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勝手決算

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頼まれてもいないけど人様の企業の決算資料を勝手に読み込んで解説を試みるマガジンです。
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#決算

勝手決算:電通FY2020

勝手決算:電通FY2020

ビルを売るだなんだで、騒ぎになってましたが、売らざるを得ない感じなのかもしれないなーと、見ていて思いました。これは結構な問題なのかもなとも思います。ただ、部分部分で強い覚悟も感じるので、そのあたりは流石だなと思いますし、このままなし崩し的になることはないと信じています。

さて、ハイライトから

「調整後営業利益」では1200億ちかい高収益だった感じがありますが、いろんなものが「調整」されている怖

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勝手決算|OPEN HOUSE

勝手決算|OPEN HOUSE

オペンホウセとみずからディスるあたり、只者じゃないわけですが、センチュリー21の傘を借りて営業していたところから数年で、不動産バブルもあって時代の寵児に駆け上がった感じする。

ビジョンにこんな明確な数字が入る会社初めて見たわけですが、それはそれで名良会計な気もしていて、どこか入りにくい不動産業を1セット4000円的なスナックみたいにしている感じです。

売上1兆円に向けて、コロナ影響を追い風に変

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勝手決算|マクドナルド

勝手決算|マクドナルド

コロナでたしかにマクドナルドにいく頻度上がった。妻とダブルワークなので、あっという間に昼になり、あっという間に午後からMTG。というケースも多く、そんな時もモバイルオーダーしつつ、ピックアップしつつ、外気も吸う。外食産業の中でも距離が近くなったのは間違いない。

大絶好調。

KPIに顧客満足度もいれているあたりが面白い。

テンポあたり平均月商1600万ということは700円とかのセットが700と

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勝手決算|DeNA

勝手決算|DeNA

DeNAって一時のモメンタムは完全に失ったと思ってたけど、大間違いでやはり経営者のビジョンミッションバリューがきちんと見えているし、伝わっている(リクルートくらい、よくタイムラインに出てくる)からキチンと事業も成長しているんだな。

視座の話とか、永久ベンチャーみたいなマインドすごいいいですね。

ベンチャーなんだけど、流行りのフォントとか使わないで、きちんと株主に向き合おうとしている姿勢が出てま

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勝手決算|丸井グループ

勝手決算|丸井グループ

半端じゃないくらいサボっていたけど、丸井の決算がやっぱりおもしろいということで、適当な感じで再開しようかなと思う。

EPS(1株あたりどのくらい儲かってるか)はコロナのせいで減少、連結の営業利益も13%マイナス。小売りはダメダメ、金融はちょっとだけ微増。

という感じで、渋々でした。

でも後から出てますが、きちんと営業CF(キャッシュフロー):本業におけるキャッシュ獲得で84億くらいキチンと上

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勝手決算:ベクトル/広告業界の破壊者

勝手決算:ベクトル/広告業界の破壊者

知っているようで、よくわからない事業体の集合?ベクトルさんです。

どんなもんかなと思って株価推移調べてみました。

18-19年がピークで、20年にかけて持ち越していたものの、コロナでまた仕切り直しという感じでしょうか。

PR事業だけではなくファンド作ったり、自社メディアを開発したり、幅広い事業を展開しているイメージです。

四半期のサマリーです。営業利益以下はマイナスとなっています。

次の

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勝手決算:ニトリ/ニトリ史上最高のデスクチェアーで生産性5倍は確。

勝手決算:ニトリ/ニトリ史上最高のデスクチェアーで生産性5倍は確。

コロナのお陰ですっかりニトラーになってしまいました。

店舗も主要な駅の駅近には存在しますが、「ニトリネット」が便利です。楽天は目当ての商品が適正かどうか判断しにくく(商品点数が多い)、IKEAは日本仕様の家には合わない。無印はムジラーとしては最高だが、ややコストに難があるのと、成人男子には可愛すぎる仕様になっている。適正価格、特にデザイン性は追わない、輸送レベルの高さ。ニトリ最高です。

在宅で

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勝手決算:朝日放送/在阪放送局の雄の決算とはどのようなものか。

勝手決算:朝日放送/在阪放送局の雄の決算とはどのようなものか。

放送局の決算もアドマンとしてはチェックしておきたいところです。

DLEの株価爆上げ(アメリカ版のtiktokの日本参画のサポート、出資で一時爆上げ)の一件で、ふとABCが放送事業から色々展開し始めたのは結局どのくらいの事業になっているんだろうか。と思い立ち決算資料を見てみました。

連結のサマリーは上記になります。

売上が830億/営業利益33億円です。キー局が大体3000億円規模なので、そん

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勝手決算:サニーサイドアップ/世界一美味しい朝食を提供している会社。

勝手決算:サニーサイドアップ/世界一美味しい朝食を提供している会社。

知っているようでよくわからない会社サニーサイドアップの決算を見てみました。株主へのコミュニケーションも重要な要素ではありますが、株主ではない一般事業者、消費者の大まかなが事業理解にも決算資料は有用なので、非常に助かります。

20Q2の決算が最新のようで、その資料を確認します。

全体の概要が上記になっており、売上、営業利益、経常あらゆる指標で120%超級で成長しており、好調のようです。

セグメ

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勝手決算:AOI TYOホールディングス/制作会社業界2位のコロナ影響は如何に。

勝手決算:AOI TYOホールディングス/制作会社業界2位のコロナ影響は如何に。

16年だか17年だかにAOIとTYOの合併が報じられました。(CM制作業界2位と3位がくっついた)その時、業界はそれなりに盛り上がったわけですが、その後どういう決算状況なのか。今回は直近の決算資料をベースに確認していこうと思います。

入りからクソおしゃれで驚きました笑

これは決算資料だよね?という背景設定です。

株主や関係者に対し、デザインで応えようとする姿勢は非常に好感が持てます。

ハイ

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勝手決算:UZABASE/意識の権化newspicks運営会社の決算状況とは!

勝手決算:UZABASE/意識の権化newspicks運営会社の決算状況とは!

こんばんは。

今日はnewspicks運営会社のUZABASEのIR資料を見ていこうと思います。

まず見てもらえればわかりますが、「デザインが圧倒的にイケてる」のです。snowpeakもカッコいいですが、UZABASEもなかなかイケてる決算説明資料になっており、投資家、株主としっかりコミュニケーションを取っていこうという意思を感じます。すごい好感もてます。

20Q1の決算です。

サービスと

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勝手決算:リクルート/IRコミュニケーションというものを考えざるを得ない。

勝手決算:リクルート/IRコミュニケーションというものを考えざるを得ない。

今日は先日発表されたリクルートの決算を解説していければと思います。就職活動の際に第一志望でしたが、時を経てどう企業体が変わっているのか、ちょっと気になります。あの頃OB訪問をした社員さんはもうきっと、とっくのとうにやめていると思うけど、決算から読み解けることをみていきます。

まず、リクルートともあろう一大企業が「IRコミュニケーション」をやや疎かにしていることが気になりました…。たしかに「必要」

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勝手決算:ゴールドウィン/ノースフェイス絶好調!の中、コロナ影響は如何程か。

勝手決算:ゴールドウィン/ノースフェイス絶好調!の中、コロナ影響は如何程か。

今日はゴールドウィンです。

目を付け始めたのはTHE NORTH FACEブランドがやたらコラボを飛ばしまくり、そのすべてにプレミアがつき始めた少し前です。ファッション誌でも街中でも同ブランドのダウンを着ている人が街に溢れていました。

通期決算ですが、10期連続増収、12期連続増益(かつ最高益)という絶好調ぶりです。株価もうなずけます。

まさに右肩上がり。最強ですね。それは原宿に店3連続で構

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