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自分らしくって何!って思っていたけど…。

いらっしゃいませ。
発想屋オーナーの まさ と申します。こちらでは、
″「発想屋」という架空のお店のカウンターで、お客様がゆっくり好きな飲み物を飲みながら、雑談を通して悩み事などを解決していく″という設定で書いています。

その日によって、来店されるお客様のお悩みや雑談の内容は異なっていますので、興味のある雑談を読んでいただき、少しでもお役にたてればと思います。

まずは、本日のお客様のご紹介

みーさん (16歳)
中学校の社会担当の父(45歳)と専業主婦の母(44歳)の3人+愛犬のチワワ1匹と暮らしている。
地方の女子校に通う高校2年生。
小学校3年生からヒップホップやジャズダンスを習い始め、現在も週3で通っている。明るく友達も多いが自分自身に自信が持てないのが悩み。
趣味はカラオケ
一年中アイスのストックを欠かさないほどのアイス愛好家。

そんなみーさんは、自分自身に自信が持てないことから、学校でも自分の居場所がないのではないか、必要とされてないのではないか。と考え学校に行くことが苦痛となり始めていた。友達といても、どことなく楽しみきれていない自分。あげくのはてには、ちょっとしたことがキッカケでクラスの子からいじめのターゲットにされる始末。
いっそのこと学校を休学して好きなダンスを学ぶ時間にあてるか、退学して仕事を探すか。そんなことも考えるようになっていた。
そんななか、どうしたらよいかという迷いがあり、何かいい案がないかということでご来店。

※人物像は理解をしやすくする為の架空のものです

それでは本日の営業をはじめます。

【本日のお品がき】
1.自分らしくとわがままの違いって何
2.自分らしく生きてる人って
3.自分らしくあるためにする事・
なりたい自分へ

1.自分らしくとわがままの違いって何

みーさん
「ちょっと、まささん聞いてよ~。なんか最近特に思うんだけど、みんな″自分らしく″って言うけど、何自分らしくって?何がらしくて、何がらしくないかがわからないんだけど。」

まさ
「よくある、″自分らしく″とか″○○らしく″ってことね。確かによく聞く言葉だけど、要は自分に素直でいることだったり、人に譲れない信念を貫くことだと思ってるけどね。」

みーさん
「自分に素直なままだたら、″単なるわがまま″って思われちゃうんじゃないの?」

まさ
「場合によってはそうなる可能性もあるかもしれないけど、わがままって、自分勝手好き放題、人の迷惑省みずに自分のことを優先することだと思ってるから、相手の事を尊重してあげられればわがままにはならないと思うよ。」

みーさん
「自分に素直とか、人に譲れないない信念とか、よくわかんない。そんなこと考えるより、クラスの子にどう思われてるかとか、私のいないところで何て言われてるかとか、そっちの方ばっかり気になっちゃうし。」

まさ
「そーなっちゃうよねぇ。別にみーさんだから周りの目が気になってるわけじゃなくて、ほかの友達だってみーさんと同じように周りの目を気にしてる子も多いだろうし、大人だってそう、人と一緒にいる以上気になっちゃうのは自然なことだと思うよ。」

みーさん
「そーなのー。そんなようには思えないけど。だってこの前だって、仲のいいクラスの子数人でグループLINEで盛り上がった話をしてたし、今度はどんなYouTubeあげるか、とか何にも気にしてないようにしか思えないけどね。」

まさ
「まぁ、みんなといる時は余計にわかりにくいかもしれないけど、その子たちが家に帰ってから一人でいる時、ご飯食べてお風呂入って、好きなYouTube観て、さぁ寝ようかな。って思った時とか、ふとした瞬間、何気に人の目って意識しちゃうこともあると思うよ。」
「あの時の○○ちゃんのあの顔、なんか変な事言っちゃったからかなぁ。とか、一緒に帰るの断ったから明日から気まづくならないかなあ、とか。」
「ちょっとしたことでも敏感に思う人も実は多いと思うよ。」
「嫌われたくない、だから、みんなとおなじことをする。そうする事で仲間意識が強くなって、居場所を確保、で、安心。ってな感じで。」

みーさん
「そーかなー。」

まさ
「そしたら、みーさんが″自分らしく″って考える時ってどんな時。」

みーさん
「学校から帰るのに友達とバイバイして、1人になった時とか、お風呂に入ってぼ~っとしてる時とか、ベッドに入って寝る前とか。」

まさ
「その、ぼ~っとした時って、いろいろ考えちゃうよね。いい事でも悪い事でも。」
「そのぼ~っとした時に出てくる気持ちとか、考えとか感情ってのが、素直な自分。つまりそれが″自分らしくい自分の想いだと思うよ。」

みーさん
「それじゃ、クラスの子に何て言われてるかとか、どう思われてるかとか、それが自分らしい自分ってこと?」

まさ
「そうだと思うよ。でも、それが決して良いとか悪いとかじゃなくて、大事なのは、素直に思った事とか、考えた事、感情とか、それが″今の正直な自分=自分らしさ″として認めてあげることが大事なこと。そこを誤魔化そうとするから、自分に嘘つくことになって疲れちゃうワケ。」

みーさん
「それじゃ、クラスの子を気にしちゃうのが今の正直な自分。だから、それが自分らしい自分ってこと?」

まさ
「そうなるね。誰だって嫌われるのはイヤだし、気にしなくていい。って言われれば言われる程気にしちゃうもんだと思うし。あとは、そこからどう捉えて、どう動くかで違ってくるね。」

みーさん
「何が違ってくるの?」

まさ
「これからのみーさんの学校生活とか将来とかにも影響あるかもよ。」

みーさん
「えー何が違うの~。だって、学校生活も将来とかにも影響するってことは結構重要なことじゃない。」

まさ
「テストに出るから赤線引いておくように!ってレベルかな。」

みーさん
「赤ペン準備OK。」

2.自分らしく生きてる人って

まさ
自分らしく生きてる人=自分に素直であり、
正直に生きてる人

って自分に無理してないから、疲れにくかったり、自信がもちやすかったりする人が多い

自分に無理してないから余裕がもてる

余裕がもてるから、人にも手を差し伸べることが出来る

人に手を差し伸べることが出来るから、人からの助けを受けやすくなる


成功しやすくなる

みたいに、いい事が循環しやすくなるからなんだよね。」
「必ずしもいい結果になるとは限らないけど、あくまでなりやすい!って話。」

「例えるなら、みーさんが好きなダンスに打ち込む。好きでやってる事だから、周りに教えたりサポートする事が出来る。そうすると、みーさんからサポートを受けた人が、今度はみーさんに協力的になりやすくなる。そうなると今度はみーさんがやりたい事が出来やすい環境になるってこと。」

みーさん
「ダンスの時に教えたり、振り考えたりしてる。
それでいいって事?」

まさ
「そう考えると、みーさんは″自分らしく″いられてる、ってことになるね。」

みーさん
「そう考えると、そうかも。」
「でも、好きなダンスをクラスの子に教えてたら、よく思わない子にちょっと言われて、そこから何人の子たちから、無視されたり、嫌がらせ的なメールが送られてきたり、軽いいじめみたいのになっちゃった。だから、余計に周りの目が気になるし、居場所がわかんなくなっちゃってる。」

まさ
「そうだったんだ。辛かったね。話てくれてありがとう。今は大丈夫なの。」

みーさん
「今もまだあるけど、前ほどじゃなくなってるからマシかな。前はホント酷くて学校も行きたくなかったくらい。」
「でも親に話たら逆に怒られそうで話せないし、友達に話ても″気にしなくていいんじゃん″で終わりだし。」
「だったら、休学して好きなダンスがやれる場所探したり、学校辞めて働いて一人暮らしした方がラクかなぁって思ったり、いろいろ考えてた。」

まさ
「そうだったんだ。そこまでいろいろ考えてたんだね。」
「よく自分の声に耳を傾けられてたね。凄いよ。」

みーさん
「嫌でもいろいろ考えちゃうから。」
「でも、高校くらいは出といた方がいいのかなぁって。だって、学校の先生をやってる父親なのに、その娘が学校を辞めたってなったら、親も周りから何て言われるかわかんないし、私だってどうなるかわかんないし、とりあえずは卒業までは頑張ろうと思って。」

まさ
「みーさんは人の事を考えられる優しいところがいい所だね。人に優しいから、人のことが気になっちゃう。だから余計に人の目とか何を考えてるんだろう、って気になっちゃうんだろうね。」

みーさん
「学校に行けばクラスの子はいるし、家には家族がいるし、ダンス教室に行けばそこの人達がいるし。どこにいたって誰かはいるから。」
「だから、ダンスをやってる時と、飼ってるチワワと遊んでる時は何も考えないからラク。」

まさ
「誰だって一人じゃないからね。一人暮らししてたって、山で仙人みたいな暮らしをしない限りは衣食住で誰かとは関わるし、誰とも関わらないで暮らすのは無謀に近いからね。」
「しかも、そもそも人間が誕生して子孫を繁栄させていく為には、一人では不可能。だから、強いものは餌を捕り、作物を育てる人、道具を作る人、子育てをする人。それぞれの役割によって組織を成立させ、今に至ってるとする。」
「そう考えると、どこかしらの組織に属して生活していく必要がある。そしたら、その中で自分は何が得意で何が出来るのかを考えて組織に貢献する。ひとりひとがそうすることで適材適所、社会が回ってるってことだね。」

3.自分らしくあるためにする事・
なりたい自分へ

みーさん
「そしたら何をどうしていけばいいって事?」

まさ
「☆まずは今までやってきた自分の声に素直に耳を傾けることを続ける事。

☆その声を誰かに話したり、日記に書いたり、何かしらの言葉に表す事。(何でもいいから小さな成功体験を積み重ねていく事。)

☆みーさん自身が好きな事、得意とする事をノートなどにまとめる。(出来たら仲のいい友達や親にみーさんの得意な事を聞けると尚良。)
あとは、長所や短所も。

☆ヒトはヒト 自分は自分っと思って自分を信じて行動する事。

☆常に感謝の気持ちを忘れずにいる事
。」
「こんなとこかな。」

みーさん
「そんな事して何が変わるの?」

まさ
自分自身に素直でいられる➙前向きでいられる

自分の声に耳を傾け言葉にする➙心と頭の整理がつきやすい➙思考の断捨離

小さな成功体験を積む➙自信がつく

好きな事・得意な事➙適材適所➙自分の強み

長所や短所➙自己分析

誰かに聞く➙客観的視点

他人と比べない➙ブレない

感謝➙人間力が養える


「あとは、好きなダンスをとことんやって、好きを得意にして得意を最強の武器にするのもアリだとと思う。」
「そうなれば、ダンサーとしてだったり、振付師だったり、スクールの先生だったり、いろんな可能性がみえてくるからね。」

みーさん
「スクールの先生とかやって、子供たちに教えるのも面白そう。あとは、イベントだったり、ファッションとかいろいろ繋がるし。」

まさ
「そこまでいったらかっこいいよね。みーさんのスクールで、みーさんの立ち上げたオリジナルブランド、YouTubeとかイベントで大人気。」
「今のうちにサイン貰っておこっかなぁ。」

みーさん
「ダンスのこと考えてたら止まらないわ。」
「いろいろやってみたいし、英語もちゃんとやっておかないとヤバそう。」
「サインは考えとく。」

まさ
「英語も出来ると幅も広がるし、今は不仲の友達もいずれみーさんのこともちゃんと理解してくれるだろうし、もしかしたら好きなことをやってるみーさんへの嫉妬からかもしれないし。真意はわからないけどね。」
「とにかく、気にしても気にし過ぎない事。あとは、みーさんがやりたい事に向かって進んでいけばいいんじゃない。」
「周りの目を、気にして好きな事を出来ないより、周りを気にしないで自分の好きなことを思いっきりやれてた方が楽しくない。」

みーさん
「ダンスやってる方が楽しい。」

まさ
「しかも、今嫌な経験をしてる分、人の痛みも理解してあげられるし、人としての深さも深まってるだろうから、みーさんの魅力度が上がってるって思うのも一つだと、思うね。」
「考え方一つで、良くも悪くもなるなら、良くなれるように考える方が楽しいからね。」

みーさん
「魅力度と女子力どっちも上げたい。」

まさ
「上げたい。より、上げる。って言い切った方が効果的だよ。」

みーさん
「魅力度と女子力を上げる。」
「よし、やるぞ!」
「もぉ気にしない。気にしてらんない。
それより、イベントとか出来たら楽しそうだなぁ。」

「って、あぁもうこんな時間。」
「まささん、ありがとう。やれる事やってってみるね。」


「ちゃんと学校も行くし、友達とも上手くやれるから心配しなくていいからね~。」
「じゃ、また。」

まさ
「楽しい事思いついたら教えてね~。」
「では。」

「ありがとうございました。」

こうして、みーさんはワクワクした気分で足取り軽くお店を後にしていきました。

これにて本日の営業を終了させて頂きます。
ありがとうございました。

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