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おりたらあかん
2022年8月6日 21:58
著者はドイツ出身のユダヤ系ジャーナリスト。1994年に亡くなっており、この著作は1988年に出ている。反核運動の旗手としても有名でヒロシマ被爆を欧州に伝えた。また、ザルツブルクに「未来問題のための国際図書館」を設立するなど、未来の問題に向けてあらゆる可能性を模索する運動家でもあった。歴史的にみると啓蒙と抵抗は繰り返しながら支配者の権力をさらに強める結果をもたらしてきた。民主主義の礎とされるフ
2022年6月13日 23:04
この本に出会った時は「あたり!」って感じだったのを今でも覚えている。参議院選挙でまた「その場限りの虚構を演じる政治家たち」の熱弁を聞かされると思うと気が重いが、自由とか民主主義を考え直す機会とするならいい機会かもしれない。本著はこういった問題意識に存分に多くを示唆してくれている。著者は「勉強しない自由」を主張するある大学生の話を聞いて、反論できなかった教授の反応から、きっかけを得たという。
2022年3月30日 14:00
「凛とした」と聞くと、すぐに茨木のり子が浮かぶのだが、ここで取り上げられた国は韓国、ベトナム、フィリピン、スリランカの4カ国。韓国とベトナムはかかわりが深いのですぐにピンときたが、フィリピンとスリランカは意外だった。それだけ俺がまだアジアを知らないということの証左だ。ドイツ政治週刊誌「シュピーゲル」の元東京支局長であるヴィーラント・ワーグナー氏はこう言っている「昔の日本は前向きだった、今はあらゆ