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発達障害の息子は話の本筋を見失いがち!その理由は?

書店で万引きと間違えられた!高校時代のある日の思い出話から始まった

NHKの「のど自慢」を観ながら、家族とご飯を食べていました。
今日はたまたま私の実家の近くからの放送でした。
出場者の中に「書店の店員」という人がおられ、私は急に思い出したことがありました。

「書店といえば、○○書店かな?高校の時、そこのおばさんに『カバンの中の物を出しなさい!』て、ドナられたことがあったなぁ…」

当時、私が大きなカバンを持っていた上に長い時間悩んだ挙句、本を買わずに出ようとしたことから、万引きと勘違いされたようでした。
中身を全部出しても何も出てこなかったので、結局そのまま家に帰りました。書店のおばさんはムスッとしたままで、私に何の言葉もありませんでした。


話を聞いていた息子が突然激しく怒り出した!

私が家族に話したかったのは実家の母の対応についてでした。

万引きに間違えられてドナられたことにショックを受け、書店のおばさんに文句の一つも言えずにボ~と帰宅した15歳の私。実家の母の顔を見て思わず泣き出してしまいました。(お子ちゃまでした💦)

母は事情を聞くなり、即、書店に電話!
優しい母が、その時はものすごい剣幕で怒ってくれました。
……と、亡くなった実家の母を懐かしんで話を終えようとしたのですが、
息子の顔が一気に紅潮し、声を荒げてこう言いました。

「その書店のおばさん許されへんな!地獄に落ちてほしいわ」
おいお~い、そこじゃないんや~(;^ω^)


いったん負の感情に支配されると、本筋を見失う(見ようとしない)息子

「(息子の)おばあちゃんの愛情が嬉しかったことを、私は言いたかったんやで。」
「40年以上も前の書店のおばちゃんの事なんかどうでも良いんや!」

と説明したところで、感情的になっている息子の耳には入りません。
私は知らん顔で、違う方向を向いてご飯を食べ始めました。(トホホ)

息子はいったん負の感情を抱くと、話の本筋はほったらかしになります。
心が乱れ、落ち着くのにはちょっと時間が必要です。やがて、
「さっきはごめん…嫌な言い方してしまった」とバツの悪い顔で私に謝ってきます。


まだまだ解明されていない発達障害の脳

脳には1000億を超える神経細胞(シナプス)があります。
発達障害は脳の神経伝達回路の発達に異常があると考えられています。
(日本医療研究開発機構の文献の一部から抜粋し、引用しました)

しかし、まだまだ解明されていない謎が多いようです。


息子の発達障害の特徴の一つ

息子は話の本筋がわからないわけではありません。
ただ、本筋の内容から外れた枝葉のことが非常に気になってしまったり、
すぐに喜怒哀楽の「怒」と「哀」に心が支配されてしまう傾向が非常に強いのです。

その結果、本来の話の方向とはちょっと違うところで反応してしまうことが多々あります。

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今後息子に対して行うこと

考えるべきこと、考える必要のないこと、
この分別ができるようになるのは容易ではありません。

私は息子の心が安定している時、根気よく話をするようにしています。
「あの時私は何についての話がしたかったんだと思う?」
「人の話を聞くときには何に気をつければいいと思う?」

最近は、上記のように息子に質問して話をさせています。
私のほうから「こうすべきだ」「こうしなさい」とは言わないように心がけています。(ついつい感情的になってしまうこともありますが)

その甲斐あってか、たまには
「今言ったことは、話の本筋とは違う方向性のことみたいやね…」
と、気づくことも出てきました。(本当にたまにですが)


今日にようなこともまだありますが、落ち込まないで気長に頑張ります。


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