広々区画

野菜づくりを始めようと思ったら。市民農園、貸し農園、体験農園の選び方in藤沢

野菜づくりの初心者の方が、

貸し農園や市民農園、体験農園を利用する際にどのような観点で選ぶと良いのか

をまとめました。

藤沢市の農園の情報を載せていますが、選び方はどこの地域でも通づるのではないかと思いますので、ご参考いただければ幸いです!

まずは、ざっくりいろんな農園を並べてみました

まずは、インターネット上で「藤沢市 貸し農園」や「藤沢市 市民農園」、「藤沢市 レンタル 畑」などといったキーワードで調べ、見つかったサービスを載せてまとめてみました。(2020年2月2日時点の情報)

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参考としたサービスのURLは一番下に並べております。
(もし、「藤沢市だとここもあるよ」とありましたら、ご連絡ください!追記いたします。)

まず、見ていただくと分かるように、

広さや値段、指導有り無しなど、畑によって様々です。
(値段、年額・月額とごちゃごちゃしていて申し訳ないです。)

藤沢付近にお住いの方は、当農園をお使いいただくのが一番嬉しいのですが、その他の農園も紹介しました。

それぞれのサービスにはそれぞれの良さがあり、始めようと思った方の生活にあったサービスをお選びいただくのが良いのですが、初めての方にとってどういった観点で選ぶと後悔がないのかを少しまとめてみます。

例として当園のサービス紹介を載せていますので、考える際の基準にしてくだされば幸いです。

●畑の場所について


「野菜を育てよう!」となった時まずはどこでやるかを考えると思います。

ポイントは「頻度」

頻度多く行くなら家から近いところをお勧めします。何度も行くとなると往復が積み重なり長い距離だと大変です。毎日畑の様子を見たいようでしたら歩きや自転車で通える範囲をお勧めします。

週に一回週末に出向く、月に数度、といった程度になると、多少遠くても逆にそれが気分の転換になり、いいかもしれません。

コトモファームには他の市や、東京などからも通う方もいらっしゃいます。

川崎市から1時間かけて通っている方の声、
「家のそばに畑があると良いという考え方もあるけれど、離れるからこそ自分が見る環境が変わるということもありますね。ただ生活圏から2時間かけるのは遠いですから、ここは遠すぎず近すぎずという程良い距離にあるということもありますね。」
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「そもそもどのくらいの頻度で通う必要があるの?」

と思われたかもしれません。

例えばコトモファームのサービスでは、

「一人で」「7坪の畑で」「年間20種の野菜を育てる」といった条件で、手入れに「月に8時間」程度といった農法を指導していますので、週2時間、月4回ほど来て頂くことを勧めています。

20種のイメージ
春・夏
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 秋・冬

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水やりはいらないの?​​

そうはいっても「水やりはいるのでは?」と思われているかもしれません。
土が良い状態の露地の畑だと水やりは基本的に必要ありません。また、水やりをしなくても野菜が育つ農法をコトモファームでは指導しています。

水やり不要というお客様の声、
「水やりも基本的にはいらないし、草をすべて抜く必要もない。来られない週があっても大丈夫。初めてでも道具も種もあるし、教えてもらえるし。友達との交流のきっかけにもなりますね。収穫したからみんなで食べようよって。楽しいし健康にもいいし環境にもいいし、是非チャレンジして楽しんでほしいですね。仲間が増えてほしいです。」
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●区画の面積について

次にどのくらいの面積の畑で野菜を育てるか考えると思います。

ポイントは「時間×人数」

値段が変わらなければ、広ければ広いほどいいという方もいらっしゃると思います。しかし、広すぎると手が回らなかったり、野菜採れすぎても食べられないということがあるかもしれません。

そもそも、広さを言われてもイメージがつかないという方もいらっしゃるかも知れません。

例えばコトモファームの畑の広さは1区画7坪、22㎡相当になります。
 
下の写真の広さになります。(写真だと分かりづらいですね)

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この広さだと、一人の方が月に8時間(週1〜2時間)程度で、年間20種ほどの野菜を育てることができます。一つの基準にしてもらえると幸いです。

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(トラクターや農薬などを使用する方法だと時間が変わってきますが、こちらはコトモファームで学べる有機農法や自然農法で行うことを前提にした時間になります)
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複数人で野菜づくりを行う方だと、時間はその分減ると思います。

ちなみにコトモファームのサービスは複数人で利用してもOKです。2家族で来られている方や3世代で来られている方もいらっしゃいます。一人にしては、ちょっと広いなと思われた方には、手のかからないやり方もご案内できます。

また、ご高齢のお母様を連れてきたというお客様の声も、

「母親が90歳で、一昨年前に来てくれて。もともと農家で、連れてきたらものすごく喜んで大豆を収穫したり。スイッチが入ったみたいに、お芋もどんどん収穫してくれて。いまだに電話したら何を植えてるかとか聞いてきますね。懐かしかったんでしょうね。」
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●指導について


この記事は野菜づくり初心者の方に向けているものなので、指導はあったほうが良いのかなと思います。

一般的な市で募集している農園には指導員はおりません。我々もそうなのですが、会社が行っているサービスだと指導がついていることが多いです。

ポイントは「誰が教えているか」と「教えてくれる人が畑にどの程度いるのか」

一言に「指導付き」と言っても、どんな人が、どのくらい滞在しているかは様々です。その点も選ぶ際に気にかけると良いと思います。

例えば、コトモファームでは

農家資格を持ったスタッフが

畑に週5日以上滞在

しております。

また、当園の代表は、学研の「野菜だより」などでも取り上げられたり、農業大学校の「有機農業特別講義」でゲスト講師をしています。(「農林水産大臣奨励賞受賞(第31回人間力大賞・2017年)」も受賞)

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その代表が毎週日曜日に野菜づくり講習を開き、さらに各区画を巡るので個別に質問等にお答えします。

日曜講習の様子
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また、水曜と木曜を除きスタッフが常住していますので、日曜日に来られないという方も安心です。

●栽培方法について


「よし、野菜を作ろう」と考えた時、栽培方法も考えるのではないでしょうか。

ポイントは「農法」と「育てるものを選べるか」

農法は大きく分けて、慣行農法と言われる農薬や化学肥料を使用する方法と、それらを使用せず有機肥料を使用する方法(有機農法)、また有機肥料さえ外から持ち込まずに行う方法(自然農法)があります。

市の行う農園などは農薬や化学肥料を使用する方法で畑をやる方が多いようです。

農薬や化学肥料を使用せずに野菜を育てたいのでしたら、周りもそういった育て方をしている農園をお勧めします。

コトモファームでは、農薬や化学肥料を使用しない方法で野菜を育ており、有機肥料を使用する方法(有機農法)か、肥料を外から持ち込まずに行う方法(自然農法)かを選ぶこともできます。

周りと自分のやりたい育て方が違い、別の農園からコトモファームに移られた方の声、

「周りは肥料を与えるのが当たり前で。必ず肥料入れるし石灰もまくし。除草剤は共同のところなので使わないんだけど、私のやりたいやり方とは違って。 あと3年に一回場所を変えるところだったんです。私は肥料も何もやらずにやってたんですけど、土を作れないですよね。あと種を蒔いた時とか水をやってたんですよ。コトモファームでは、水を撒かなくてもよくて楽だし、それで育つんだって驚きでした。」
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また、サービスによっては栽培する野菜が決まっているところがありますので、いろいろと自分で好きに育てたいという方は、自由の利くところをお勧めします。

その点でいうと、コトモファームは選べますし、市民農園などは自由がききます。

●道具の貸出、種・苗について


では畑を始めるとなった時、道具が必要になります。

畑によって、道具の貸出があるところ、ないところがあります。

道具の持ち運びをするのは、特にバスなどで農園に通う場合は大変だと思います。また、車の場合や家の近くの場合でも泥が気になるようだと道具は畑に置いておきたいものだと思います。

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コトモファームでは一通りの道具が揃っているため、手ぶらでくることができます。

また、次に種や苗を手に入れる必要が出ます。

種なら持ち運びも楽なのですが、市販の種はバラ売りなどはしていないため、家庭菜園といった広さだと種が余ってもったいないということも。

こんな声も、

「種を買っても結構無駄になっちゃうじゃないですか。前に借りていたところが同じくらいの大きさだったんですけど、種一袋買っても余っちゃう。結構無駄になっちゃうから。」
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コトモファームは野菜の育てる時期に沿って年間20種程度の野菜の種や苗を用意しています。

さらに、珍しい点として、固定種や伝統野菜の種も用意しています。

一般的な野菜は育てて種を取っても、次その種をまいて育てることはできないのですが、固定種と言われる種は種取りができます。

種を取って、次にまたつなげていくことにハマったお客さんもいます。

「最初はそこまで興味があったわけじゃなくて、コトモファームに入ってから興味が出ました。固定種のことをここに入って初めて知りました。ほとんどがF1なんだなって。そういうなんかね、今までは全く知らなかった世界が知れて。最初は本当、収穫ができればいいと思ってたんですけど、だんだんやってると収穫よりも、育ててて、それがさらに種っていうものでつながるのが面白そうだなと思って、その種でまた育ったら面白いなって思って、そしたら本当にできた!みたいな感じですね。」
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種取り用に畑においているオクラの写真

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​​

●価格について


以上のように、畑の近さや広さ、指導の有無、道具など、そういった点を勘案して、それならここかな、というところを選んでください。

コトモファームのサービスなど体験農園は

「野菜を購入する代わりに利用する」と考えると多少値が張ると感じるかもしれません。

しかし、体験農園は、おいしい野菜が手に入るだけではありません。

フィットネスになり、癒しになり、子供の情操教育になり、
好奇心が生まれる場所であり、家族や友達との憩いの場所であり、
自分で食べるものを育てられるんだという自信になり、、、、

畑での体験は格別です!良い選択を!

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●最後に畑をやってみた後について


貸し農園や市民農園、体験農園で畑を始めようとする理由が、その先、移住を考えていたり、農業を仕事にしたり、そういったことである人もいるかもしれません。

コトモファームでは、そういった方も全力でサポートします。
農業分野で起業や転職、半農半Xの生き方などを考えている方に向け、上級者コースも用意しています。

農ある暮らしを実現?コトモファーム上級者コース

これまでも、コトモファームで野菜栽培を学ばれ移住した方、農家になった方もいらっしゃいます。

よろしければ、そういった方たちのインタビューをご覧ください。

山梨へ移住し、農家になった方

初めはお客さんとして、その後スタッフになり、ついには長野へ移住した方

定年退職後、コトモファーム上級者コースを受講し、その後農家になった方

参考URL
コトモファーム湘南藤沢 http://www.eto-na-en.com/cotomo-farm/index.html
シェア畑 湘南藤沢 https://www.sharebatake.com/farms/shonanfujisawa
シェア畑 藤沢長後 https://www.sharebatake.com/farms/fujisawachougo
ブルームファーム http://www.bloomfarm.info
さくら農園 http://www.shonanhomes.net/farm.html
市民農園  https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouen/kyoiku/leisure/koen/noen0201.html
藤沢ふぁーむ831 https://fujisawafarm831831.wixsite.com/mysite/blank
そうてつスローライフガーデン藤沢用田 https://cdn.sotetsu.co.jp/archives/news_release/pdf/190701_02.pdf
いきいき農園 https://shimin-nouen.jimdo.com/ご利用案内/市民農園/
遠藤ふれあい農園 https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/nousui/shigoto/nogyo/nochi/endo.html
フィールドゆう http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouhou/khf120310/sisei16.html

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