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車線変更抑止目論見が活かされていないデザイン

 昨日の記事の続編的な展開です。
 公共交通の適正化に興味があってまだご覧になっていない方ご参考くださいませ🙇

 
 通るたびに【道路管理者/交通安全促進のための施し企画者 の意志に背く振る舞い】ばかりであることに気付かされる現場例を、実名で挙げます🗺

 地図(航空写真)でいうとこちらの場所です。
 大阪府内、堺市美原区/羽曳野市/松原市の境界のエリアです。上下線の間の用地に高架の阪和自動車道が計画的に敷設された、大きな幹線道路である「大阪環状線/府道2号線」。かなり縦長の画像を貼ったりして恐縮です。

Google maps

 『Googleストリートビュー』の方が手っ取り早いですね。
 GIFアニメーションにしてみました。

 地図上の最下方。水色の矢印のところから、中央環状線へ、右側から合流していくような場所です。

 合流地点から次の交差点までおよそ500メートルくらいでしょうか。【3車線の状態が維持継続されている】というのがポイントです☝

 そして、(警察の管理なのでしょうか、)各車線の境界区切りは破線ではなくて実線が適用され、それが200メートルほど維持されています。

 それにもかかわらず、(当該Google撮影車も例外ではなく)早々に左側の方へと車線変更する車ばかり…という実状になっています。

 他車にまったく影響が及ばないようなき具合であればどうだってよいのです。が、走行車数多くなってくると、各車のちょっとした挙動の乱れが渋滞発生の根っこ要因(ひいては事故誘因にも)になったりするわけで、それを抑止する工夫デザインとして、

この領域で早々に車線変更をしないように🚫
との促しを示す道路標示となっているのです☝

 

 それにもかかわらず、ほとんど全ての車両が、実線を跨いでまで”そそくさと”左側を目指す心意気が後を絶えません😫

 

 どの動機は分かっています。
 この先さらに300メートルほど進むと次の交差点があって、そこではこの「左から3車線目」は右折専用レーンとなるのです。

『この先車線減少』

制御区間の実線が切れて(=既出の縦長画像の黄色矢印地点)破線になってからの方が長い区間残っています👇

 

 もう一度☝
 当初の合流の際、【本線2車線】と【合流1車線】とがそのまま数百メートルにわたり3車線でキープされているにもかかわらず、本線の流れを乱すリスクを顧みることなく〔自己心境の安泰〕を確保しようという行動に出る運転者ばかりであるという実状。

これでは、せっかくの工夫デザインが台無しです。


 施しに対する評価力が乏しく「自分はこうしたい」の行動に出る/他者への影響に対する配慮が及ばない のは残念です。

 自らハンドルを取る人以外には少しイメージしづらいかもですが、思考題材として、本質追究鍛錬にしていただければと思います。

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