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読書メモ『サステイナブルに暮らしたい』
服部雄一郎さんと服部麻子さんの共著『サステイナブルに暮らしたい:地球とつながる自由な生き方』を読みました。
服部雄一郎さんと服部麻子さんのご夫妻が書いた、エッセイ集のような本。お二人とその子どもたちのこれまでの経緯と、高知県での自然に囲まれた自然に優しい生活について書かれています。本は食や仕事(作中では「なりわい」の言葉で表されている)、子育てなど、9つのテーマに分かれていて、それぞれの章で暮ら
読書メモ『なんで家族を続けるの』
内田也哉子さんと中野信子さんの対談本『なんで家族を続けるの』(文藝春秋・2021年発行)を読みました。
この本は、『週刊文春WOMAN』の創刊一周年記念イベントでの二人の対談と、その後の連続対談の内容が再現された本です。
本は内田也哉子さんの子ども時代や両親にまつわるプロローグから始まります。そして、それぞれ世間一般に認知されている「暖かい家庭」とはかけ離れた家族の中で生きてきた、二人の対談が始
『感じるオープンダイアローグ』読書メモ
精神科医・森川すいめいさんの『感じるオープンダイアローグ』を読みました。
「オープンダイアローグ」とは、フィンランド発祥の対話の方法です。
フィンランドの「ケロプダス」という精神科病院で、困難を抱えた人たちとの対話を始めたのがオープンダイアローグの始まりでした。
この本ではオープンダイアローグの方法や、オープンダイアローグが何をもたらすのかが書かれています。
本の内容のほとんどは著者の実体験
映画『PERFECT DAYS』感想:「今」に幸せがある
映画『PERFECT DAYS』を観てきた。
以下、ネタバレありの感想になります。
良い意味で複雑な余韻が残っている。
この映画に描かれる幸せの形は、私が想像し憧れてきた一般的な幸せとは、ずいぶん違っていた。
主人公は、役所広司さん演じる平山さん。
平山さんは、スカイツリー近辺という立地とは裏腹の、見るからにや安く古いアパートに一人暮らし。
彼は、渋谷区の公共トイレを掃除する仕事をしている。
思いがけずハマってしまった一昔前のラブ・コメディ:『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ1・2巻の感想
ここ最近読んで、思わずハマってしまった本、ヘレン・フィールディング著『ブリジット・ジョーンズの日記』と、その2巻目である『ブリジット・ジョーンズの日記:キレそうなわたしの12ヶ月』。
一昔前の、イギリスの大人の女性向けラブコメディー。私は観ていないけど、映画化もされた。
とても失礼ながら、「ちょっとバカらしい感じの本」を読みたいという気持ちで、このシリーズを読み始めた。
『ブリジット・ジョーン
2月の絵本鑑賞:『ユックリとジョジョニ』、『ゆきのひ』、『こびととくつや』
『ユックリとジョジョニ』荒井良二 作
ほるぷ出版 1991年 28cm
歌が上手なユックリと、踊りの上手なジョジョニが出会って、それだけのシンプルなお話なのだが、何だか良い雰囲気。
ただ一緒にいるだけで楽しい、世界が違ってくる、そんな空気が伝わる。
明るくてビビッドな絵が、二人のワクワクした気持ちをを表しているようで楽しい。
ユックリとジョジョニという言葉のチョイスも、穏やかなユックリと、元気一