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頭痛の原因と対応方法(西洋医学編)

梅雨に入りそうなジメジメした天気が続きますね。


昼間は夏日なのに、夜は肌寒かったりと、薄着の方が良いのか厚着の方が良いのか、迷ってしまう天候です。


この寒暖差や低気圧の影響で出てきやすい症状の一つが、頭痛。


一言で頭痛と言っても、原因によっていくつか種類があることはご存知でしょうか?


今回は頭痛の種類と原因、解決策について、西洋医学的な視点から解説していきます。


先に図にまとめておくと、次のような分類になります。


病気に伴って発生する頭痛(症候性頭痛)と、慢性的な頭痛(機能性頭痛)に大別される
機能性頭痛の分類


⑴頭痛の分類


西洋医学的には、頭痛はまず2種類に大別されます。


一つが症候性頭痛、もう一つが機能性頭痛です。


症候性頭痛とは、病気に伴って発生する頭痛のこと。


例えば、脳腫瘍では痛覚神経が存在する硬膜や太い血管の壁が刺激されることにより頭痛が発生することがあります。


他にも脳髄膜炎やクモ膜下出血、脳出血などでも頭痛が起こることがあります。


これらの頭痛は「症候性」という名前の通り、病気に付随して起こる頭痛なので、その大元の病気を治療することが、頭痛の解決策となります。


最も、上記のような病気は整体の領域ではなく病院の領域となるため、基本的には病院での処置を受けることとなります。



⑵機能性頭痛


整体の適応となるのが、もう一つの機能性頭痛です。


機能性頭痛は「片頭痛」「群発頭痛」「緊張型頭痛」に分けられます。



①片頭痛


痛みの発生頻度として、長時間続くようなものではなく、突発的に発生し、落ち着いたと思ったらまた痛くなる、というようなことが繰り返し起こるのが特徴です。


痛みの特徴は「拍動性」と言われ、心臓や脈の拍動のリズムに合わせたようにズキズキと痛みます。


頭痛の前兆として、目がチカチカする、というような症状が起こることもあります。


ひどくなると、吐き気や嘔吐を伴うことも。


原因は諸説ありますが、その一つとしては、まず何らかの理由で頭部の血流が不足し、その対応として血管内に血管拡張物質であるプロスタグランジンや、そのサポートをするブラジキニンが放出され、血管が急激に拡張されます。


プロスタグランジンやブラジキニンは発痛物質でもあるため、血管拡張と同時に痛みが発生します。



②群発頭痛


痛みの頻度は少ないですが、痛み方の特徴として、片側の目の奥をえぐるような激しい痛みが短期的に繰り返し発生します。


原因は未だはっきりしておらず、目の奥の太い血管が何らかの原因で炎症を起こし、それが頭痛につながっていると考えられています。



③緊張型頭痛


痛みの頻度が多く、痛み方としては締め付けるような痛みです。


慢性的なことが多いのも緊張型頭痛の特徴です。


原因としては、慢性的な筋肉の緊張・収縮による頭皮血管の圧迫と、それに伴う血流不足と言われています。



ここまで書いてきたように、症候性頭痛の場合は頭痛の原因となる大きな病気がはっきりしているため、整体ではなく病院で治療していくのが基本となります。


一方で機能性頭痛は病院でも対処が難しく、多くの場合が痛み止めをもらう事に留まります。


痛み止めは根本的な解決ではなく一時的な痛覚麻痺なので、服薬期間中に自然に治ってくれれば良いですが、治らなかった場合はさらに悪化してしまう可能性もあります。


⑶機能性頭痛への当院の施術方針


当院では、片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛ともに「頭部の血流不足」「自律神経の異常」と捉えています。


片頭痛に関しては、まず一度血流不足が起きてから、その後の異常な血管拡張の際に痛みが出るとされています。


であれば、まず最初の血流不足を解決すれば、その後の異常な血管拡張が起こることもなく、片頭痛が起こることもなくなると考えられます。


緊張型頭痛は原因が筋肉の緊張・収縮によって血管が圧迫され、血流不足によって起こるとされていますので、筋肉を緩めて血流不足を解消してあげれば原因がなくなります。


難しいのは群発頭痛ですが、何らかの理由で目の奥の血管に炎症が起きていることが理由と考えられていますので、血管内の炎症を引き起こす発痛物質を減らすことが解決につながると考えられます。


血管内の発痛物質としては、例えばブラジキニンやセロトニンが挙げられます。


ブラジキニンは血流不足に陥った血管を拡張させて血流を回復させようとするときに放出されるので、筋肉を緩めて血流を回復させてあげれば、放出量も減ると考えられます。


セロトニンは自律神経が不安定になったときに放出されるので、自律神経を調整し、放出量を減らしていくことによって、群発頭痛の痛みも引いていくと考えられます。


当院では「頭部の血流改善」「自律神経の調整」のために、筋膜の調整、神経-筋肉促通、頭蓋骨調整、内蔵調整、背骨調整などを行います。


頭痛改善の指標としては、肩の筋肉(僧帽筋)の圧痛、首の横(頸椎2番横突起)の圧痛、後頭部(後頭下筋群)の圧痛、鳩尾の圧痛を診ていきます。


この4か所を押しても痛くない状態になれば、頭痛は自然治癒力によって良くなっていくことがほとんどです。



EX1 気圧の変化による頭痛


梅雨の時期をはじめ、天気が悪くなると頭痛が出る、という方も多いと思います。


中には、「頭痛が出たから明日は雨」と天気予報ができてしまう方もいると聞きます。


ある意味便利かもしれませんが、やはり天気にかかわらず頭痛はない方が嬉しいですよね。


気圧の変化によって起こる頭痛は、片頭痛と緊張型頭痛が多いようです。


頭痛に限らず、気圧の急な変化によって様々な不調が起こるのは、自律神経が関係していると言われています。


なぜ、天気によって体調を崩してしまうのか?


それは耳の奥にある「内耳」という器官が正常に働いていないから。


この内耳が気圧の変化を捉えて、自律神経を調整しているのですが、何らかの理由で内耳の機能が落ちると、気圧の変化に対して過敏になり、天気によって体調を崩してしまう原因になります。


内耳の機能が落ちる原因の一つが、耳周りの血流不足です。


例えば、肩や首の筋肉が凝り固まって血管を圧迫してしまったら、耳周りを含む頭部全体の血流が悪くなってしまいます。


天気による頭痛の改善には、首肩の筋肉を緩めることが重要となります。



EX2 マスク着用による頭痛


マスクの長時間の着用によっても、頭痛が起こることがあります。


マスクによる頭痛の原因は、大きく分けて2つです。


一つ目は、酸素不足、および二酸化炭素の過剰摂取。


マスクをしていると、通常時よりも空気の通り道が狭くなり、外の酸素をうまく取り込めなくなるのと同時に、自分が吐き出した二酸化炭素がこもってしまい、もう一度体内に取り込むことになります。


酸欠による身体の怠さはもちろん、血中二酸化炭素濃度が増えると、血管は酸素をより多く流すために急激に拡張するので、片頭痛が起こりやすくなります。


2つ目は、耳が持続的に引っ張られることにより、耳周囲の頭蓋骨、特に側頭骨や顎関節がズレること。


頭蓋骨のズレが頭部の筋肉の緊張を引き起こし、緊張型頭痛が起こりやすくなると考えられます。


マスクによる頭痛が起きている場合、酸素濃度や二酸化炭素濃度を改善するために、当院では肋骨や横隔膜の動きを良くして呼吸をしやすくしていきます。


同時に自律神経調整と内臓調整によって肺機能そのものを上げ、酸素を取り込みやすく、二酸化炭素を排出しやすくしていきます。


また、頭蓋骨調整を行って耳周囲や頭部の筋肉の血流を良くし、緊張型頭痛の原因を取り除いていきます。



痛み止めは一時的な痛覚麻痺であって、根本的な解決にはならないと書きましたが、一時的な鎮痛として有用なのは間違いないでしょう。


ですがやはり、頭痛対策として痛み止めをずっと飲み続けることはオススメしません。


痛みをごまかしている間に首肩のコリによって頭部の血流不足が悪化したり、自律神経がさらに乱れてしまうことがあるからです。


しかし、痛み止めも使い方によってはとても便利なものであることも事実。


例えば、「明日の大事な会議の時だけ収まってくれれば良い」「大事な受験の時だけ集中できればとりあえずOK」のような場合には、心強い味方になります。


当院は医療機関であるM&Mクリニックと提携しており、オンライン診療によって自宅にいながら診察を受けたり、薬を自宅まで郵送してもらったりできます。


痛み止めの他にも、ダイエット薬、高濃度ビタミン剤や医療用アンチエイジング薬品、医療用スキンケア薬品、花粉症治療薬、性感染症治療薬、ピル、CBDオイル・グミ(合法大麻成分。依存症の緩和、鎮痛・抗炎症作用、高血圧の緩和、痙攣の緩和、食欲改善、不眠症、不安の緩和、中毒の緩和、緊張の緩和)などを、オンライン診療を通して医師に処方してもらえます。


お薬はご自宅へ郵送でのお届けとなります。


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