メジャーじゃなかった心の病パニック障害【8】

4病気と付き合う【1】

ー さまざまなクスリを試す ー

病院を変えて
治療法もかわった。

今までは、
自律訓練とやらを
ひたすらやって
薬は、頓服として
デパス0.5mgのみだった。

ここへ来て
頓服は頓服のままとし、
ぼくに合う
メインの
"くすり"を探していく。

とにかく
なおれば…と、
藁をもすがる思い
だった。

薬なんかに頼るのは
良くない、と
罪悪感があった過去の
考えを捨てていた。

朝夕1錠ずつ
メインとなるクスリを
短期的に試していく。

メイラックス、
ランドセンタ、
アナフラニール、
トフラニール、

1年近く効果を探る。

これらを服用してきたが、
どれも全く効かない。

とくに、
アナフラニールと、
トフラニールは
服用すると
ボーッとして
気分があまり良くなかった。

これは、
先生が、抗うつ剤も
試してみましょうと、
選定しだが、

全く効果なし。

いつも
デパスに助けられていた。

ぼくにとって
デパスが最強だった。

１日3錠までといわれていたが
多い日では、
5錠も服用していた。

あまりにも多いので
先生から
1錠辺りの質量を
変えられる。

0.5mg→1mgになる。

頓服だったデパスが、
メインと同じ服用量で
処方されていた。


できれば頓服としておきたいようで、
メインとなる薬の
選定に悩んでいた。

このころは
電車もこわいが
あらゆるものが
怖くなっていった。

"あらゆるも"のとは
以下のフローの
最後にあてはまる
すべてのものだった。

不安になる。
↓
ドキドキ動悸がはじまる。
↓
とにかく焦る💧
↓
変な人がいる。と思われたくない。
(ソソウしたくない。)
↓
息苦しくなる。
↓
公共の場で
取り乱すとは恥ずかしい。
↓
人目につかないところへ逃げたい。
↓
落ち着くまで
心臓にてを当てる
↓
すぐに逃げられない場所、
一度発作が起きた場所をさける。

このころから
ぼくは、
決まって左右のボケットに

デパスを各2錠ずつ
備えていた。

これは、日課になっていた。

これを、し忘れた時はない。

そして、メインとなるクスリが
決まる。

ソラナックス0.4mgだ。

つづく。