。なぜ、パッケージに落書きされているのか。今回はそのお話を少しさせてください。

ドレッシングは謎の液体ではない

奈良県の北西部

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智頭の観光は、場所から暮らしへ。智頭町観光案内所の名前が「暮らし屋」の理由。

智頭の観光は、場所から暮らしへ。智頭町観光案内所の名前が「暮らし屋」の理由。

鳥取県智頭(ちづ)町。岡山と兵庫の2県にも面した県境に位置するその町の魅力を発信する、智頭町観光協会。そのリブランディングを行う際に、店舗名称を「暮らし屋(くらしや)」と名付けました。その地の観光案内所の名称なので、通常であれば「智頭〇〇」とか「〇〇CHIZU」などといった名称になりがちだと思いますし、地域の産品を紹介するだけのお店ならば、それが適正解な気もします。
なぜ、観光案内所の名称を「暮ら

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真っ赤なバーコードにブランドアイデンティティを込めた「アナザー・ジャパン」ロゴデザイン。

真っ赤なバーコードにブランドアイデンティティを込めた「アナザー・ジャパン」ロゴデザイン。

自身の夢のため、生まれ育った地元を離れ上京してきた学生たち。「アナザー・ジャパン」はそんな学生が本気で商売を学び実践する、47都道府県地域産品セレクトショップです。
なぜ、このプロジェクトのロゴは真っ赤なバーコードである必要があったのか。今回はそんな話を少しさせてください。

私たちがつくる、もうひとつの日本

「アナザー・ジャパン」は学生が本気で商売を学び実践する、47都道府県地域産品セレクトシ

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奈良奥大和に根ざすクラフトビール「奥大和ビール」と、併走するローカルデザイナーとしての役割。

奈良奥大和に根ざすクラフトビール「奥大和ビール」と、併走するローカルデザイナーとしての役割。



2018年、奈良の南部東部エリア「奥大和」にフィールドを移しました。現在は木材産地で地域に眠る林業や木工産業、農業、地域に関わる起業家たちと共に、さまざまなプロジェクトを進めています。

そんなローカルに密着したデザイナーとしての活動を目指し、奈良に拠点を移した僕がはじめてブランディング・デザインに携わらせてもらったのが、「奥大和ビール」でした。

サムライ(醸造家)との出会い

僕なりに一言

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