Yasuki Konishi

5世代先の子供たちが安心して暮らせる持続可能な社会を創るをテーマに、ニュージーランドの…

Yasuki Konishi

5世代先の子供たちが安心して暮らせる持続可能な社会を創るをテーマに、ニュージーランドのオークランド・大阪は能勢町で活動中。生態系の循環を見守る共生を農から始めるプロジェクトを開始。ニュージーランドの原生林を守るプロジェクトから生まれたマヌカハニーの輸入も行っています。

マガジン

  • 一期一会のこの一冊

    色んな書籍と出会うなかで、ふと感じた色んなことを紹介。 書評というよりも、その書籍を通じて何を感じたかをお伝えします。

  • 共生の杜プロジェクト

    能勢の某所で始まった里山再生プロジェクト。 自然との共生、人のコミュニティとしての共生をテーマに、Physical Health, Mental Health, Social Health, Earth Healthの調和を求めていく生態系を守りながら農を進めるプロジェクト。

  • Coあきないラボ 地域を支える顔の見えるビジネスを

    地域のコミュニティーとしてのハブとして、顔の見えるビジネスの事例やノウハウを紹介します。

  • Eco Catalyst

    ニュージーランドで活動している環境への取り組から、日本での里山活動がSDGsの課題を解決するという取り組みまで、生態系を含めたご案内をしていきます。

  • ふらっとニュージーランド

    ニュージーランドでのちょっとした日常をご紹介。

最近の記事

  • 固定された記事

何かがおかしくなっている中で

世界中で自然災害が発生し、 人の地球環境への向き合う意識が変わってきているのに 災害は次々とやってくる。 そして、昨年からCovid-19 というコロナウィルスが世界中で蔓延し、 とうとうニュージーランドへの自由な往来は出来なくなってきた。 これから日本は、世界は、そして私たちはどうなっていくのだろう? そんな不安と共に家族の病と重なり、 全ての活動を見直すことにした。 「こたえ」は森の中にある 森を守るための狩猟を始め、 生態系循環の中で作物

    • 「ボーダー」から見る日本の社会を支えてくれる外国人労働者

      色んな国の人たちに支えられる日本 30年近く前にの卒業論文は、外国人労働者のコミュニケーションと適応に関するものでした。働いている外国人にストレスがかかっていないか、その原因はコミュニケーションギャップにあるのではないかというもの。 経営情報学部らしからぬテーマなのですが、社会構造をシステムで捉えるという当時の助教授に師事していたのでこのテーマに。 そして、当時からこの外国人研修制度の危険性をある会社の社長から延々と聞かされました。 静岡にいてたのでこの問題は常にあるあるなん

      • 誤作動する脳

        義父がレビー小体型認知症という症状であることを知り、さらにADHDという発達障害の一つと組み合わさっていたと。どうとらえればいいのかわかりませんでした。幻覚が見えたりするまだまだ認知されていない症状。 (その時の経緯はこちら https://note.com/cony/n/n45c4850ae0e6) あの俳優、ロビン・ウィリアムズさんもレビー小体型認知症だったと言われています。 義父の場合は、レビー小体認知症だけでなく、ADHDもあった為に薬の調整が出来ませんでした。 先

        • レビー小体型認知症とADHD

          義父が2020年の5月レビー小体型認知症と診断されました。 コロナ禍でずっと入院をして面会できない日々が続き、昨年2021年8月に他界しました。 義母の看病と義父の夜中徘徊に心身とも疲れ果てている時、某大学の認知症の権威であるDrがきっちりしてあげるから任せとき!という言葉に甘えてしまい、このレビー小体型認知症が何なのかもわからず任せてしまい、不本意な結果になりました。 そんな流れを回想してみます。 認知症との闘い義父は、背骨が曲がる症状に困り、プレートを入れて背筋を戻す

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        何かがおかしくなっている中で

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        • 一期一会のこの一冊
          6本
        • 共生の杜プロジェクト
          12本
        • Coあきないラボ 地域を支える顔の見えるビジネスを
          13本
        • Eco Catalyst
          10本
        • ふらっとニュージーランド
          10本

        記事

          服従させる日本の悪癖 従順さのどこがいけなのか 将基面貴巳

          昨年末、能勢の農園を辞めることになりました。 やりたい活動が出来ないだけでなく、色々と邪魔が入り、一緒に活動するメンバーにも影響してきたためです。 何で人を押さえつけることを言ってくるんだ? この1年、ずっと感じていた疑問でした。 また振り返りと一緒にこの辺りは詳しく紹介していきたいと思います。 この紐解きこそが、これからの一歩に必要なことだと思われます。 昨年、これ以上農活動を続けられないな、と感じた時に出会ったのが、 ニュージーランドのオタゴ大学で政治歴史学を教えてお

          服従させる日本の悪癖 従順さのどこがいけなのか 将基面貴巳

          豊かに最期を迎えるルール Die with Zero

          自分がどういう最期を迎えれば幸せになるだろう?と考えていた時に、紹介していただきました Die with Zero  人生が豊かになりすぐり究極のルール、ですと。 義父が昨年他界。 コロナ禍で1年半ずっと入院していたので家族とも会えない中でした。 自分が最期を迎える時、どんな最期を迎えたいのか?を考えるようになりました。 人生の最期を考えた時に、どうやって生きていこうかという選択になります。 幸せに過ごすということが人生の目的であれば、それ以外は全て手段。 その手段として

          豊かに最期を迎えるルール Die with Zero

          命の閉じ方を見つめることで、今をしっかり生きていく

          佐々涼子さんの「エンド・オブ・ライフ」日経新聞のコラムにニュージーランドの仲間のことが紹介されていた。 まぁ、この人本当に不思議な人で、いい人が集まってくるんだよね。 そのコラムを書かれていたのが佐々さん。 著書について聞いてみると「エンド・オブ・ライフ」というタイトルが飛び込んでくる。 あっ、私のライフワークじゃないか、これ? 「エンド・オブ・ライフ」は在宅医療に関わっていた看護師さんの最期に寄り添いながら、色んな方々のエピソードを。そして、ご自身のお母さまとの関わりを書

          命の閉じ方を見つめることで、今をしっかり生きていく

          誰もがライターの資格を持っている

          佐藤友美さんの「書く仕事がしたい」ライターではない自分がこの本を手にしたのは、佐藤友美さんと一度お会いし、ライターさんはどんな視点で仕事に取り組んでいるのだろう?と以前から気になっていたからでした。 気さくに話をしていただいた反面、読ませていただいた著書には熱いものがありました。 ライター佐藤友美さんは、どうなれば出来るのだろう?という純粋な興味から手にしました。 「夢組」と「叶え組」桜橋直子さんの『世界は「夢組」と「叶え組」で出来ている』 というやりたいことを持っている「

          誰もがライターの資格を持っている

          無責任な飼い主のツケを農家が払う

          すくすくと育ってきた黒豆の苗が、ウサギに食べられ壊滅しました。 ただ今、ウサギを捕獲する檻を準備しています。 近所でウサギを飼育している方の家から脱走したそうです。 ウサギによる農作物被害2017年の統計で日本でもウサギによる被害は6200万円あったそうです。おそらく統計には出ていない数字もあるはずなので、実態はもっと大きい数字でしょう。大部分は日本に昔からいるノウサギによるものです。 実は、ニュージーランドで作っていた大豆もウサギに全滅に追い込まれました。ニュージーランド

          無責任な飼い主のツケを農家が払う

          「チーム農業」という考え方

          農家は一人で何でもやらないといけません。 あまりにもやることが多いために、多くの人が挫折していきます。 今、農業承継が上手くいかない、という話を多く聞きます。 食料自給率が年々減少している中で、事業承継がスムーズに進まなければ自給率はもっと大きく落ち込むでしょう。 実際、私が農業に関わる中で課題として感じるポイントは3つ。 ・全てを少数で行う労力の負担 ・収益性の悪さ ・収穫被害の多さ 今回は、この1つ目、全てを少数で行う労力の負担について考え

          「チーム農業」という考え方

          農家として根を張っていくには?

          ・田んぼをやらないか?罠をかけさせていただいた後に、 田んぼをやらないか?とお話をいただきました。 約5反(1500坪)の田んぼです。 例年、鹿に田んぼを荒らされ、年齢的にも続けていくのは大変だからと。 (私達よりも体力ある方なのですけどねー。) 9月より狩猟だけでなく、生態系循環サイクルに沿った野菜作りを学んでおりました。 その畑をする場所を探していたので、とても有難いお話。 すぐに引き受けさせていただきました。 ただ、ニュージーランドで腐植土や酵素水を使っ

          農家として根を張っていくには?

          次世代に繋がる農業を考える

          突然農業をやることになった二人で、 これからの農業についてのトーク。 私は狩猟をやる準備をしていたら、田んぼを引き継ぐことになり、 お相手さんは、急にお父様がお亡くなりになり相続。 農業を引き継ぐことと、 将来のいつかは手渡すことを踏まえて、 これからの農業のあり方について話をしていました。 **農業は一人だけではやっていけない** 突然やることになると色んな方から教わらないといけません。 その中には疑問に思うことも一杯あります。 それでもまずは学んで

          次世代に繋がる農業を考える

          マヌカハニーの取り扱いをした理由

          最近はすっかり日本での生活になっていますが、1年前までは毎月オークランドと大阪を往復していました。 それが10年以上も続いていたんです。 このコロナ禍前は、ニュージーランドの環境問題に取り組んでいました。 知られていませんが、ニュージーランドは意外と環境汚染のある国です。 工業汚染ではなく農業(酪農)による汚染なのですが。 牛の糞がガス化したまま土から川に流れ、海を汚していく。 マオリの仲間が、昔は川で泳げたのに、今では全くできなくなったと嘆いていました。 その解決策として

          マヌカハニーの取り扱いをした理由

          狩猟免許を取る先に

          狩猟をするには免許が必要です。 罠、銃、網の3つの カテゴリーがあります。 私が取ったのはワナ猟と銃。 9月の半ばに筆記と実技の試験がありました。 コロナ禍なので通常の受験数を半分に絞っているということで、申し込み解禁のタイミングで書類提出しました。 7月末に申し込みにいき、勉強する冊子を渡されます。 未経験の私にはとても高いハードル。 事前講習もあり、ちょっとお金かかりますが、これを受けるとほぼ間違いなく通ります。 各自治体の猟友会さんが窓口に

          狩猟免許を取る先に

          ジビエを食べたことありますか?

          ジビエ肉ってご存知ですか? ジビエは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語です。 実は、この狩猟の前にその友達からロースト鹿肉や他の鹿肉料理をいただいたことがあります。 鹿肉はカロリー低いのに高たんぱくの赤身肉。 これがなぜ出回らないのかが不思議でなりませんでした。 原因は、 「鹿」のイメージと猟師の捕獲の技術と高齢化の問題です。 鹿は色んなお酒の名前にもあるように高貴なイメージがあります。 奈良の鹿のイメージも強く、それを食べるには抵抗

          ジビエを食べたことありますか?

          命をいただいていることを感じ取る

          昨年の夏に友達の誘いに狩猟の現場を見に行かせてもらうことになりました。 猪と鹿が1頭ずつかかっている2つの現場へ。 山に入り、それぞれに止めをさす。 はじめて見る現場だけど、 ニュージーランドでは解体現場に何度か行ったことあるので、 あまりショックはない。 お腹に氷を詰めて、解体作業所へ移動。 そこで皮をはぎ、お肉を分けていく。 お店で売っている、ロースやバラ、もも、などの部位に分けていく作業。 そこは初めて経験をさせていただきました。 何かを命をい

          命をいただいていることを感じ取る