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メジャーじゃなかったパニック障害

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発症当初、自律神経失調症で片付けられていたパニック障害に、長年悩まされてきた経験者として、発症のきっかけ、発病の素質は何かを振り返り、 今思うことを素直に書き下ろしました。 スト…
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#心と身体

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【22】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【22】

欲張り克服行動は時期尚早飛行機克服計画は、
いよいよ頓挫の気配が垣間みえてきた。
調子にのって、詰め込みすぎ、
早期克服は叶わぬものでした。

病気を早く直したい!
よりによって何で自分が患う!等と
枕に顔をうずめて叫んだ夜もありました。

治すのを【がんばる】とは、
仕事や学校を休むことをがんばる勇気のことであり、
気合いで早く治そうと頑張るという、オールドスクール的な発想では治るわけがないので

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【19】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【19】

ー 病気の素質を検証 ー
素質の原点世からカッコ良く見られるため、
身なりや言動を常に意識していく。
つまり、世間体を気にしすぎた生き方。
実は、常にビクビクしている臆病者である。
腕っぷしも強くないのに、
誰彼構わず強い口調のハッタリ。
頭も差ほどよくないのに、気取って喋る。
いずれも、保身のための自己満足に過ぎず、
時に見破られるていただろう。

周りはなんとも思っちゃいない。

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【10】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【10】

4.病気と付き合う【3】ー 新幹線に挑む ーこの病気を発病し、
病院へ行くきっかけをつくってくれた
x主任は、課長に昇進していた。

そのx課長から、突如
『出張行ってもらいたい。
飛行機はまだ、だめかな?』

ぼくは間髪いれずに
「すいません。それはまだ無理です。」
と答えた。

「それは」の意味は出張に行くこと
を込めていた。

出張と聞いた時点で、

え?突然、なに?まじで… え

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【1】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【1】

初めての発症から現在に至る四半世紀。病気であることを認めたくなかったぼくが
仕事、プライベートで人に隠し通してきた
苦悩などを書いて行こうと思います。

1.発症

今から25年くらい前、
バブル崩壊間もないころ、
某電気メーカーに勤務し、
内容のゆるーい出張が頻繁にあった。
あの頃の出張とは、
仕事2割で
8割は飲み食い観光であった。

そんなことを繰り返していたある時、

出張先から東京に帰る

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