#小説
雨が雪にかわるように
2月にしては暖かいそんな日、雪予報の暗い空を眺めながら店のゴミ箱からゴミを集めていた。コンビニのバイトを始めた頃は、このゴミ集めが嫌いだった。でも、慣れてしまえば何とも思わない。
「リコちゃんも、後1ヶ月ね。寂しくなるわ」
「あ、でも、就職先もここから近いんで、仕事帰りに来ますから」
店長は、お母さんと同い年位でいつも優しくしてくれる。オーナーである旦那さんが夜勤に来たら、バトンタッチし
2月にしては暖かいそんな日、雪予報の暗い空を眺めながら店のゴミ箱からゴミを集めていた。コンビニのバイトを始めた頃は、このゴミ集めが嫌いだった。でも、慣れてしまえば何とも思わない。
「リコちゃんも、後1ヶ月ね。寂しくなるわ」
「あ、でも、就職先もここから近いんで、仕事帰りに来ますから」
店長は、お母さんと同い年位でいつも優しくしてくれる。オーナーである旦那さんが夜勤に来たら、バトンタッチし