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パッと見で早合点しがちな交通系のデザイン

 多少は〔知識〕の要素が絡むこと、否定はできませんが、概ね「視野が狭いせいで」とも言われかねない事案。
 パッと見の表面だけで早合点するのは誰しも…であるものの、批判アクションに繋げてしまう心意気には要注意です🚫

 

 ひとまず。
 国内のあらゆる公道で見掛ける道路標示例を以下にてお示しします。

 貴方はこれをご覧になって違和感を抱きますか?
 普段から交通に対する興味が薄い場合、自然な反応として「気持ち悪い」とかネガティブな印象を受けますね。
 子どもに見せたら、ごく素直に「反対だ!」「左右が間違っている!」と思うのがほぼ全員でしょう。

 でも、望ましい程度の柔軟思考を備えた、かつ【道路交通】に長年慣れ親しんでいるはずの大人の場合、「大バカ者が施行を間違った😎」と悪評を下しているようでは、少しみっともないです🙊

 

 他方、ご自身の日頃の生活圏にこれと同じ施しがあるような現場を知っている方以外で、(幾ばくかの知識と)洞察力をはたらかせて、当該「一見ではチグハグに思えるもの」が何であるのか、辿り着けた人は秀逸です👍

 

 さて、画像のフレームを広角にしてみましょうか🔭

 

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 これでもまだ「難しい」かもしれませんね💦
 路肩に『原付』と書かれています。

 2車線の道路があって、右側方面に分岐がある丁字路交差点でしょうか。ここで原付バイクが右折する場合、(どこの交差点でも共通なのですが、)いわゆる『二段階右折』するルールになっているため、道路中央付近を通って行くのではなくて🚫、青信号で一旦左前方へと進んでしばらく停止して待ち、交差側の信号が青になってから元の道路を横断するような方向へと走行する。

『Wikipedia』より

 そのステップを踏むための『待避所』が設けられている現場です。

 この【右折】という標示は、【右折する原付バイクはコチラへと進め】という意味なのですね💡

 もし十字路であれば、交差する道路の直進車が信号待ちをしている停止線の付近にて《右折を二段階で行なうプロシージャの1つ目》を完了させて待つわけですが、丁字路であればこのように〔路肩〕となってしまうので、縁石をずらしてまでスペースを確保している、という配慮設計でもあります。

 

 もし先着が居て🏍自分が2台目だったらスペースが足りないかも、とか、草が生い茂っていて収まりにくいとか、路面が荒れていてタイヤが傷みそう(パンクしそう)とか、言い分が湧出しそうな現場も見られがちではありますが💦

 

 自身が原付ライダーでなくとも、交通を共にする者どうし。他人事だと言ってしまい「こんな場所知らない」と言ってしまうスタンスは残念ですが、当該工夫デザインに対して「ミスだ!」とのレッテル貼りをする早合点も浅はかですね😣

 「文字表現が少なくて雑」と?👂
 もし多かったら今度は、”見ない”となるのですよねぇ…?

#デザイン思考 #本質 #合理化 #業務改善 #デザイン #コラム #最近の学び #習慣にしていること #毎日note #工夫 #目的 #交通 #右折 #二段階右折 #原付バイク #待避所

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