オールタイムフェイバリットプロデューサー100

Gang Starrが1998年にリリースしたアルバム「Moment of Truth」の25周年を機に、DJ Premierについての話題がTwitter上で盛り上がりました。

プリモ話のこれまでのあらすじ。Gang Starrの名盤「Moment of Truth」が3/31にリリース25周年を迎え、Tracklibが「Above the Cloud」のサンプリング解説動画を出す→わたしが「DJ Premierベストワークスの一つだと思っているので嬉しい」とツイート→色々な人がプリモの話を始める→

— アボかど (@cplyosuke) April 2, 2023

→プレイリストにまとめる→現在に至るという感じです

— アボかど (@cplyosuke) April 2, 2023

プレイリストはこちら。随時更新しています。

今回のDJ Premierのように、好きなプロデューサーの話で盛り上がるのはヒップホップの醍醐味の一つです。Swizz BeatzとTimbalandによる名物企画「VERZUZ」も、初期はプロデューサー同士の戦いでした。私がビートメイカーにインタビューする際に「史上最高のビートメイカー」を聞くのも、この話題がヒップホップにとって大切なことだと思っているためです。

そこで今回、人に聞いてばかりではなく自分で「オールタムフェイバリットプロデューサー」を100組選びました。今回は「ヒップホップのプロデューサー」という縛りを設けています。大まかな地域ごとに分けて名前を載せ、何かしらの記事を書いたことのあるプロデューサーについてはそのリンクも貼りました。なお、地域は「出身」と「拠点」での判断が混在していますが、どちらがよりそのプロデューサーにとって重要な地かを考えた上で振り分けています。また、The Neptunesのようなチームは「チームとしてソロよりも好き」という場合はチームで、そうではない場合はソロで載せています。

選んだ100人のビートが聴けるプレイリストも制作したので、あわせて是非。ラッパーと違って名前が表に出づらいので、プレイリストの曲順はリストの順番と連動させています。

アトランタ

・ATL Jacob
・DJ Burn One
・DJ Toomp
・Drum Dummie
・Jermaine Dupri
・K.E. On The Track
・Lex Luger
・Lil Jon
・Metro Boomin
・Mike WiLL Made-It
・Mr. Collipark
・Organized Noize
・Pi'erre Bourne
・Polow Da Don
・Shawty Redd
・Southside
・TM88
・Zaytoven

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2018年おすすめアルバムVol. 42 ： G Herbo & Southside「Swervo」

2018年おすすめアルバムVol. 48 ： Zaytoven「Trapholizay」

生演奏っぽいフレーズが特徴。トラップの派生ジャンル「Plugg（プラグ）」とは？【サウンドパックとヒップホップ 第9回】

ベイ

・AmpLive
・Ant Banks
・DJ.Fresh
・DJ Shadow
・Droop-E
・Friendzone
・JT The Bigga Figga
・June
・Khayree
・L-Finguz
・The Mekanix
・P-Lo
・Paris
・Rick Rock
・Squadda B
・Traxamillion

2020年おすすめ新譜アルバムVol. 6 ：DJ. Fresh「The Tonite Show With Curren$y」

2019年おすすめ新譜アルバムVol. 44 ：Droop-E & Rich Rocka「Age of Aquarius: Information Age」

2018年おすすめアルバムVol. 27 ： June「Stressin' for a Blessin'」

おすすめ旧譜アルバムVol. 10 ：Khayree「The Blackalation (The World Is Yours)」

2018年おすすめアルバムVol. 39 ： The Mekanix「Restoration」

2015年おすすめアルバムVol. 31： Paris／Pistol Politics

西海岸

・The Alchemist
・Battlecat
・Daz Dillinger
・Dem Jointz
・DJ Khalil
・DJ Quik
・Dr. Dre
・Fingazz
・Hit-Boy
・Kenny Beats
・Mustard
・RonRonTheProducer
・Warren G

2015年おすすめアルバムVol. 27： Dr. Dre／Compton

【Late Youth, Fast Life】 Vol.2 サンプリング・ソースとしてだけではなく、隣接ジャンルとして他ジャンルに向き合う | TURN

西海岸を牽引する名プロデューサー Mustard のすべて | XXS Magazine

テキサス

・Beanz N Kornbread
・Mr. Lee
・Mr. Rogers
・N.O. Joe
・Pimp C
・Salih Williams
・Solo
・Trakksounds

おすすめ旧譜アルバムVol. 12 ：UGK「Underground Kingz」

テネシー

・BandPlay
・DJ Paul & Juicy J
・DJ Squeeky
・Drumma Boy
・Hitkidd
・Jazze Pha
・Tay Keith

おすすめ旧譜アルバムVol. 36 ：Tear Da Club Up Thugs「CrazyNDaLazDayz」

NY

・DJ Premier
・Havoc
・Pete Rock
・Q-Tip
・Sean C & LV
・Swizz Beatz

DMV

・K-Murdock
・Missy Elliott
・The Neptunes
・Nick Mira
・Nottz
・Timbaland

ミシガン

・Black Milk
・Chuck Inglish
・Helluva
・J Dilla
・Mr. Porter

「ヨレ」だけではないJ Dillaサウンド、その音色の多彩さが与えた影響【サウンドパックとヒップホップ 第6回】

dhrma インタビュー　エレクトロな要素を“歪んだ”ビートに昇華。独自のスタイルを持つビートメイカーが語る制作の楽しみ

フロリダ

・Cool & Dre
・Gorilla Tek
・J.U.S.T.I.C.E. League
・The Runners
・SpaceGhostPurrp

ルイジアナ

・Happy Perez
・KLC
・Mannie Fresh
・Mouse On Tha Track

東海岸

・Clams Casino（ニュージャージー）
・Just Blaze（ニュージャージー）

・Don Cannon（フィリー）
・Scott Storch（フィリー）

その他

・The Legendary Traxster（シカゴ）
・No ID（シカゴ）

・Cardo（ミネソタ）

・Big K.R.I.T.（ミシシッピ）

・Block Beattaz（アラバマ）

・Tavaras Jordan（ノースカロライナ）

・Jake One（シアトル）

・Noah "40" Shebib（カナダ）

2018年おすすめアルバムVol. 4 ： Payroll Giovanni & Cardo「Big Bossin, Vol. 2」

2017年おすすめアルバムVol. 55 ： Big K.R.I.T.／4eva Is A Mighty Long Time

5組に絞るとDJ Paul & Juicy J、DJ Quik、J Dilla、Mannie Fresh、Mr. Leeです。なお、以前ラッパー編も選んでいるので、あわせて是非。