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もやもやは視界を曇らせる、外に出そう。

私は1年前から、あるNPOの相談事業に関わっている。

何か思いがあるとき、もやもやがあるとき
外に出すことは一番効くと思う。
口にするのも、言葉として書くのも。
それは解決のためではなく、心のもやもやを取るためである。

もやもやは視界を悪くする、見えなくする。
何が解決なのかも、自分が何に悩まされているのかも
どうしたいのかも、どうしてほしいのかも
分からなくする。
深い暗い渦の中に、引きずり込む。

口に出すことは
自分の心をそのもやもやと距離を取ることである。
少し、離れて見ることである。

解決してほしい、早く苦しみから抜け出したい。
それは強い気持ちである。
しかし感情的な状態で、自分の感情が客観的に分からない状況で
行動しても根本的な解決方法が見つかるとは思えない。
まず、視界をはっきりさせることが重要である。
自分は今何に苦しんでいるのか。
どんな気持ちなのか。
これからどうしたいのか。どうしてほしいのか。

私自身、大学の学生相談室に2,3ヵ月通って話を聞いてもらっていた。
そのときに話を聞いてもらうことの大切さに気付いた。
解決にはならない。
それでも
言葉にして、人に、話を聞いてもらうことには
人を回復させる力がある。

いや、それは相談者自身の力である。
話を聞く相談員は実は特別なことをしていない。
相談員はもちろん知識や経験は持っているが、実際に回復しているのは相談者自身である。
自分の状況を客観視し、視界を晴れさせることができる。

聞いてくれる人がいる。一度この気持ちを自分の外に出した。
という事実が回復への、本当の解決への第一歩である。
そして相談した、話した、というのは結果的に自分を助ける行動になる。
自分のために助けを求める、というあなたの力である。

だから、もやもやしたときには
暗い深い渦に飲み込まれているなあ
と感じたときには
少しでいいから
口に出すか、文字で書くかしてみてね。

どんな気持ちも距離を置いてみると、見方が変わるよ。
みんな元々の視野は狭くて、だんだんと広げて楽になっていくんだと思うな。
あなたは無条件に大切な人だし、あなたの気持ちを聞いてくれる人はたくさんいるよ。

ここまで読んでくれてありがとう、
書くことで私のもやもやも可視化されて助かってます☺
また来ます~。

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