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メジャーじゃなかったパニック障害

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発症当初、自律神経失調症で片付けられていたパニック障害に、長年悩まされてきた経験者として、発症のきっかけ、発病の素質は何かを振り返り、 今思うことを素直に書き下ろしました。 スト…
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#予期不安

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【12】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【12】

4.病気と付き合う【5】ー 発症リスクのロケーション ー
(ぼくの場合)新幹線にも乗ることができ、
少し自信が持てた。

これをきっかけに
行動療法が増えていく。

特に行動療法をやりなさいと
女医から言われたわけではなく、
プライベートにおける
行動が、おのずとそうなっていった。

友達も減り、土日は
彼女とダラダラ過ごす
これを繰り返していた。

こんなマンネリ生活
彼女も喜ぶワケがなく、

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【11】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【11】

4.病気と付き合う【4】ー 案ずるより産むが易し ー新幹線にのり大阪へ。

これは、治療として
おおきな一歩を
踏みこんだ経験。
行動療法にあてはまる。

おおげさな〰️!と思われるでしょう。

おわかりの方は、
理解されるでしょう。

ボクにとっては
毎日の通勤電車に
ドキドキしていることと
程度が違いすぎる出来事。

新幹線に乗る。

このチャレンジは、
清水の舞台から飛び降りる

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【8】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【8】

4病気と付き合う【1】ー さまざまなクスリを試す ー病院を変えて
治療法もかわった。

今までは、
自律訓練とやらを
ひたすらやって
薬は、頓服として
デパス0.5mgのみだった。

ここへ来て
頓服は頓服のままとし、
ぼくに合う
メインの
"くすり"を探していく。

とにかく
なおれば…と、
藁をもすがる思い
だった。

薬なんかに頼るのは
良くない、と
罪悪感があった過去の
考えを捨ててい

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メジャーじゃなかった心の病パニック障害【7】

メジャーじゃなかった心の病パニック障害【7】

3診察【5】ーセカンド・オピニオンー

症状は日ごとに悪化。
治療方法に疑問をもち、
くすりとは、応急処置的なもの。
回復傾向に程遠い。どうしたものか。

当時、
発病する1年くらい前から
付き合っていた彼女に、
病気も打ち明けていた。

ところが、
電車にのれなく
(乗れるが、なるべく避けていた。)
飛行機はもってのほか。
(これは想像しただけで、心臓が飛び出そう。)

こうなると、旅行もいけな

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