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進行方向リバーシブルなデザイン③ - 市街地の一方通行路

 今週、某局のワイドショー/ニュース番組でも複数回特集されました📺

 その見出しは『危険・逆走車多発・通行方向・通勤時間帯だけ逆に』のような感じです。一部の方はご覧になったかもしれませんね。そうではないとう方も、これらのキーワードと以下のスクショ📸から想像力を働かせてみてください💡

 幹線道路というよりは「市街地の中」。とはいえ大都市域内。とりわけ初めて訪れた人であれば、〔戸惑い〕〔逆走という交通違反をしてしまう〕〔事故惹起のリスク大〕というところ⚠

 その《一方通行規制の路線》へと向かってきた際の交差点(丁字路)のドン突きに、左右方向に関して以下の標識が掲げられている、という現場例。
※👇のイラスト内に記された黒色のテレビカメラマークの画角📹

その道路は「逆転式一方通行」で、午前6時~9時は県庁や仙台駅がある市街地方面への一方通行だが午前9時~翌6時までは住宅地への一方通行に切り替わる。

 客観的な見地からは、道路交通標識を的確に視認し、行動すれば、規制に背く(逆走する)ことにはなりません。それが”分かりにくい”と批判するのが多勢の感想になるようです。

 ただし、

《その「言い分」及び報道されていない要素》には少し引っ掛かる点があります。

 今回はそのような”気付き”記事です📖

 

◆◈◆◈◆◈◆◈◆◈◆

 

 そもそも、【全体の通行量に関し、時間帯要素を加味した上で、規制の方針を決めている】という、言わば深い配慮に基づきこのような施策になっているわけですが、「ややこしいので終日一律にすべきだ」との評価・主張まで考慮していれば収拾がつかなくなるので今回はその論点は横に置いておきます。

 その上で。
 貴方が気になる要点はどこですか?

 きっとさまざまな〔意見〕があることでしょう。『パッと見で分かりにくい/標識が複数あるし』系が主流かと思います。

 ”深読み”する人なら、『規制するにしても一方通行切り替わり時(過渡期)が危険』と提起するに至るでしょうか。☞稿末にリンクでお示しするの過去記事、シリーズ①での例はまさしくそれでした💡

 

 どうやら、この現場で逆走してしまう運転者のは「経緯」は【標識の意味が分からなかった】【認知/理解に至らなかった】が多勢を占めているようです。【初見では不明】という言い分で【これじゃ分からん】との不満が立つことが頻発?

 交差道路からこの丁字路に来ると当然のように《一時停止》がルールとなっていて、充分に視認~判読しない程度で〔通過〕してしまおうとするスタンス自体が乱暴な運転🙅🏻‍♂️
 すなわち、この標識に出くわしたにもかかわらず違和感無く進行する --- という経緯が問題なのでは? 馴染みの無い”妙な”標識体系に直面する=腹落ちするまで強引に突っ込んではならない のであって、本質的には「結局見ていない」というのは危険です🚫

 

 そもそも。
 この『一方通行』の標識。少し認識がズレている…ということはありませんか?

*** 今一度、お示しします ***

 下半分にご注目👀
 9時以降で適用される。
 右方向に『一方通行』

 なのでこの時間帯にここから【左へ向かうのは逆走】

 と?

本当にそうでしょうか?


 上記の説明(論理)は荒っぽい表現にすぎなくて、ここの道路全体が”通しで”一方通行 という規制とイコールではないような・・・😫

意味:この標識より先は、矢印の方向にのみ進むことができる

⇒あくまで、この標識がある地点より右方面のエリアにおいて、矢印と逆の方向へと進行する車両は「逆走」で規制対象 なだけ☝
⇒この地点より左方面に関する規制については含んでいない

という見方についてはいかがでしょうか?

 

 つまり、この現場での標識体系は、上述した流れのように掲示板数が多く〔過剰〕的なのではなくてむしろ〔不足〕の方に寄っている、と言えるかもしれません。

 ここの丁字路で有意義なのは『一方通行』ではなくて『指定方向外進行禁止』の方ではないでしょうか

※なお、👇のものは90°横向きになるので視認しにくい

 

† ここでは余談的ですが、『原則として一方通行路の出口の、車両の進入が禁止された方向に向けて設定される「車両進入禁止」の標識』

† 『一方通行』に補助標識も散見されますが必須ではありません

 

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